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VR・ARに関わる業界・企業の最新動向は?

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2017年11月更新

スマホを持って街や野外を歩き、架空キャラクターを探すゲーム「ポケモンGO」が2016年以降、世界的に流行しています。「ポケモンGO」のヒットにより、その要となる、現実の風景にデジタル情報を重ねる技術「拡張現実」(AR=Augmented Reality)も広く知られるようになりました。
ARとよく似た「仮想現実」(VR=Virtual Reality)という言葉もあります。ゴーグル型ディスプレーをつけるなどした人に対して全周囲で映像を見せ、現実には存在しない光景や、別の場所・時間で撮った映像を、あたかも今その中にいるかのように感じさせる技術です。VRのアイデアや基礎技術は20世紀の生まれですが、近年は頭につけるヘッドマウントディスプレー(HMD)やVR投影ルームといった技術や機器・設備が急速に発達し、実用の場が広がっています。
VRと実写映像の組み合わせを「複合現実」(MR=Mixed Reality)と呼ぶこともあります。
「ポケモンGO」開始と、「プレイステーション(PS)VR」発売などが相次いだ2016年は、“AR・VR元年”と呼ばれました。どちらもゲームへの応用が先行しましたが、用途は映画・音楽、スポーツ観戦を含めたエンターテインメント(娯楽)に限りません。観光案内、住宅や家具選び、衣服の“バーチャル試着“、電子商取引(EC)における下見、さらには教育・研修、生産・工事管理、医療などへと広がりつつあります。
米調査会社IDCは2021年のVR・AR関連市場が、世界全体で約2150億ドル、日本では約28億ドル(3000億円以上)の規模に成長すると予測しています。欧米やアジアでも、日本に勝るとも劣らぬスピードで、VR・ARの技術・機器やコンテンツの開発や活用、市場の拡大が進んでいます。例えばポケモン(ポケットモンスター)は日本発のコンテンツですが、「ポケモンGO」は米ナイアンテック社が運営しています。(協力:日経TEST)

VR・ARを“エンターテインメント”で活かしているのはどんな企業?

別世界で生きているように感じられるVRゲームをテーマとしたライトノベル『ソードアート・オンライン(SAO)』(川原礫・作)がアニメ化されるほどヒットしました。現実はまだそこまで到達していませんが、VRやARというとまず期待が集まるのは、ゲームなど娯楽分野です。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は2016年に「プレイステーションVR」を発売。バンダイナムコエンターテインメント(バンナム)は東京を皮切りにVRアトラクションを備えたアミューズメント施設の展開を始めました。セガエンタテインメントも大阪で、ゾンビと戦うVRゲームを提供しています。これはゴーグル型端末をつけて遊びますが、コーエーテクモが展開を始めた「VR SENSE(センス)」は振動や温風・冷風、霧、匂いまで演出し、五感で体験できる筐体(きょうたい)型です。
このほか大日本印刷が2017年10月、アニメの世界をVRやARで体験できる「東京アニメセンター」を東京市ヶ谷駅近くで開設しました。

(協力:日経TEST)

関連する企業(一部の例・順不同)
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)/ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)/バンダイナムコエンターテインメント(バンナムHD)/セガサミーHD/任天堂/グリー/スクウェア・エニックス・ホールディングス(スクエニHD)/カプコン/コロプラ/チームラボ/ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)/DMM.com/NTTドコモ/エイベックス/クリプトン・フューチャー・メディア/プロダクション・アイジー/インターピア/コシダカ(カラオケ店「まねきねこ」) など

VR・ARを“ビジネス”に活かしているのはどんな企業?

眼前の光景に情報を補足するARや、現実に近い擬似体験ができるVRは、技術や機器を提供する企業が増えています。これからは企画・営業する側も、導入を考える企業・公的機関などのユーザー側も「どう応用するか?」を考えることもポイントです。
エンターテインメントに近い領域である観光では、凸版印刷がスマホ・アプリ「旅道」などにVRやARを取り入れています。例えば高松城(香川県)を訪れた旅行者がこれを使うと、現存しない天守閣の往時の姿をVRで見ることができます。凸版印刷は地域おこしに役立つツールとして、自治体などに提案しています。
KDDIはウィラーや日本航空などと、高速バスや飛行機での移動時間で、乗客にVRコンテンツを楽しんでもらう取り組みを始めています。
ソニー・グループは液晶テレビ「ブラビア」をホテルや店舗などに売り込む際、消費者の性別などに合わせて広告などを映し出すARメディアとしての活用を提案しています。
またスマホで撮った自分の顔画像を基に化粧の仕上がりをシミュレートできるARアプリも、資生堂などが配信しています。
建物や機械、配管などが複雑に入り組んだ中で、安全かつ効率的な作業を求められる工場や工事現場でも、ARの導入が広がっています。清水建設は現場担当者が持つタブレット端末に、水道管やガス管などが地下をどう走っているかをARで表示しています。ARは工場やプラントの作業員、交通機関の運転担当、医師や歯科医の教育・研修にも使われています。 これ以外に、マンションの内覧、戸建て住宅の新築・内装工事、家具の販売などに際して、VRを見ながら打ち合わせすることもできるようになりました。

