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Vol.2 英語スキル向上がもたらすもの

図1: 年収層別「英語でできる」と回答した割合

年収層別の英語力を調べると…

グローバル化が進む現代のビジネスシーンでは、英語力は個人の能力を測るモノサシのひとつとなっており、企業の人材採用においても重要な評価項目となっている。そこでdodaエグゼクティブ編集部では、若手から中堅のビジネスパーソンが実際のビジネスにおいて発揮している英語力がどのようなレベルのものか、また英語と年収に関連はあるのかについて調査を行った。

具体的には、22歳から34歳のビジネスパーソンに対し、ビジネスシーンにおいて英語での「メールのやり取り」「会話(意思疎通)」「プレゼン・ディスカッション」ができるかどうかアンケートを行い、その回答を年収層別に比較した。(図1)

その結果、「メールのやり取り」「会話(意思疎通)」「プレゼン・ディスカッション」どのスキルにおいても、年収が高い層になるほど「できる」という回答が増えていく傾向があった。またどのスキルにおいても、年収600~700万円未満層と年収700万円以上層の間の差がもっとも開いていた。

グローバルで通用する=自分の価値をより高める

調査結果からは、年収が高い層ほど英語スキルが高くなるという傾向と、エグゼクティブ層と考えられる年収700万円以上の層で、それ以下の層よりいちだんと英語スキルが高まるという傾向が見いだせた。

この結果は、単に「英語力が高くなると年収が高くなる」ということではなく、ビジネスパーソンとしてのステージが上がるにつれ英語を使う仕事に携わる機会が増えた結果であるとも捉えられる。特にエグゼクティブ層ともなると、英語でのプレゼン・ディスカッションを任せられることも増えるだろう。そのようなグローバルな現場経験の差が、この結果につながっているのではないだろうか。

逆に言えば、そのような成長の場を自ら求め切り開くことがビジネスパーソンとしての価値を高めることにつながるということである。

経験は自らを育てより高みへと導いてくれる。この調査結果はそれを示唆しているのではないだろうか。

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