転職・求人dodaエンジニア IT/トップ > 転職情報・成功ガイド > アプリケーションエンジニアのための転職力アップ法 > 面接で緊張しないために準備すべきこと、準備すべきでないこと

IT・Web領域専任キャリアアドバイザーの連載コラム アプリケーションエンジニアのための転職力アップ法

面接で緊張しないために準備すべきこと、準備すべきでないこと

2013.11.11

IT・Web領域専任キャリアアドバイザーの江口 遼です。

採用面接で、どうしても緊張してしまう──私もこんな悩みをよくITエンジニアの方から相談いただきます。そんな場合、私は次のようにお話ししています。採用面接の場を「私を採用してください」と訴える場だととらえていませんか?その場合、たいてい緊張します──と。

もちろん採用面接には「自分を選んでもらう」側面があります。しかし、それ以上に「自分が会社を選ぶ」意識が大事なのです。この観点から「面接で緊張しない」コツを3点挙げてみましょう。

1.「自分が会社を選ぶ」目線を持つ

緊張しない面接対策のひとつ目は、自己アピールに集中するのではなく、自分が会社を選ぶ意識を持つことです。楽しく働けて、希望に沿った仕事を任せてもらえるのか。それを知る場として採用面接をとらえると、面接に臨む気持ちも変わってきます。

そして、会社を選ぶには、まず面接先の会社を知ることが大事です。前回の私のコラム「転職理由がうまく言えないエンジニアのための面接対策法 」でも触れていますが、最初に「自分はこうなりたい、こう働きたい」という希望を3つ、まとめてみてください。そして、「3つの希望条件に合うかどうか」という基準で企業情報を調べます。3つの希望条件を使って情報収集することで、忙しい業務の合間でも30分ほどのすき間時間があれば十分に調べることができます。ネット上の情報は膨大過ぎて、面接先の企業情報を調べるのに時間がかかりすぎると感じているエンジニアの方はぜひ実践してみてください。

2. 模範回答をつくらず、まずは自分自身の情報整理に注力する

緊張しない面接対策の2つ目は、模範回答をつくらないことです。面接に臨む前に、「こう聞かれたら、こう答えよう」という模範解答を準備するエンジニアの方は多いのですが、逆に模範回答を意識するあまり、質問への回答になっていなかったり、焦りにつながり、緊張してしまうのです。

面接対策で大事なことは、想定質問や自己アピールを事前に丸暗記することではありません。どのような問い掛けがあっても動じないよう、自分の情報を整理しておくことが重要です。

そして、情報整理とは企業が知りたい情報をまとめること。仕事で「何を経験してきて」「どんなことを考えて」「これからどうなりたいか」です。例えば、「一番大変で、やりがいを感じたプロジェクト」「そのプロジェクトを挙げる理由」「そのプロジェクトを進める上で、何が困難で、どんなことを考えて乗り越えてきたのかというプロセス」「その結果、自分にどんな力がついたのか」「それを踏まえて、これからどうなっていきたいと思っているのか」を整理しておくと良いでしょう。その過程を紙に書き出すことは、自分の情報を整理していく上で効果的です。

自分の情報を整理したら、自然体で面接に臨むことを心掛けてください。自然体で臨むといっても、難しく考える必要はありません。例えば、「同窓会で出会った長い付き合いの友人と飲んで喋る」という状況を思い出してください。そんな状況で想定質問を作って暗記して話をする方はいません。友人との飲み会で「想定外の質問をされて頭が真っ白になる」経験をした方もいないと思います。それは、自然体で受け答えをしているからです。

「自然体」に関連して補足しておくと、敬語の使い方に必要以上に神経質になる必要もありません。職場で丁寧語を使って話すレベルで大丈夫です。敬語の扱いを理由に不採用になったエンジニアの方を私は見たことがありません。どうか安心してください。

3. 場数を踏む。面接を受ける会社数は多めに

面接で緊張しないためには、「場数を踏む」ことも大事です。本命と考えている会社1社だけしか面接を受けないのでは、緊張するのは当然です。採用面接の雰囲気に慣れておくためにも、面接経験を積むことは大事です。

参考までに、エンジニアの転職希望者の場合、3社程度と少な目の会社数で面接を終わらせてしまう場合が多く見受けられます。しかし、転職活動で成功しているエンジニアは、5〜6社の面接を受けている場合が多いのです。そのため、自分で考えていた会社数より多めに面接を受けてみましょう。事前に意識していなかった会社でも、面接で詳しく話を聞いてみれば働いてみたいと思える職場だった、という出会いもありうるのですから。

このように、面接で緊張しないためには事前準備を適切に、効率よく情報を集め、面接の場数を踏むことが大事です。面接対策の進め方で悩んでいるエンジニアの方は、ぜひ私たちキャリアアドバイザーにご相談ください。一人だけで転職活動を進めるよりも、キャリアアドバイザーが持っている情報を活用することで効率的に活動できる場合も多いのです。

IT・Web領域専任キャリアアドバイザー  江口 遼

dodaエンジニア ITに掲載中の求人はこちら
エージェントサービスに登録する 3分でわかるエージェントサービスのメリット
ITエンジニア・クリエイター合格診断

無料エージェントサービスに申し込む

IT業界に精通した専任のキャリアアドバイザーが、エンジニアの転職活動を無料でバックアップします。

イベント情報

転職のプロに相談できる dodaエンジニア個別相談会

おすすめ診断コンテンツ

ITエンジニア・クリエイター合格診断

あなたの“本当の年収”や今後の“年収推移”も分かる!年収査定サービス[無料]

インタビュー、コラム

アプリケーションエンジニアのための転職力アップ法

アプリケーションエンジニアのための転職力アップ法

エンジニア特有の転職成功ノウハウや市場動向をご紹介

インフラエンジニアのための転職力アップ法

インフラエンジニアのための転職力アップ法

インフラ領域特有の転職成功ノウハウや市場動向をご紹介

業界専任キャリアアドバイザーの連載コラム Webクリエイターのための転職力アップ法

Webクリエイターのための転職力アップ法

クリエイター転職特有のノウハウ・事例などご紹介!

GEEK ACADEMY

GEEK ACADEMY

先端を走る技術を、ギークに学ぶ

メールマガジン無料配信

簡単登録で最新の転職情報、
希望の求人が届く