(協力:日経TEST)

関連する企業(一部の例・順不同)
ソニー/エプソン/富士通/NEC/日立製作所/キヤノン/キヤノンITソリューションズ/凸版印刷/オープン・ランウェイズ/クウジット/メガソフト/InstaVR/福井コンピュータホールディングス/コンピュータシステム研究所(CST)/Psychic VR Lab(サイキックVRラボ)/アルファコード/キャドセンター/サイバネットシステム/ネクストシステム/三菱地所/楽天/東京急行電鉄/日本航空/トヨタ自動車/カルソニックカンセイ/鹿島/JFEスチール など【以上】
dodaキャリアアドバイザー 河崎 達哉
dodaキャリアアドバイザー
河崎 達哉

VR(仮想現実)・AR(拡張現実)を実現できるエンジニア、クリエイターにニーズ

VR(仮想現実)・AR(拡張現実)を「何に使うのか」を、さまざまな業界で模索している状況です。その点、ゲーム業界は少し先を進んでいます。スマートフォンを取り付けるタイプのHMDやVR(仮想現実)専用ゲーム機が普及しはじめており、スマートフォン向け・専用機向けのゲームも多数リリースされています。
転職市場に出ている求人は今のところそこまで多くありませんが、VR(仮想現実)ゲーム開発エンジニアや、一部に3DCGデザイナーの求人も見られます。VR(仮想現実)の開発エンジニアに求められるのは、C/C++などゲーム開発に使われている言語が扱える人、Unityでの開発経験や、制御・組み込み系のハードとソフト両方に知見があるエンジニアへのニーズが強いようです。
ゲーム以外のエンターテインメントやビジネス用途では、例えば住宅情報サイトで物件の内見をVR(仮想現実)でできるようにする、イベントやセミナーなどにVR(仮想現実)で参加できるようにするものなど、さまざまな活用が広がっていくでしょう。事業会社の企画部門で、VR(仮想現実)・AR(拡張現実)を自社のサービスにどう活用するかを企画するようなポジションのニーズも、今後高まっていく可能性があります。

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スマホを持って街や野外を歩き、架空キャラクターを探すゲーム「ポケモンGO」が2016年以降、世界的に流行しています。「ポケモンGO」のヒットにより、その要となる、現実の風景にデジタル情報を重ねる技術「拡張現実」(AR=Augmented Reality)も広く知られるようになりました。
ARとよく似た「仮想現実」(VR=Virtual Reality)という言葉もあります。ゴーグル型ディスプレーをつけるなどした人に対して全周囲で映像を見せ、現実には存在しない光景や、別の場所・時間で撮った映像を、あたかも今その中にいるかのように感じさせる技術です。VRのアイデアや基礎技術は20世紀の生まれですが、近年は頭につけるヘッドマウントディスプレー(HMD)やVR投影ルームといった技術や機器・設備が急速に発達し、実用の場が広がっています。
VRと実写映像の組み合わせを「複合現実」(MR=Mixed Reality)と呼ぶこともあります。
「ポケモンGO」開始と、「プレイステーション(PS)VR」発売などが相次いだ2016年は、“AR・VR元年”と呼ばれました。どちらもゲームへの応用が先行しましたが、用途は映画・音楽、スポーツ観戦を含めたエンターテインメント(娯楽)に限りません。観光案内、住宅や家具選び、衣服の“バーチャル試着“、電子商取引(EC)における下見、さらには教育・研修、生産・工事管理、医療などへと広がりつつあります。
米調査会社IDCは2021年のVR・AR関連市場が、世界全体で約2150億ドル、日本では約28億ドル(3000億円以上)の規模に成長すると予測しています。欧米やアジアでも、日本に勝るとも劣らぬスピードで、VR・ARの技術・機器やコンテンツの開発や活用、市場の拡大が進んでいます。例えばポケモン(ポケットモンスター)は日本発のコンテンツですが、「ポケモンGO」は米ナイアンテック社が運営しています。

(協力:日経TEST)

VR・ARを“エンターテインメント”で活かしているのはどんな企業?

