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中野(裕)
転職を成功させるには、誰と付き合うかも大切だと思います。dodaエグゼクティブ以外にもさまざまなエージェントサービスが世の中にはありますが、そのコンサルティングレベルは正直、千差万別だと感じています。
小柳
他社のコンサルタントを評価するわけではありませんが、まず良くないのは、マッチングという視点で厳選せずに、企業を紹介するコンサルタントですね。とにかく企業の良いところしか言わずに、あらゆる企業を勧めてくる。なぜ良いのか、なぜその人に合うのか、という視点で話してくれないコンサルタントは要注意です。私たちの場合、どんなに良い企業でもその人に合わないと判断したら、「やめたほうがいいと思います」と言うこともあるくらいですから。
中野(聡)
要注意のコンサルタントは企業情報が乏しいから、短絡的な視点からしか話ができないのだと思います。求めるスキルや経験だけでなく、企業のビジネスや成長戦略、採用方針について深堀りした際に、良い答えが出てくるかどうかが良いコンサルタントかそうでないかの分岐点ではないでしょうか。
私たちのゴールは、転職決定ではなく、転職後、その人が活躍できるかどうか。企業も、コンサルタントをそういう長期的な視点から見ているはずです。活躍できない人ばかりを採用支援するコンサルタントでは、企業からの信頼を失ってしまいます。
中野(裕)
エグゼクティブ層に限りませんが、転職は「入社することがゴール」ではないので、まずはコンサルタントが「この方が入社することによってご本人も事業も成長する」と具体的にイメージできているかを確認したほうがいいですね。
小柳
コンサルタントである私たちも、エグゼクティブや企業に選ばれる側なのだという緊張感はいつも持っています。優秀で視点の高い方々に耳を傾けていただける有用な情報提供ができなければ、コンサルタント失格の烙印を押されてしまう。そう思うと、勉強し続け、誠実に真摯に向き合おうと身が引き締まります。
そういう意識を持たないコンサルタントも中にはいますから、優秀なコンサルタントと出会い、付き合えるかどうかで、転職成功が大きく左右されると言っても過言ではないと思います。では、そのためのポイントは何でしょうか?中野さん。
中野(裕)
もちろんdodaエグゼクティブに登録していただくのが一番ですが(笑)、まずは私たちコンサルタントと直接接点を持つだけでもいいと思います。情報収集に努めて、ご自身の情報や考えを常にオープンにしてほしいですね。今すぐ転職を考えていなくても、情報収集を始めることに早過ぎることはないはずです。極論、私たちコンサルタントでなくても構いません。企業の人事担当者でも成功しているビジネスパーソンでも誰でも良いので、人脈を広げてぜひ情報の網を拡大させてください。
中野(聡)
私たちと接点を持つ目的は、何も転職目的でなくてもいいと思っています。私たちは、エグゼクティブ層を積極採用している企業やエグゼクティブクラスのビジネスパーソンなど、さまざまな企業や人との接点を持っています。その人脈をビジネスに活用したい、という考えでもまったく構いません。私たちを通じて、新しいビジネスのつながりが生まれるのは非常にうれしいことです。そのつながりは長期的に見れば、私たちの転職支援というビジネスにとってプラスになるはずですから。
小柳
メディアの流す情報は、玉石混淆です。大衆誌のみならずビジネス誌であっても、私たちコンサルタントから見たら首をかしげてしまうような誤った情報が載っていることも少なくありません。惑わされずに、企業と直接接点を持つ私たちから情報を仕入れてほしいですね。コンサルタントの持つ一次情報が、最も信用できる情報であることは間違いありませんから。私たちを「コンサルタント」というより、「人脈と情報をたくさん持っている人」と、とらえていただくのが良いかもしれません。私たちコンサルタントをビジネスやキャリアに、ぜひ上手に利用いただければと思います。