エグゼクティブ転職トップ > 年収1000万円以上の求人と非公開求人 > エグゼクティブ採用のトレンドと背景 第2回
シェアする
このエントリーをはてなブックマークに追加

「コラム」エグゼクティブ採用のトレンドと背景

Theme英語力

2014.3.17更新

えっ!? TOEIC®テスト600点でも大丈夫? エグゼクティブに求められる英語力

ビジネスのグローバル化に伴い、英語ができる人材を求める企業の声は尽きない。震災の影響もひと段落し、日本独特のマーケット(高齢化、高齢化+富裕層、中小企業)を商機と捕える外資系企業、更なる商機を求め海外進出を加速する日系企業――。日系企業に関して言えば、重厚長大系ではなく、意外にもIT系の海外進出がさかんだ。そんな状況下において、「ましてエグゼクティブであれば、ネイティブ並みの英語力がないといけない」と考える人は多いかもしれない。だが実際に企業が求める英語力は、それほど高くない。その理由を解説する。

英語ができるだけでは意味がない。大事なのは世界中で活かせるコアスキル。

「年収800万円以上のエグゼクティブに求められる英語力」といっても、結論から言えば、文法的には多少間違っていても、意味が通じれば十分なレベルのことが多い。ネイティブ並みの発音でなくても、身ぶり手ぶりを使って伝えようとする姿勢があれば問題ない。ちょっと意外に思われるのではないだろうか?

その理由は、企業がエグゼクティブ人材に求めるのは、あくまで何かしらのコアスキルであり、英語はそのコアスキルを活かす範囲を広げるツールだからだ。コアスキルとは例えば、事業戦略策定、制度構築、システム設計、ファイナンス、マーケティング…など、"何のプロ"なのかということ。仮に、英語力そのものを求めたい場合なら、派遣社員やアウトソースを利用する方が効率的だ。エグゼクティブにとって英語力とは、コアスキルをさらに補強するツールに過ぎない。それほど流暢でなくとも、ビジネスに支障がなければ問題ないとされる。そのため、英語力だけを武器に年収アップを目指しても、実現は難しい。コアスキルと英語力を兼ね備えてはじめて価値があり、大幅な年収アップも期待できるというわけだ。

とはいえ、TOEIC(R)テストのスコアが800点以上、もしくは海外勤務経験がある場合は、評価対象になることが多い。レジュメには書くべきだ。また、学生時代の留学経験や、マンツーマン英会話スクールでのトレーニング経験なども、レジュメに書くことでアピール材料の1つになる。実践で使える自信がなくても、使おうとするマインドが伝わるからだ。今後のビジネスで英語力がますます必要になることは間違いない。ただ、やはりいつの時代も、一番大切なのは、コアスキルだ。英語力をブラッシュアップすると同時に、強みとなるコアスキルの棚卸をして自分のステージを上げる転職に臨もう。

「英語力」でキャリアの可能性を広げるには

採用の背景を知って興味をお持ちになった方は、キャリアの可能性を広げてみませんか。
公開中の求人情報と非公開求人、コンサルタントへのご相談も承ります。

専任のキャリアアドバイザーが、エグゼクティブの皆さまに新たなステージをご提案します。
ご登録いただいた方に、スカウト関連など、最新の情報をご連絡します。

エージェントサービスに申し込む(無料)

無題ドキュメント