転職・求人DODAエンジニア IT/トップ > 転職情報・成功ガイド > ギークアカデミー > 「どうしてもシリコンバレーで働きたい!」AMoAd 大島 孝子 氏 | ギークアカデミー

GEEK ACADEMY 先端を走る技を、ギークに学ぶ

掲載日:2013.11.25
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顧客の要望からヒントを得て新製品の開発に乗り出す

Sky株式会社 ICTソリューション事業部 開発部開発課 K. I 氏

高校時代からIT系合宿などに参加し、さまざまな経験を積む。はこだて未来大学大学院に在学中、2010年度未踏ユースのクリエイターを経験。2012年4月、サイバーエージェントへ新卒として入社。同年10月より海外駐在員として米国サンフランシスコ勤務。サイバーエージェント アドテクスタジオでAMoAdのDSPプロジェクトに携わる。


サイバーエージェント アドテク本部のエンジニアの横断組織であるアドテクスタジオに所属し、スマートフォン向けアドネットワークを運営するAMoAdのDSP(デマンドサイドプラットフォーム)プロジェクトに携わっている大島孝子氏に話を聞いた。高校時代からIT分野の活動で注目されていた大島氏は、やがて「未踏プロジェクト」に憧れ、そしてシリコンバレーの空気に触れることになる。

「ITキング決定戦」から始まった出会い

──大島さんは高校時代からIT系の活動をしてきているのですね。
函館中部高校のパソコン研究部に入っていました。Photoshopのような高価なアプリケーションが自由に使えることにつられて(笑)。
高校1年生のとき、「高校生ITキング決定戦」というNHKの番組に出て、全国3位になりました。それで東京まで行くことができ、大会を勝ち抜いてきたプログラムが大好きな人たちにも出会うことができました。一緒にご飯を食べに行ったり、北海道に帰ってからも夜な夜なメッセンジャーで会話したり。いい思い出です。
高校2年生のとき、文部科学省主催の「ITスクール」という合宿に行きました。高校3年生のときにはIPA主催の合宿「セキュリティキャンプ」に参加しました。合宿での人との出会いからは、特に刺激を受けました。ITスクールのチューターをしていた方が現役の未踏プロジェクト採択者だったり。合宿で出会った子が、数年後にGoogleやTwitterのエンジニアになっていたという経験もしました。
全国から中高生が集まる合宿に参加して良かったのは、ITが好きな女の子の友達と出会えたことです。北海道にいる間は、自分に似た女の子に出会うことはありませんでした。高校2年で参加したITスクールの時に出会った女の子とは、2人で化学反応を起こしたように盛り上がって、一緒にSmalltalkでテキストファイルを暗号化して転送するソフトを作ったことが思い出に残っています。
──「えっ?」と思う組み合わせですが、なぜSmalltalkで暗号化だったのですか?
私が参加した「ITスクール」はオブジェクト指向を学ぶ内容だったのですが、使ったプログラミング言語がJavaなどではなく、SmalltalkとSqueak eToys(Squeakは教育目的のSmalltalk環境、eToysはSqueakに含まれるビジュアルプログラミング言語)でした。暗号化ソフトを作ったのは、暗号化通信のP2Pソフトウェアが当時話題になっていて、真似してみたかったんです。
──高校生の女の子が合宿形式のイベントに参加できた背景には、家族の支援もあった訳ですね。
家族には本当にお世話になりました。コンテストで上京したり、合宿に行ったりするとき、普通は心配してあれこれ言いそうなものですが、私の場合はすんなり行かせてくれました。朝6時までコードを書いて8時から高校に行くような生活でしたが、怒られることはなかったですし。深夜までコンピュータをいじっていると夜中の3時なのに夜食を作ってくれたり。

パソコンは宝物、全部の機能を知りたかった

──はこだて未来大学に在学中のお話も聞かせてください。学生時代に仮想化技術Xenの書籍の執筆を手がけていますが、どういうきっかけでXenに関心を持ったのですか?
はこだて未来大学では、学生が1人1台のノートPCを使うのですが、それがWindowsとLinuxのデュアルブートになっているんです。私は自分で環境を構築して使っていました。SUSE Linux 10の頃で、Xenのボタンが画面に置いてあったんですね。まだXenの紹介記事もほとんど出ていない時代でしたので、「これは一体何だろう」と思って調べ始めました。自分にとってPCは宝物だから、知らない機能は全部知りたいと思いました。その後、セキュリティキャンプの講師をされている方から、「調べたことをアウトプットするのはとても大切なことだ」と薦められて記事の執筆をするようになりました。
──デュアルブートのPCが必須とは、大学の教育内容もユニークだったのですね。
はこだて未来大学では、学部3年生の時に「プロジェクト学習」といって、テーマを提案して、予算を獲得して、チームで1年間開発して学ぶ制度があります。私はこのプロジェクト学習でリーダーになって「拡張現実インタフェースプロジェクト」というプロジェクトを手がけました。『電脳コイル』のような世界が好きで、AR(拡張現実)に関係するプロジェクトをやってみたかったんです。

未踏のクリエーターに憧れて

大学にはAO入試で入ったんですけど、その時に挙げた目標が3つありました。高校時代から憧れていた「未踏プロジェクト」をやりたい、プロジェクト学習のリーダーになりたい、それから学内の賞である未来大学賞をとりたい、というものでした。
特に未踏プロジェクト出身の人たちはみんな良い意味で変で、尖った人たちで、そこが格好良く思え、自分もその環境へ身を置くことにあこがれていました。未踏は学部3年で一回提案して落選したのですが、そこであきらめるつもりはなくて、学部4年のときに再挑戦して採択されました。採択されたときには修士1年、23歳で、自分としては「遅かった」という悔しさがありました。
──2010年度の未踏プロジェクトで大島さんの「人に優しい骨動作可視化ソフトウェアの開発」というテーマが採択されていますね。
カメラのセンシングで人間の動きを捉え、骨の動態計測、つまり骨格の動いている様子をモデル化するシステムでした。学部・大学院で所属していた研究室の研究テーマだったこともあって「医療応用のテーマで骨なら私は強い」と当時は思いました。このテーマなら全国トップクラスのモノができるだろうと。
ただ、同期で一緒にがんばった子が「未踏スーパークリエータ」という天才プログラマの肩書きをもらう一方で、自分は残念ながらその肩書きはもらえず、とてもとても悔しい思いをしました。今では天才型より努力型と自分を位置づけていますけど。
その悔しい気持ちをどう収めようか困ってしまい、米国シリコンバレーに行って、3カ月ほど滞在しました。知り合いのつてで、Fluxflexというスタートアップの会社にお邪魔させてもらいました。この時、シリコンバレーにいる人たちと交流して、話もたくさん聞きました。起業、イグジット、投資家とのコミュニケーションといった話を聞いたり、街で出会った人がEvernoteやTwitterやGoogleのエンジニアだったり。
今まで、自分が使っているサービスは雲の上の人たちが作っていると思っていたら、私が会って話ができる人間だったんだ、という感覚でした。
──そこでシリコンバレーでコードを書きたいと強く思ったのですね?
場所を選べるのであれば、シリコンバレーがいいと思いました。スティーブ・ジョブズが歩いたかもしれない道や、マーク・ザッカーバーグがいたかもしれないカフェとか、そういう人の存在を感じられる場所でモノを作れたら楽しいだろうな、もしばったり出会ったら作っているアプリのデモをその場で見せて感想もらいたいな、と思いました。
大学院は休学して、シリコンバレーで働こうと決心しました。

「毎日が人生の最大瞬間風速」:インタビュー後編へ続く

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