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森
これも前回にお話ししたことですが、ご入社後に期待通りの活躍ができるかどうかは、その企業が『エグゼクティブの採用はビジネスそのものである』ととらえているか」によるものです。転職したエグゼクティブご本人としてお二人にお聞きしたいのですが、入社後にパフォーマンスを発揮するために会社側がすべきことがあると思われますか?
五十嵐
私自身のことで言うと、年齢的にもキャリアの面でも、やり方やしきたりのようなことを教えてもらう必要はなく、任せてもらうことが一番です。加えて、社内で必要な情報がすぐに得られる状況にあることです。必要な情報が、どこに蓄積されているのか、誰に聞けばいいのか分からない、どう聞けばいいのか分からないというのは無駄ですね。
中村
これは、会社がというよりも自分が行いたいと心掛けていることですが、例えば、入社間もない時点で、その会社のカルチャーもプロパー社員の考え方も理解していない私が、経験やスキルを前面に出すことをしても周りの方と溝ができるだけです。まずは部署も役職も関係なく一人一人とオープンに話し、つながりを作ります。そして、あらゆる方とつながり、情報が集まってくるようになれば仕事がスムーズに流れるようになるし「変化」や「実績」も現れてくるものと思っています。
森
何をゴールとして目指すのか、どんなスタンスで取り組むか、キャンディデートと企業が入社前にすり合わせること、そして入社後はメンバーともお互いの価値観を共有していくことが重要ではないでしょうか。
永井
それが森さんの採用業界の改革であり、私たちエグゼクティブ・コーチの技術が生かせるシーンかもしれませんね。
森
今日はありがとうございました。次回は、エグゼクティブ活用に成功し、事業成長につなげている企業の育成責任者の方を招いて、エグゼクティブがパフォーマンスを最大化するための秘訣を探ってみたいと思います。
※2017年7月1日、インテリジェンス エグゼクティブサーチはパーソルキャリア エグゼクティブ エージェントに名称変更いたしました。