別世界で生きているように感じられるVRゲームをテーマとしたライトノベル『ソードアート・オンライン(SAO)』(川原礫・作)がアニメ化されるほどヒットしました。現実はまだそこまで到達していませんが、VRやARというとまず期待が集まるのは、ゲームなど娯楽分野です。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は2016年に「プレイステーションVR」を発売。バンダイナムコエンターテインメント(バンナム)は東京を皮切りにVRアトラクションを備えたアミューズメント施設の展開を始めました。セガエンタテインメントも大阪で、ゾンビと戦うVRゲームを提供しています。これはゴーグル型端末をつけて遊びますが、コーエーテクモが展開を始めた「VR SENSE(センス)」は振動や温風・冷風、霧、匂いまで演出し、五感で体験できる筐体(きょうたい)型です。
このほか大日本印刷が2017年10月、アニメの世界をVRやARで体験できる「東京アニメセンター」を東京市ヶ谷駅近くで開設しました。

(協力:日経TEST)

関連する企業(一部の例・順不同)
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)/ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)/バンダイナムコエンターテインメント(バンナムHD)/セガサミーHD/任天堂/グリー/スクウェア・エニックス・ホールディングス(スクエニHD)/カプコン/コロプラ/チームラボ/ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)/DMM.com/NTTドコモ/エイベックス/クリプトン・フューチャー・メディア/プロダクション・アイジー/インターピア/コシダカ(カラオケ店「まねきねこ」) など

VR・ARを“ビジネス”に活かしているのはどんな企業?

眼前の光景に情報を補足するARや、現実に近い擬似体験ができるVRは、技術や機器を提供する企業が増えています。これからは企画・営業する側も、導入を考える企業・公的機関などのユーザー側も「どう応用するか?」を考えることもポイントです。
エンターテインメントに近い領域である観光では、凸版印刷がスマホ・アプリ「旅道」などにVRやARを取り入れています。例えば高松城(香川県)を訪れた旅行者がこれを使うと、現存しない天守閣の往時の姿をVRで見ることができます。凸版印刷は地域おこしに役立つツールとして、自治体などに提案しています。
KDDIはウィラーや日本航空などと、高速バスや飛行機での移動時間で、乗客にVRコンテンツを楽しんでもらう取り組みを始めています。
ソニー・グループは液晶テレビ「ブラビア」をホテルや店舗などに売り込む際、消費者の性別などに合わせて広告などを映し出すARメディアとしての活用を提案しています。
またスマホで撮った自分の顔画像を基に化粧の仕上がりをシミュレートできるARアプリも、資生堂などが配信しています。
建物や機械、配管などが複雑に入り組んだ中で、安全かつ効率的な作業を求められる工場や工事現場でも、ARの導入が広がっています。清水建設は現場担当者が持つタブレット端末に、水道管やガス管などが地下をどう走っているかをARで表示しています。ARは工場やプラントの作業員、交通機関の運転担当、医師や歯科医の教育・研修にも使われています。
これ以外に、マンションの内覧、戸建て住宅の新築・内装工事、家具の販売などに際して、VRを見ながら打ち合わせすることもできるようになりました。

(協力:日経TEST)

関連する企業(一部の例・順不同)
ソニー/エプソン/富士通/NEC/日立製作所/キヤノン/キヤノンITソリューションズ/凸版印刷/オープン・ランウェイズ/クウジット/メガソフト/InstaVR/福井コンピュータホールディングス/コンピュータシステム研究所(CST)/Psychic VR Lab(サイキックVRラボ)/アルファコード/キャドセンター/サイバネットシステム/ネクストシステム/三菱地所/楽天/東京急行電鉄/日本航空/トヨタ自動車/カルソニックカンセイ/鹿島/JFEスチール など【以上】
dodaキャリアアドバイザー 河崎 達哉
dodaキャリアアドバイザー
河崎 達哉

VR(仮想現実)・AR(拡張現実)を実現できるエンジニア、クリエイターにニーズ

VR(仮想現実)・AR(拡張現実)を「何に使うのか」を、さまざまな業界で模索している状況です。その点、ゲーム業界は少し先を進んでいます。スマートフォンを取り付けるタイプのHMDやVR(仮想現実)専用ゲーム機が普及しはじめており、スマートフォン向け・専用機向けのゲームも多数リリースされています。
転職市場に出ている求人は今のところそこまで多くありませんが、VR(仮想現実)ゲーム開発エンジニアや、一部に3DCGデザイナーの求人も見られます。VR(仮想現実)の開発エンジニアに求められるのは、C/C++などゲーム開発に使われている言語が扱える人、Unityでの開発経験や、制御・組み込み系のハードとソフト両方に知見があるエンジニアへのニーズが強いようです。
ゲーム以外のエンターテインメントやビジネス用途では、例えば住宅情報サイトで物件の内見をVR(仮想現実)でできるようにする、イベントやセミナーなどにVR(仮想現実)で参加できるようにするものなど、さまざまな活用が広がっていくでしょう。事業会社の企画部門で、VR(仮想現実)・AR(拡張現実)を自社のサービスにどう活用するかを企画するようなポジションのニーズも、今後高まっていく可能性があります。

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