国立研究開発法人国立がん研究センターの過去求人・中途採用情報

【抗がん剤開発の研究補助員業務】達成度に応じた研修で着実に実験スキルが身に付きます。
具体的な仕事内容
日本ではまだ研究例の少ないPDXモデルを用いた研究プロジェクトにて、研究補助業務をお任せします。いずれの業務も実験未経験の方でも参加いただけます。

■主な業務内容
【1】動物実験に携わる研究補助業務
PDXモデルのがんマウスの作成や薬剤投与実験をお任せします。
・PDXモデルのがんマウスの作成
・体重測定
・腫瘍径の計測
・治療実験
・データ管理・資料作成
チームで研究を行うため、同僚との共同作業やコミュニケーションが重要視される業務です。

【2】遺伝子解析に携わる研究補助業務
遺伝子解析を中心とした、がん治療標的探索を行うための実験業務です。
・PDXモデルのマウス由来試料からのDNA・RNA抽出
・解析のための検体調整
・データ管理・資料作成
こちらも研究チームの一員として協調性が重視されますが、主に個人で研究を進めます。

■充実の研修とサポート
習得度に応じた研修とサポート制度がありますので、未経験でも着実に実験スキルを身に付けていただけます。
【1】
・マウスを掴むことからはじめ、開腹や腫瘍摘出など徐々にできることを増やしていきます
・スキルマップの達成度に応じて、2カ月～半年ほどかけて業務を覚えていきます
・その後はチームのサポートを受けながら実験を行います

【2】
・先輩職員からのレクチャーを元に、業務を覚えていきます
・習得難易度はさほど高くなく、1カ月～1カ月半ほどで覚えていただけます
・その後は主に個人で実験を行い、チームでサポートしていきます

■キャリアパス
関連学部の大学院編入を経て当研究所の研究員となる方、資格を取り実験従事者としてスキルを深める方、製薬会社などで研究職につく方などさまざまなキャリアパスがあります。

チーム／組織構成
未経験の方もチームで全力でサポートするのでご安心ください。前職はIT企業やメーカー勤務など先輩の経歴はさまざまです。社会人経験を活かせる職場なので、ぜひ経験を活かしてご活躍ください。

■組織名称：【1】薬効試験部門　【2】細胞情報学部門

【未経験の方歓迎！】円滑なコミュニケーションを行える方
■必須となる条件
【1】動物実験に携わる研究補助員
・バイオ系専門学校・理系大学卒業以上
・周囲と協調して業務を遂行できる方

【2】遺伝子解析に携わる研究補助員
・バイオ系専門学校・理系大学卒業以上
・ヒト臨床試料からのDNA・RNA抽出、解析のための検体調整などの業務を2年以上経験している方
・研究者とのコミュニケーションを円滑に行える方

■以下の方は歓迎いたします
【1】
・研究業務の経験がある方
・動物実験の経験がある方
・医療系の資格を持っている方

【2】
・遺伝子解析業務経験者

■以下の方は優遇します
【1】製薬企業勤務経験者の方

チームでの業務が基本になるため、面接では特にコミュニケーションに関することがらを重視して選考を行います。

【U・Iターン歓迎／転勤無し】
◆国立研究開発法人　国立がん研究センター
東京都中央区築地5-1-1　

【アクセス】
◆大江戸線 「築地市場駅」A3番出口から徒歩3分
◆日比谷線 「築地駅」2番出口から徒歩5分
◆日比谷線・浅草線「東銀座駅」6番出口から徒歩5分
◆有楽町線 「新富町駅」4番出口から徒歩10分

【1】動物実験に携わる研究補助員
9:00～17:00（実働7時間　休憩60分）
※育児などで時短勤務をご希望の方は16:00までの勤務も可能です
※週の勤務時間は30～40時間の間で調整させていただきます

【2】遺伝子解析に携わる研究補助員
9:30～16:30（実働6時間　休憩60分）
※週5時間ほどの残業が発生する予定なので、週35時間勤務となります
■平均残業時間
0時間

～20時間（【１】基本的に残業なし【2】1日1時間、月20時間程度の残業あり［合計7時間勤務／日］）

契約社員
※採用日から3カ月間は試用期間となります
※雇用期間は採用日から翌3月31日までです
※原則1年度単位の雇用契約となります
※年度ごとに任用更新審査を行い、最長で採用年度を含む10年度まで更新可能です

◆特任研究補助員：時給1,220～1,600円
※経験、能力を考慮し優遇します。
※当センター非常勤職員給与規定により決定します

■給与にプラスしてもらえる手当・インセンティブ
◆賞与（週30時間以上勤務の場合）

■賞与
年2回

■入社時の想定年収
年収180万円
～320万円（週の勤務時間によって変動します）

■社員の年収例
年収390万円（在籍4年／特任研究員）
年収280万円（在籍3年／特任研究補助員／7時間勤務）
年収210万円（在籍2年／特任研究補助員／6時間勤務）

◆各種社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金)
◆交通費全額支給
◆時間外手当
◆私服勤務可

＜年間休日＞
120日

＜休日・休暇＞
■完全週休2日制
（土日）※薬効試験部門では月に1、2回、土日の出勤がありますが、その場合は振替休日を取得
■祝日休み
■年末年始休暇　
■GW休暇
■夏季休暇
■慶弔休暇　
■有給休暇　

同研究所に転職して3年目の梅田さんに、転職した経緯や入所した感想、やりがいなどをお聞きしました。
「大学卒業後にIT企業に入社して8年勤務しました。仕事はとても面白かったのですが、小さいころから科学や生物が好きで、そうした分野で働きたいという想いが募り、こちらに転職しました。実際に入ってみて、動物実験は始めてで、マウスを使った実験には最初は戸惑いもありました。実験自体10年近くブランクがあったので不安でしたが、先輩職員のみなさんにフォローしていただき、たくさん教えてもらえたので、動物実験のスキルを身に付けていくことができました」

「前職の経験は活かせないものと思っていましたが、社会人としての基礎は活かせる場面が多くありました。データをまとめる作業などは、社会人の時に身に付けた経験が活きています。やはり、最先端の研究に関われるというのは大きなやりがいです。実際の腫瘍を使って研究を行い、自分の実験が抗がん剤開発につながるので、社会的な意義はとても大きいものと感じています。今後は実験に関する資格を取って、もっと実験の幅を広げていきたいです。この研究所では新しいことを学ぶ意欲さえあれば、さまざまな知見を得ることが出来ます。興味を持たれた方はぜひ挑戦していただければと思います」