社会課題の解決に向けてビジネスの手法を活用して取り組む「ソーシャルビジネス」。
本イベントでは、日本のソーシャルビジネス界をけん引するリーダーたちと、さまざまな社会課題に取り組む13の団体が集結。
ソーシャルビジネスの現状と「働く」というキャリアについて理解を深め、実際に職員やプロボノ(仕事上のスキルや専門知識を活かしてボランティアをすること)を募集する団体と直接話をすることができます。
「日本を元気にしたい」「社会課題の解決を目指して働きたい」「自分のスキルを社会貢献につなげていきたい」
そんな思いをお持ちの方、この機会にその思いを仕事にすることを考えてみませんか?
当日のプログラム
パネルディスカッション 「ソーシャルビジネスで働くということのリアル」
利益より社会課題解決を追求することも多いソーシャルビジネスだからこそ、そこで働くという選択には、資金の問題、事業モデル構築の難しさ、給与の変化などから来る生活面への影響などの壁が想定されます。プロボノとしての参加でも、時間のねん出やミッションのとらえ方など、本業と両立していくのは簡単なことではありません。
日本における社会課題の現状とは?ソーシャルビジネスで働く・プロボノをするということの実態、苦労、やりがいとは何か、そこで働くことのリアルを、ディスカッション形式で深堀ります。
登壇者
松田悠介 氏
認定NPO法人Teach For Japan 代表理事
白井智子 氏
NPO法人トイボックス 代表理事
篠田厚志 氏
NPO法人ファザーリング・ジャパン関西 理事長
池田由紀 氏
認定NPO法人Teach For Japan第3期フェロー(教師)
(2)各団体の事業内容プレゼンテーション
複雑な社会課題に対して、さまざまなモデルで取り組む11の団体が、取り組む課題や今後の事業展開についてプレゼンテーションします。
総合司会
川口加奈 氏
認定NPO法人Homedoor 理事長
【登壇団体名】(※順不同)
NPO法人虹色ダイバーシティ/NPO法人ファザーリング・ジャパン関西/認定NPO法人Homedoor/認定NPO法人育て上げネット/NPO法人トイボックス/株式会社キズキ/認定NPO法人D×P/一般社団法人子ども・青少年育成支援協会/NPO法人JAE/一般社団法人new-look/認定NPO法人Teach For Japan/NPO法人サービスグラント/認定NPO法人Living in Peace(LIP)
(3)マッチング&ネットワーキングタイム
プレゼンテーションで興味を持った団体のブースに訪問し、自由に交流できる時間を設けます。具体的な職員やプロボノの内容について話を聞き、関わりたい仕事やプロジェクトについて検討・相談できます。
【プロボノとは】
プロボノとは、「公共善のために」を意味するラテン語「Pro Bono Publico」の略で、仕事上のスキルや専門知識を活かしてボランティア活動をするビジネスパーソンのこと。今、新しい社会貢献のあり方として注目を集めています。
限られた資源の中でも強いビジョンを持って社会課題解決やイノベーション創造に取り組むNPOやベンチャー企業にとって、さまざまな分野で経験を積んだビジネスパーソンがスキルやノウハウを提供してくれることは、社会課題解決やイノベーションをより速く、高いレベルで進めていく大きな力になります。
松田 悠介 氏(認定NPO法人Teach For Japan 創設者・代表理事、京都大学特任准教授)
日本大学を卒業後、体育教師として中学校に勤務。千葉県市川市教育委員会 教育政策課分析官を経て、ハーバード教育大学院(教育リーダーシップ専攻)へ進学し、修士号を取得。
卒業後、PwC Japanで人材戦略に従事し、2010年7月に退職。 Teach For Japan の創設代表者として現在に至る。
世界経済会議(ダボス会議) Global Shapers Community 選出。
著書に「グーグル、ディズニーよりも働きたい『教室』」(ダイヤモンド社)。
白井智子 氏(NPO法人トイボックス 代表理事)
4~8歳を豪・シドニーで過ごす。東京大学法学部卒。松下政経塾を経て、沖縄のフリースクールで校長を務めた後、2003年大阪府池田市にて全国初の公設民営のフリースクール「スマイルファクトリー」を設立。福島県南相馬市にて「みなみそうまラーニングセンター」も設立、運営。現在は文部科学省中央教育審議会教育振興基本計画部会委員なども務める。
篠田厚志 氏(NPO法人ファザーリング・ジャパン関西 理事長)
1980年生まれ、大阪府出身。高校卒業後、大阪府庁で人事、財政を12年間勤務したのち退職。仕事も子育ても楽しむ「ファザーリング」な生き方の浸透、父と子の共有体験の機会を創出するため、ファザーリング・ジャパン関西を設立。子育てイベント、父子ツアー、企業研修など、年間200以上の事業を手掛ける。
池田由紀 氏(認定NPO法人Teach For Japan第3期フェロー(教師))
1987年生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、伊藤忠商事株式会社に入社し物流・用船事業に従事。2013年5月、教員免許取得のため同社退職後、通信制大学に所属しながら文部科学省非常勤職員や認定NPO法人Teach For Japanスタッフなどを経て、2015年4月よりTeach For Japanの第3期フェロー(教師)として奈良市内の公立小学校に赴任。昨年度は特別支援学級、今年度は4年生の担任として日々子どもたちと向き合っている。
川口加奈 氏(認定NPO法人Homedoor 理事長)
14歳でホームレス問題に出会い、ホームレス襲撃事件の根絶を目指し、炊出しや100人ワークショップなどの活動を開始。19歳でHomedoorを設立し、シェアサイクルHUBchari事業等でホームレスの人や生活保護受給者累計180名以上に就労支援を提供する。世界経済フォーラム(通称・ダボス会議)のGlobal Shapersや、ウーマン・オブ・ザ・イヤー若手リーダー部門、Googleインパクトチャレンジ グランプリにも選出される。ABCラジオ「ほりナビ クロス」レギュラーコメンテーター。