エンジニアとして応募するのであれば、やはり基本的には技術力をアピールすべきでしょう。
一方でもちろん人物面のアピールもおろそかにはできません。それらの比重を考えるうえで大事なことは、「誰に対して、自分の何をアピールするのか」です。

面接官が現場のエンジニアの方であれば、技術力を中心にアピールすべきでしょう。一方でマネジメント層や役員クラスの方に対しては、熱意や人間性の比重を増やしたほうが高い評価を得られる可能性があります。もちろん技術について詳細に語ることができるのは前提ですが、それをマネジメント層の方に対してまったく同じ内容でアピールしても評価につながらないケースも多いのです。あまりに専門的な事柄を列挙しすぎるのではなく、その技術によってその企業にどう貢献できるのか、どうしていきたいのか、などを具体的な事例をまじえ、アピールすべきでしょう。
あくまで経験則ですが、アピールがうまいエンジニアの方は、傾向として「エピソードの引き出し」を多数用意しており、それを面接官によって上手く使い分けているケースが多いようです。ひとつの事柄を、いくつかの切り口で語れるのが理想ですね。