トルンプ株式会社

■同社特徴：
同社は本社がドイツにある世界有数の工作機械メーカー「トルンプ」の日本法人です。トルンプグループは工作機械、レーザ、エレクトロニクスの分野で世界をリードする企業に成長し、産業用アプリケーションを開発。2017/18年には、従業員14,300名を超え、業界のリーディングカンパニーとして世界を牽引。70を超える運営子会社を持ち、世界中のすべての重要な市場に参加。その生産拠点は、中国、ドイツ、フランス、英国、イタリア、日本、メキシコ、オーストリア、ポーランド、スイス、チェコ共和国、米国など多岐に渡ります。日本市場には1977年に進出。当時の工作機械における日本の市場規模が、世界第2位と市場が大きい事に着目し、これまで事業成長を遂げてきました。日本進出3年目の売上高と現在とを比較すると、約20倍と順調に成長しており、確固たるポジションを確立。更なる成長の為、事業拡張をしていく方針です。

■事業概要：
大きく3つの事業を展開し、グローバル合計で約4,000億円の売上を誇ります。
・工作機械とレーザ装置事業
・レーザ加工事業
・エレクトロニクス事業

■同社の生産システムに関して：
ドイツ本社工場に板金機械とレーザ技術の生産工程に「シンクロ」システムを導入しています。このシステムは生産工程に限らず、トルンプのあらゆる活動場面で活用しています。あらゆる工程で無駄を排除した「シンクロ」システムにより、柔軟性と即行性を合わせもった斬新的な生産工程を構築しました。このシステムがトルンプのイノベーションの原動力となっています。 「シンクロ」の根底にあるのは、常に改善を進める精神です。生産工程ではジャスト・イン・タイムがモットーで、これを徹底することで余剰な生産や過剰な在庫を抑制しています。トルンプでは現場における改善を追求し続け、その時々に応じた最適なシステムを徹底的に開発しています。 改善にあたっては、従業員が問題点などを見つけやすいよう、情報の共有化、全員の参画機会を最も大切にしています。トルンプが掲げる作業工程の標準化、シンプルな物流システム、合理的な操作設備などは、この改善のほんの一部に過ぎません。