阿波製紙株式会社

■企業概要：
大正5年に機械漉き和紙メーカーとして創業、その後阿波和紙の伝統を継承しながら、時代の変化に合わせて様々な市場への製品供給を行っています。
代表的なものとしては、
・自動車業界向けの濾材や摩擦材
・水処理業界向けの分離膜支持体紙
・食品、建材業界向けの資材
などを開発・生産しており、日本でも数少ない機能紙・不織布メーカーへと成長を続けています。

書く、拭く、包む以外に、化学繊維、合成繊維、無機繊維、金属繊維、鉱物繊維など、多種多様な原料に、同社の培ったコア技術を加え、
電気絶縁、導電、遮光、耐熱、防音、濾過、分離、吸着などの働きを持たせた紙（＝機能紙）や、
繊維を織らずにふんわりと重ね、それを熱や接着剤などの物理的・化学的手段や高圧水流などの機械的手段により、繊維同士を絡ませたり接着することで製造するシート
（＝不織布）など、創業当初からの“製紙”からは大きく変貌を遂げています。

代表的な製品は下記の通りです。（各種フィルターペーパー、逆浸透膜(RO)支持体紙、車両クラッチ板用摩擦材、蓄電池用セパレーター、建材用コアシート等）
（1）自動車関連資材………エンジン用濾材、クラッチ板用摩擦材、鉛蓄電池用セパレータ原紙などです。
（2）水処理関連資材………分離膜用資材であり、世界トップシェアでもある分離膜と分離膜支持体を使用したモジュールは、主に中近東や南欧での海水淡水化プラント、
半導体製造に使用する超純水製造設備などで使用されています。
（3）一般産業用資材………食品用資材（脱酸素剤の包材等）、建材用資材（不燃壁材用原紙やタイルカーペットなどの芯材等）、熱伝導材（半導体用などの放熱部品等）などです。