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個人が持つ情熱の灯火を育て、
情熱で駆動する経済圏をつくる

MOSH株式会社

「情熱がめぐる経済をつくる」をミッションに掲げ、情熱を持った個人が自分の技術やスキル、情報をサービスとして提供し、予約・決済までできるサービスECプラットフォーム『MOSH』を展開。事前決済や月額課金機能、Zoom連携など多彩な機能を拡充し、個人やスモールビジネスのマネタイズを支援している。

MOSH株式会社 CEO/籔 和弥 Kazuya Yabu 2014年にRettyに新卒入社。同社ではアプリのリーダーを担当。2017年に同社を退職した後、世界一周のなかで150人以上の若者と対話し、現在のサービスの着想を得る。

情熱を持つ個人が
もっと活躍できる社会に

MOSH株式会社 CEO/籔 和弥 Kazuya Yabu

サービスECとはどういうものでしょうか?

近年、BASEやSTORES、Shopifyなどの物販系ECプラットフォームが急成長を遂げています。それに対し、私たちの『MOSH』は、フィットネスやヨガのレッスンといったサービスを販売するECサイトのプラットフォームです。
ヨガやフィットネスのインストラクターをはじめ、ネイリストやスタイリスト、ミュージシャン、ダンサー、アスリート、イラストレーター、フローリスト、鍼灸師など200職種、3万以上の事業者が登録するサービスにまで拡大しています(2021年8月現在)。

起業しようと思ったきっかけは?

このサービスを立ち上げたきっかけは、私が海外で体験した二つの出来事です。

一つはCtoCプラットフォームの存在感でした。3年ほど勤めたRettyを退職した後、東南アジア、インド、アフリカなど世界各地を回りましたが、そこでAirbnbやUber、TinderなどのCtoCプラットフォームが非常に勢いを持っていました。それを見て、日本でも個人の力でサービスを生み出すことはできないかと考えるように。

もう一つはマサイ族の青年との出会いでした。その青年は、アフリカの奥地でもスマホを当たり前のように使っており、世界中のさまざまな情報を入手できていました。ライオンを狩り、村長になるという彼にとって当たり前の未来が覆り、例えば他国に行き、まったく新しい生活をする道など多くの選択肢が彼の中で生まれていたんです。そのため将来の選択に苦しんでいました。

彼との出会いはあくまで一例ですが、アジア・インド・アフリカなど、世界中で「自己実現の悩み」が存在していることに世界一周を通じて気づきました。それらの出来事から、個人の情熱をサポートするプロダクトを生み出したい、と思ったのがきっかけですね。

リアルからオンラインへの変化で、
サービスが大きく飛躍

サービスの開発で苦労されたことは?

世界一周からの帰国後、仲間を集め、すぐにベータ版のリリースに着手し、『MOSH』を世の中に送り出しました。 しかし、ベータ版のリリース後は試行錯誤の連続でした。事業者が提供するサービスの種類・形態は一人ひとり異なるし、同じようにネットリテラシーもまったく異なります。そのような環境下で、どのような機能をつければ事業者がスムーズに操作できるのか、かなり頭を悩ませました。また、エンジニア2人という開発体制でアプリからインフラまで技術のキャッチアップ、UX設計と幅広い業務をどのように実現していくのかというのも初期の課題でした。

2018年2月に正式リリースしましたが、思うように規模が拡大せず、サービスの成長は微増にとどまっていたんです。社会のニーズと私たちのサービスが、まだうまくかみ合っていなかったのだと思います。

何がきっかけで変わったのでしょうか?

新型コロナウィルスの流行をきっかけに、個人の働き方が見直されたことです。これまでオフライン中心だったものがネット中心へと、社会の潮流が変化し始めました。
それによって、2019年に実装していたオンラインレッスン機能の利用が2020年4月以降、大きく伸びていきました。それまで数千に留まっていた登録者数ですが、2020年5月には1万人を突破し、事業者の業種・職種も増え、提供するサービスの幅も広がりましたね。

事業者のなかにはPCを持たず、スマホしか使わない方や、これまでECに参入していなかった方も多く存在します。また月商600万円を超えるような事業者も登場しました。

これまでリアル重視だったのが、オンラインでのサービス提供も選択肢の一つという意識に変わってきました。リアルでレッスンを提供していた事業者がPDF教材を販売したり、Zoomでオンラインレッスンを開催したり。日本全国の方が消費者になるなど、リアルでは考えられなかったネットワークも、『MOSH』を介して生まれつつあります。

情熱をエネルギーとした経済を加速させていく

これからのMOSHに、どんな人が参加してほしいですか?

近年提唱される考えの一つに「パッションエコノミー」というものがあります。情熱を持った個人がファンと直接関係を構築し、個性やスキルで収入を得る経済のことです。
今、世界で個人の情熱と共感によって経済が回りつつあるのを感じており、私たちも「情熱がめぐる経済をつくる」をミッションのもと、その領域で事業を展開しています。
事業者のみなさんと実際にお会いし、その情熱を肌で感じてきました。ただ事業をつくりたい、成長させたいではなく、事業者一人ひとりの生きざまやビジョンに共感し、一歩をともに歩める方とご一緒したいですね。

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