自分の幸せ・自分の特性を言語化!
“あなたらしさ”を見つける
自己分析ワークショップ
2024年10月9日開催

“あなたらしさ”を見つける
自己分析ワークショップ
「すべての人にワクワクを」をミッションに、個人の価値観や特性と向き合うプログラムを提供するCHEERS株式会社の代表取締役白井氏にご登壇いただき、オンラインセミナー「自分の幸せ・自分の特性を言語化!
“あなたらしさ”を見つける自己分析ワークショップ」を開催しました。より良いキャリアや人生の選択をしたい方に向けて、自分自身の理想のあり方や強み・弱みを理解する方法をお伝えする内容です。今回は、セミナーのハイライトを少しだけお伝えします!
登壇者紹介

- 白井 智子(しらい・ともこ)氏
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CHEERS株式会社
代表取締役【略歴】
大手企業で人材教育部門を担当、社員のエンゲージメント向上をミッションに全国支社を行脚し面談・研修を実施。2022年、「すべての人にワクワクを」をミッションにCHEERS株式会社を創業。企業研修×子ども向けキャリア教育領域で、業種問わず、若手・リーダー層を中心に、従業員主体で自身の価値観や働きがいを言語化しより良い人生の選択ができる研修プログラムを提供している。
当日のプログラム
- 開始~概要説明
- プログラム内容
- セッション1(My Happiness):あなたの大切にしたいものから価値観を知る
- セッション2(My Gift):あなたの特性(強み・弱み)を言語化する
- セッション3(My Compass):あなた自身のありたい姿・行動指針を定める
- まとめ~終了
セッション1|私の喜び・私の価値観とは?
セッション1(My Happiness)では、仕事、家庭、趣味、環境など、人生において大切なものを洗い出し、自分が何を重視しているのか、どんな状態を幸せと感じるのかを深掘りするワークショップを実施しました。
①各STEPの概要
このセッションでは、自分にとって大切なモノ・コトを以下の5つのステップを通じて深掘りし、整理していきました。以下の手順に沿って、ぜひ一緒に取り組んでみてください。
- 1.自分にとっての喜び、大切なモノ・コトを8個書き出す
- 2.①で挙げた8個から、特に重要な5個に絞り込む
- 3.絞り込んだ5個を「大切にしたい順番」に並び替える
- 4.じっくり眺め、その中から得られた気づきをメモする
- 5.最後に、感想を参加者同士でシェアする
ステップ①「自分にとっての喜び、大切なモノ・コトを8個書き出す」では、「お客さまに喜ばれること」「仕事で評価されること」など仕事に関連することはもちろん、「一人の時間」「家族との時間」「人と話すこと」など仕事に関連しないものでも構いません。抽象的な内容はできるだけ具体的な要素に分解することがポイントです。
なお、このワークは個人で実施するだけでなく、家族や職場の仲間と一緒に行うのも効果的です。同じ職場で同じ仕事をしていても、何を大切に感じるかは人それぞれ異なるため、お互いの価値観を知る良い機会になるかもしれません。
大切にしたい価値観を言語化→キャリアを考える第一歩
価値観は一人ひとり異なるものです。新しい挑戦や転職を考える際には、年収や勤務地といった条件で探すことも重要ですが、それだけでなく、「自分がどう生きたいのか」「どんな人生を送りたいのか」を一度立ち止まって考える、言語化することが大切です。
価値観を明確にすることで、自分の頭の中が整理され、今後の行動がより具体的かつ実現可能なものになります。それが、より充実したキャリアを考える第一歩となるでしょう。
セッション2|私の強み・特性とは?
セッション2(My Gift)では、自分の特性(強み・弱み)を、思い込みや固定観念にとらわれず新たな視点で捉えるためのワークを実施しました。
各STEP(自己理解)の概要
このセッションでは、自己理解を深めるために次の3つのステップを実施しました。
- 1.仕事において好き/得意なこと、苦手意識がないこと、お客さまや仲間に感謝された/貢献したことを書き出す
- 2.不得意、苦手意識があることを書き出す
- 3.苦手の価値化=リフレーミングを行う
プロ意識の高い人ほど、自分の得意なことについて「特にない」と謙遜しがちです。しかし、「当たり前にできる」と感じることこそ、自分の強みである可能性が高いものです。ここでは深く考えすぎず、自分が感じるままに書き出してみましょう。
リフレーミングの方法
リフレーミング(reframing)とは、物事の捉え方や視点を変えることで、新たな意味や可能性を見いだす思考法のことです。例えば、「新しいことに挑戦するのが苦手」という特性は、見方を変えれば「コツコツルーティンができる」という強みとして捉えることができます。このように、強みと弱みは表裏一体のため、物事の捉え方次第で苦手を価値あるものとして解釈できることもあるのです。
ただし、苦手(弱み)を得意(強み)に逆転できないケースもあるでしょう。その場合、「苦手を構造化して捉える」ことが大切です。例えば、「大雑把な性格」と言われる人は、実は「自分はスピード感を持って挑みたい」という価値観が背景にあるかもしれません。この場合、ていねいさに欠けていることがネガティブ要素になりますが、チェック項目さえ決めてしまえばスピード感とていねいさを同時に実現することが可能です。
ほかにも、「納期が遅れがち」といった人は、タスクにバッファ(余裕)を持たせることで改善できる可能性があります。例えば、1週間で終わりそうな仕事でも10日間のスケジュールを組むように意識することで、予期せぬタスクにも柔軟に対応できるでしょう。

