英語ができるだけでは意味がない。大事なのは世界中で活かせるコアスキル。
「年収800万円以上のエグゼクティブに求められる英語力」といっても、結論から言えば、文法的には多少間違っていても、意味が通じれば十分なレベルのことが多い。ネイティブ並みの発音でなくても、身ぶり手ぶりを使って伝えようとする姿勢があれば問題ない。ちょっと意外に思われるのではないだろうか?
その理由は、企業がエグゼクティブ人材に求めるのは、あくまで何かしらのコアスキルであり、英語はそのコアスキルを活かす範囲を広げるツールだからだ。コアスキルとは例えば、事業戦略策定、制度構築、システム設計、ファイナンス、マーケティング…など、"何のプロ"なのかということ。仮に、英語力そのものを求めたい場合なら、派遣社員やアウトソースを利用する方が効率的だ。エグゼクティブにとって英語力とは、コアスキルをさらに補強するツールに過ぎない。それほど流暢でなくとも、ビジネスに支障がなければ問題ないとされる。そのため、英語力だけを武器に年収アップを目指しても、実現は難しい。コアスキルと英語力を兼ね備えてはじめて価値があり、大幅な年収アップも期待できるというわけだ。
とはいえ、TOEIC(R)テストのスコアが800点以上、もしくは海外勤務経験がある場合は、評価対象になることが多い。レジュメには書くべきだ。また、学生時代の留学経験や、マンツーマン英会話スクールでのトレーニング経験なども、レジュメに書くことでアピール材料の1つになる。実践で使える自信がなくても、使おうとするマインドが伝わるからだ。今後のビジネスで英語力がますます必要になることは間違いない。ただ、やはりいつの時代も、一番大切なのは、コアスキルだ。英語力をブラッシュアップすると同時に、強みとなるコアスキルの棚卸をして自分のステージを上げる転職に臨もう。