株式会社カネカメディックス

■事業概要：血液浄化製品とカテーテルを中心とする医療機器の製造・販売
■事業：
(1)血液浄化事業…従来の治療法では十分な効果が期待できない患者を救うための新しい血液浄化製品を扱っています。血液中のベータⅡミクログロブリンを吸着除去する「リクセル」悪玉コレステロールのみを吸着除去する「リボソーバーシステム」悪玉コレステロールとフィブリノーゲンを吸着除去して末梢血液循環の改善を導く「レオカーナ」等。
(2)インターベンション事業…血管内手術製品を扱っており、マイクロカテーテル、バルーンカテーテル、ガイドワイヤー、血栓吸引カテーテル、PCI、脳血管塞栓用コイル等(EVT、コロナリーステント、胆管ステント、SHDなど)になります。この事業は急速に拡大しておりカネカメディックスの売上の約6割を占めています｡
(3)シラスコン事業…脳神経外科製品(水頭症シャント、各種ドレナージ、回路排液バック)、外科製品（経管栄養カテーテル、高カロリー輸液用カテーテル、輸液フィルター、ドレーン）、その他（眼科用特殊チューブ、医療用シリコーンチューブ）を扱っています｡
(4)消化器事業、電気生理事業を立ち上げ製品ラインナップの拡充を図って事業展開を進めています。
■特徴・社風：カテーテル製造・販売のメーカーの中では希少な日系メーカーとなります。製品ラインナップが豊富なため、複合的な提案をドクターにすることができます。また、営業として様々な商品に触れることで成長していただきたいと考え、その後のキャリアパスも豊富にあります。製造拠点は日本にあるため、ドクターの声も反映しやすい体制になっています。
■会社の沿革：前身は世界最大シリコーンメーカー、ダウコーニング社（シリコン樹脂世界シェア40％）のメディカル部門になります｡日本で1970年代から事業スタートし1993年に鐘淵化学工業株式会社（現株式会社カネカ）が部門を買収し、株式会社カネカのグループ企業として現在に至っています｡
※カネカ社について：1949年に鐘淵紡績より分離、日本初の塩ビメーカーとして出発し現在年間5500億円の売上を誇ります。