特許事務所で知的財産分野を担当していたYさん。長年働き続けるうちに「外部の人間としてごく限られた範囲の業務を担うだけでなく、より長期的な目線で自社製品の開発などに携わってみたい」と事業会社への転職を考えるようになりました。事業会社における知財業務は、取得した特許を企業の利益にどう転換していくかなど、戦略面に携われるのもやりがいを感じられるポイント。前職で得た7年間に渡る知識と経験、現在の市場動向、そして自身の30代前半という年齢を踏まえて「まだゆとりのある今のうちから転職活動を」と、dodaエージェントサービスに申し込みました。

自身の仕事に誇りとこだわりを持つYさん。これまでは、知的財産のなかでもごく限られた一領域を得意としていました。そのため、その一領域に絞って活躍できる会社という条件で探し始めましたが、知的財産分野の求人は会社側がより幅広い業務内容を求める場合が多く、条件に見合う求人が見つかるまで転職活動の長期化が予想されました。その間Yさんはじっくり待ちつつ、キャリアアドバイザーのアドバイスに従って新たな環境で必要なスキルを想定して普段の仕事に活かしたり、面接対策などを進めていました。そして約2カ月後にぴったりの求人が見つかり、さっそく応募したところ、スムーズに内定を獲得。企業側からはYさんのスキルはもちろん、明るくはきはきとした人柄や、細かな確認作業なども怠らない真面目さなどが評価されたようです。Yさんはできれば年収を増やしたい希望も持っていましたが、何よりもやりがいのある仕事ができること、たとえ一時的に年収が下がったとしても、今後に期待が持てることなどから、入社を決意しました。