株式会社マルイチ産商

「海のない長野県で暮らす人たちに、新鮮な魚を味わってほしい」と考え、その目標に挑戦し、独自の戦略と情熱を武器に事業を拡大しています。
■事業内容：
・水産物および水産加工品、デイリー食品および冷凍食品、一般ドライ食品および加工食品、畜産物および畜産加工品の卸売業
・小売店舗支援事業
・物流／冷蔵倉庫事業
・OA機器／通信機器販売
・保険代理店事業
■事業の特徴：
「食」を取り巻く国内外の環境が大きく変化する中、同社は卸売業でありながら、原料調達から加工、商品化に至るまでの全ての工程に関与し、顧客に満足してもらえるような商品を供給してゆくという、まさに、「差別化と付加価値」を同時に実現する卸売業を目指しています。
（1）メーカー型卸事業…商品開発の企画段階から関わり、メーカーに原料を供給して商品の製造を依頼し、出来上がった商品を全量買い上げて販売します。同社では、このようなマルイチグループの原料調達力や商品供給力を生かし、自らオリジナル商品を生み出す「メーカー型卸」事業を推進しています。
（2）生鮮魚の「フルアソート調達」…「メーカー型卸」戦略の1つでもある「フルアソート調達」は、サンマを例にすると、従来までは生鮮サンマとして店頭販売向けに出荷する大きめのサイズを中心に買付けていましたが、これに加えて加工製品や養殖魚の飼料に使用する小さめのサイズまでの全てのサイズを買付け、顧客の様々なニーズに適したサイズの供給を行うことで、多様な業種・業態への販売展開を図っています。
（3）「本当においしい養殖魚」を目指して…大分県佐伯市米水津湾で養殖している「海の匠」は、「本当においしい養殖魚」を目指してマルイチグループが開発した養殖ぶりです。養殖魚の生産から加工、販売に至るまでのそれぞれの機能をマルイチグループが行い、顧客のニーズを反映した商品化、計画的な生産・販売、効率的な流通を進めています。
（4）畜産インテグレーションによる生産者支援…畜産インテグレーションによる同社オリジナル開発商品「りんご和牛信州牛」、「信州米豚」、「信州ハーブ鶏」の安定供給と生産拡大を進めています。飼料メーカーとのアライアンスによる専用飼料の開発・供給や、ABL（動産・債権担保融資）による預託スキームにより、生産力の強化と生産者の経営安定化に取り組んでいます。