『企画職』としてのキャリアの未来
リアルな事例で見る、新たなキャリアの可能性
2023年8月30日開催
dodaキャリアアドバイザーの松井貴史と井本百唯乃が講師を務めるオンラインセミナー「『企画職』としてのキャリアの未来 リアルな事例で見る、新たなキャリアの可能性」が開催されました。
企画職としてどのようなキャリアを歩んでいくか悩んでいる方へ。
本セミナーでは、テクノロジーの進化やSDGsへの関心の高まりに伴って企画職に求められる役割やキャリアがどのように変化したのかを解説した上で、キャリアチェンジやキャリアアップの事例を紹介しました。
今回はセミナーのハイライトを、一部お伝えします!
登壇者紹介
- 松井 貴史(まつい・たかし)
- 司会
2007年に株式会社インテリジェンス(現・パーソルキャリア株式会社)へ入社。
IT・ネット業界を主として、メーカー・商社・金融・無形サービス・販売接客の各領域でキャリアアドバイザーおよびリクルーティングアドバイザーを経験。
現在は、キャリアアドバイザー領域のマネジメントを担当しながら、新規事業企画推進・人材育成企画運営・小中高生向けCSRなどに取り組む。
「絶対的な答えのない時代に、納得感を持って生きていく人を増やしたい」がモットー。
- 井本 百唯乃(いもと・もいの)
- dodaキャリアアドバイザー(企画職担当)
2015年に国土交通省へ入省。
その後外資系コンサル会社を経てパーソルキャリア株式会社へ入社。
入社後はキャリアアドバイザーとして、ハイキャリア層の企画職の方を担当するチームに所属。経営企画、事業企画、営業企画に従事する方の転職サポートを実施。
複数回の転職経験や、コンサルタントとしての経験を通じて一人一人に合った提案・サポートができるよう日々頑張っております!
当日のプログラム
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1. 開始~概要説明
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2. セミナー内容
第1部 企画職とは
第2部 企画職の可能性について -
3. 質問タイム
企画職とは
セミナー前半では、企画職に求められる役割やキャリアの変化について解説しました。
松井 企画職は、担当している領域の課題解決を目的として戦略、解決策を立案する仕事です。しかし、一口に企画職といっても、担当分野は多岐にわたります。
企画職の種類
松井 例えば、経営方針や事業戦略の策定・実行を担う企画職には「経営企画」や「事業企画」があります。また、新商品や既存商品の開発・リニューアルを行う企画職には「商品企画」や「サービス企画」があります。ほかに、「営業企画」「広告宣伝」「PR・広報」も企画職の一種です。
企画職の変革期
松井 このような企画職ですが、現在、大きな変革期を迎えています。テクノロジーの進化、SDGsの経営課題化、データ活用の重要性の高まりにより、企画職の役割に次の2つの変化が起こりました。
- 課題解決スキルから課題発見スキルが求められるように
- 既存事業の拡大だけでなく、新規事業の創出
セミナーでは、これらの変化について具体例を紹介しながら解説しました。また、企画職として、今後重要になる次の3つのスキルも解説しました。詳しく知りたい方はぜひアーカイブ動画をご視聴ください。
「企画職」としてのキャリアの未来 アーカイブ動画
企画職としてどのようなキャリアを歩んでいくか悩んでいる方へ。本動画では、業務のデジタル化や近年のSDGsへの関心の高まりをうけ変化しつつある企画職に求められる役割、キャリアチェンジやキャリアアップの事例を紹介しています。
アーカイブ動画を見る企画職の求人の傾向
松井 次の図のとおり、企画職の転職求人倍率は、コロナ前の2019年対比2.41倍に伸長しています。
松井 これは、企画職が担う業務が経営の内容に近づいたり、業務範囲が広がったりしているためです。企業が異業界や異業種の知見を取り入れるために、自社と同業界の経験を持たない人材を企画職として採用するケースも増えています。
企画職の可能性について
セミナーでは、3つの転職事例を通じて、これからの企画職の可能性について解説しました。それぞれについて複数の事例を解説しましたが、今回は2つの事例についてお伝えします。
未経験から企画職へのキャリアチェンジ
井本 未経験から企画職へのキャリアチェンジの事例の一つとして、Webメディア業界で営業に9年間従事された方が、人材業界のサービス企画に転職した事例をご紹介します。
井本 サービス企画の業務には、サービスの構築のみならず、構築したサービスをどのように売るかを考える業務も含まれます。そのため、転職者の前職の営業職と親和性があったと考えられます。
セミナーでは、未経験からの転職事例について、さらにもう1例の解説を行いました。
企画職からのキャリアアップ
井本 企画職からのキャリアアップの事例の一つとして、コンサルティングファームでコンサルタント、サービス・事業企画に従事された方が、人材業界の事業企画に転職した事例をご紹介します。
井本 こちらの方は、数値管理だけでなく、全体戦略の立案ができる環境を求めて転職に臨んだとのことでした。
セミナーでは、キャリアアップの事例について、これ以外にも解説を行っています。もう1例興味がある方はぜひアーカイブ動画を視聴してみてください!