このように、リフレーミングによって物事の捉え方や視点を少し変えるだけで、今まで気づかなかった自分の可能性や強みを見つけることができます。
なお、リフレーミングは自分自身だけでなく、他者に対しても活用できる思考法です。相手の短所や気になる点について別の視点からポジティブに捉え直すことで、その人の可能性や強みに気づけることもあるでしょう。セミナーでは、この他者へのリフレーミングについても詳しく紹介しました。
自分自身のすべての才能=My Gift
人には誰しも持って生まれた特性や才能があります。人前で話すのが得意な人もいれば、じっくり計画を立てて取り組むことが得意な人もいます。
それぞれの特性には良し悪しがあるわけではなく、すべてが「その人らしさ」を形成する要素です。大切なのは、自分の強みや得意な部分を磨き、苦手な部分は捉え直して価値あるものにしていくこと。自分に合った仕事・生き方を見つける上でも重要なポイントとなるため、まずは自分自身の特性を正しく理解しましょう。
セッション3|ありたい姿を言語化
セッション3(My Compass)では、自身のありたい姿・行動指針を定めるためのワークを実施しました。
“自分らしさ”を見つけるためには、自分自身のありたい姿(どんな人でありたいか?)を言語化することも大切です。例えば、「相手をワクワクさせる天才でありたい!」「ネガティブ→ポジティブ変換の天才でありたい!」「また会いたいと思わせたい!」など、まずは思いつくまま、できるだけたくさん書いてみましょう。
次に、その“ありたい姿”を実現するための具体的な行動を考えます。「相手をワクワクさせる天才でありたい」と思ったのであれば、まずは自分自身が日々ワクワクできる環境を意識して整える、相手に仕事を依頼する際にはポジティブな伝え方を心がけるなど、行動レベルでのアプローチを考えましょう。最終的にそれが相手にどう影響するかは分からなくても、自分の行動を見直すことで必ず理想像に近づけるはずです。
質疑応答
ここからは、本セミナー内でお寄せいただいた質問と白井氏による回答の一部を紹介します。
Q.仕事とプライベートの自分が異なり、自己分析がうまくできない。折り合いはどうつける?

仕事とプライベートでの自分が異なるのは、ごく自然なことです。私自身、仕事では人前で話すことが多いですが、プライベートではあまり話さないこともあります。
もし自己分析が難しい場合は、仕事に関する自己分析は「仕事の自分」、プライベートに関する自己分析は「プライベートの自分」で分けて考えてみると良いでしょう。目的に応じて自分を捉える方法を変えることで、分析がスムーズになるかもしれません。
Q.転職をしても同じ状況に陥ってしまう。原因は自分か環境か?

環境を変えることは難しく、特に他人の価値観や言動を変えるのは簡単ではありません。そのため、まずは自分に変えられる部分がないかを考えてみましょう。「自分が悪い」と思う必要はありませんが、自分の対応や考え方を少し変えるだけで状況が改善する場合もあります。相手を変えることを前提にするのではなく、自分の行動でできることを探してみてください。
セミナーでは、ほかにも次のようなご質問を頂戴しました。
- 伝えたいことを簡潔に伝えることが苦手。この場合のリフレーミングはどうすればいい?
- 苦手意識はないのに面接で自分のことをうまくアピールできない。原因と対策は?
参加者の声
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20代後半 医療系専門職
面接のための自己分析というより、自分のことをしっかり理解して自分に自信を持つためのセミナーだったのが良かったです。
何が得意で何が大切かを改めて考えることで、次の仕事の条件を考える良いきっかけになりました。 -
30代前半 販売・サービス
講師がとても優しい喋り方だったので聞きやすかったです。自分自身で適性について考えていてもなかなか前に進んでいなかったのですが、ワーク内で具体的な質問事項に答えていくと頭の中が整理できました。
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30代後半 事務・アシスタント
とても聞き取りやすかったです。
自己分析、分かっているようで改めてメモに書き出すとなるほどと感じることがありました。
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