株式会社西浅

■事業内容
同社は京都市に本社を構える鮮魚の加工・販売を専門とする企業です。1927年の創業以来、京都・大阪・滋賀にわたり地域密着型の鮮魚専門店を展開しており、現在では12店舗を構えるまでに成長しています。同社の大きな特長は、各店舗に職人が常駐し、魚の仕入れから調理・加工・販売までを一貫して行う点です。チェーン店には珍しく、店舗ごとに店長が市場で直接仕入れを行い、地域や季節に応じた魚を提供する独自のビジネスモデルを採用。単に魚を販売するのではなく、「旬を味わう」「調理法を伝える」「食文化を届ける」といった文化的価値の提供に重点を置いています。

■ビジョン
同社の代表は、家業である魚屋を継ぐ中で「魚の価値」や「働くことの意味」に気づきました。以来、利益優先ではなく、お客様と魚の両方に誠実であることを大切にしながら経営を続けています。魚食文化が薄れつつある現代だからこそ、「本物の魚に向き合うこと」「文化を次世代につなぐこと」に使命感を持ち、魚を通じた“食の感動体験”を提供することを企業ビジョンに掲げています。

■特徴（TOPICS）
・製品・サービスの優位性
職人の手仕事と自由な店舗運営を両立させることで、地域のニーズに柔軟に対応しています。各店舗がそれぞれの個性を活かしながら、旬の魚を最適な形で提供しており、他にはない商品展開が可能です。
・文化発信と教育活動
店頭販売だけにとどまらず、魚のさばき教室や「お魚トレーディングカード」の配布など、食文化の啓発にも積極的に取り組んでいます。
・教育体制・キャリア支援
入社後は座学研修から始まり、OJTで技術・知識・接客を丁寧に習得できます。5年目までは継続的な研修や面談も用意されており、未経験からでも着実に成長できる環境です。

■組織風土
同社は魚に対する誠実さとお客様への真摯な接客を重視する、温かく人間味あふれる職場です。職人同士の関係もフラットで、現場の声が経営に届く風通しの良さも魅力の一つ。社長自ら現場に足を運ぶなど、トップとスタッフの距離も近く、一人ひとりの頑張りがしっかり評価される環境です。魚食文化の継承という社会的意義を感じながら、プロの職人として成長できる、やりがいある職場です。