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管理部門・企画職のキャリアアドバイザーが語る 転職最前線

企画・マーケティング職の面接通過のポイント、教えます (後編)

2012.12.03

こんにちは。dodaキャリアアドバイザーの太田 進です。前回に引き続き、企業の評価軸に沿った企画・マーケティング職の面接通過のポイントの後編「(4)『人物面』が社風と合っているか」「(5)熱意があるか」についてお話しします。

まず、前回のおさらいですが、多くの企業は以下の5つの評価軸を特に重要視しています。

(1)職務経験が募集内容のポジションに合っているか(扱っている商材など)
(2)業務の幅について(企画だけなのか、分析まで行えるのかなど)
(3)実績を出しているか(コストダウンの実績や受賞歴があれば)
(4)「人物面」が社風と合っているか
(5)熱意があるか

この5つの評価軸に沿って、どう面接で回答していくのかが重要となります。

「(4)『人物面』が社風と合っているか」ですが、面接で不採用となる理由は「スキル不足」と「『人物面』が当社に合わない」というものに大きく二分されます。スキル不足が理由の場合、その時点ではどうしようもありませんが、この「人物面」が社風に合うように面接でどう対処するかは工夫の余地があります。

それには、無理矢理に異なる人格を装ってまでアピールするのではなく、企業の「社風」や「方向性」を理解してアピールする必要があります。例えば、「体育会系」が社風の企業の面接を受ける場合は、無理に「体育会系」の人物を装うのではなく、まずは求人内容に書かれている社風の部分に注目してください。「何でも主体的に行動できる社風」「やりたいといえば、それが実行できる風土」というコメントがあった場合、その企業は「主体性」と「行動力」を社員に対して強く求めていると考えられます。よって、面接の際には「主体的に行動した」というエピソードや強みを随所に盛り込むとよいでしょう。また、企業の「方向性」についても同じです。例えば「お客様を第一に考える」「質を重視していく」という企業の面接を受ける場合は、「顧客志向で質を重視して成功したエピソード」を盛り込むとよいでしょう。

転職者の方と模擬面接を行うと、企業の社風や方向性に合致するエピソードを持っているのにもかかわらず、自分の言いたいことばかり話してしまう方を多く見受けます。上記のようなポイントを盛り込めば「人物面」を理由にした不採用は少なくなるでしょう。

最後に「(5)熱意があるか」についてお話しします。転職者の方に多いのが「第一志望の企業なら熱意も伝えられるが、まだ希望順位も決めていない段階で熱意は伝えられない…」という方です。一方、企業の面接官は自社が第一志望だと思われていると信じている方が多いため、ここでギャップが発生してしまいます。このような場合、面接後に採用担当者の方から「よい方だとは思うが、他の候補者と比較すると熱意もなさそうなので採用は見送りたい」というコメントをいただくことになります。よって、転職者側で面接後に第一希望で進めたいと決意したときはすでに遅く、熱意のなさを理由として不採用になってしまった、というケースが多々あります。

この「熱意」を一次面接からどのような場面でどう伝えればよいのでしょうか。面接の内容や企業によって異なりますが、この「熱意」を伝えることのできる場面は意外と少なく、「志望動機(なぜ応募したのか?)」と「将来のビジョン(その企業で何をしたいか?)」を伝える場面が数少ないアピールのチャンスです。まず、志望動機は3つ用意してください。最低でも2つは必要です。志望動機が1つの場合、他の求職者と志望動機が重複する可能性があります。そのため、その志望動機は採用担当者の印象に残らず、熱意のなさと受け取られるおそれがあります。ポイントは面接を受ける企業の「同業他社との差別化ポイント(強みや特徴)」を事前に調べておくことです。これによって志望動機の肉付けが容易になるでしょう。

また、「将来のビジョン(その企業で何をしたいか?)」を聞く意図は、企業によって異なり、「5〜10年後どうなりたいのか」という中長期のビジョンを聞かれることもあれば、「将来どうなりたいのか」という長期的なビジョンを聞いてくる企業もあると思います。いずれにしても採用担当者が気にしているのは「入社した場合、どのような仕事をするかをイメージできているかどうか」です。そのため、必ず現状の仕事内容をイメージして話してください。重要な点は「具体的」に話をすることです。例えば、「今まで○○といった仕事をしてきたので、御社に入社した場合は○○と○○という点が活かせると思っており、さらに○○な仕事もできると考えています。そうすることで御社の事業が○○という方向に変わり…」といったように、今までの経験と求人内容からイメージした仕事内容をすり合わせて具体的に伝えることが大切です。面接官からしてみると「自社で具体的に働くイメージを持っている」=「自社で働きたいという熱意がある」となるので、従って面接の通過率はアップするでしょう。

企画・マーケティング職の場合、採用枠が1名であることが多く、相当数のライバルと戦わないといけない状況です。そんな中、今回のアドバイスが第一希望の企業からの内定につながれば幸いです。

太田 進

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