「企画職」としてのキャリアの未来 アーカイブ動画
企画職としてどのようなキャリアを歩んでいくか悩んでいる方へ。本動画では、業務のデジタル化や近年のSDGsへの関心の高まりをうけ変化しつつある企画職に求められる役割、キャリアチェンジやキャリアアップの事例を紹介しています。
アーカイブ動画を見る質疑応答
ここからは、本セミナー内でお寄せいただいた質問と、松井・井本による回答の一部をご紹介します。
企画職につながらない部署で働いているが、これから企画職に転職できるか不安です。
井本 企画職はハードルが高いと思われがちですが、今ご自身が行っている業務が企画職にどのようにつながるかを意識することが重要です。また、転職せずに、社内で企画職に就く方法を探ることもできるかと思います。企画職といっても幅広いので、具体的にどういった企画職を目指しているのか、そのためにどのようなスキルや経験が必要かを考えていただけるとよいと思います。
松井 現在、企画職に従事している方のご経歴を拝見すると、最初はまったく別の職種に就いていた場合が多いです。現在、ミッションを実行するフェーズの業務を担当されているのであれば、ミッションの内容や狙いを考えているマネジャーや管理職との接点を大切にするとよいと思います。どういう背景で、どういうことが決められて、自分たちは何をしているかを整理して、社内のキャリアパスを探っていきましょう。
中小企業の企画職と大企業の企画職で、担当する業務の内容は求められるスキルに違いがあるでしょうか?
井本 結論から述べると、違いがある場合が多いです。一つの部署にいる人数が異なるため、担当する業務の幅に違いが出ます。例えば、部署の人数が少なければ、戦略立案、数字分析、個別プロジェクトの管理を少ない人数で行いますが、部署の人数が多い場合は、それぞれの業務を専門に担当する企画職がいます。
松井 業務範囲に違いがあることにより、責任の範囲にも違いが出てきます。それは業務の大変さや、やりがいにつながります。また、会社の規模により業務のスピード感も異なります。小回りの効く組織であれば、仕事にスピードが求められるでしょう。
セミナーでは、ほかにも次のようなご質問に回答しました。
- 未経験で企画職にチャレンジする際の自己PRや志望動機の作成ポイント
- 転職活動において、企画職に向いているとアピールする際のポイント
ご質問の回答を知りたい方は、ぜひアーカイブ動画をご覧ください!
「企画職」としてのキャリアの未来 アーカイブ動画
企画職としてどのようなキャリアを歩んでいくか悩んでいる方へ。本動画では、業務のデジタル化や近年のSDGsへの関心の高まりをうけ変化しつつある企画職に求められる役割、キャリアチェンジやキャリアアップの事例を紹介しています。
アーカイブ動画を見る参加者の声
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30代後半 営業
企画職に漠然としたあこがれはあったものの、具体的にどういった職種なのか分からなかったところ本セミナーで知ることができ大変参考になりました。
特に社会課題の解決力ではなく新たな課題の発見力が問われていると冒頭でお話しされたところが印象的でした。これまで見た場所とかを違う視点で見ていく必要があるというのは企画職に限った話ではなく、自分のライフスタイルにも通ずるところがあると感じました。 -
30代後半 事務アシスタント
課題を発見・解決した経験をどう活かし、再現性を持たせることができるかアピールする、みたいなことは自己アピールなどで役に立つ話であったので、さまざまな視点から自分を見直してみようと思いました。
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20代後半 公務員・教員・農林水産関連職
企画職といってもかなり幅広いことが分かりました。異業種・異職種からの転職だとしても、自分が今までやってきた業務の中にも活かせることがあるのではと思えました。
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