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転職Q&A

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転職活動の準備

エンジニアの目標設定のコツは?どんなスキルや資格を意識すべき?

ベンダー企業でエンジニアとして働いています。日々の業務に忙殺されて目標設定など考えたこともありませんでしたが、エンジニアにも目標設定は必要なのでしょうか?どのように意識して目標を設定すればよいのでしょうか?

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清水 宏将(しみず・こうすけ)

CCNP

応用技術者試験

新卒で商社系SIerへ入社し、拠点間ネットワークや大規模ネットワークに携わるインフラエンジニアとして約4年従事。在職中に受けたキャリアカウンセリングをきっかけにパーソルキャリア株式会社に入社。現在は、IT領域の中でもインフラエンジニアやセキュリティエンジニア(主にネットワークセキュリティ)を中心に、スキルアセスメントを踏まえたキャリアプランの提案を強みとして転職支援を行っている。

自分がどんなエンジニアになりたいかを踏まえて目標設定をしましょう

エンジニア スキルアップのイメージ

エンジニアとして働いている方の中には、質問者のように毎日の仕事に追われていて、将来についてゆっくり考える機会を逃している方もいらっしゃるかもしれません。目標設定はそんな方にこそ、ぜひ真剣に考えてほしいと思います。どんなエンジニアになりたいかを踏まえて目標設定をすることは、ご自身のキャリアを考える上で重要なステップの一つになります。

大切なのは3年後、5年後など長期的なスパンで、「こうなっていたい」というゴールから逆算するバックキャスティングで考えること。現在のご自身と比較し足りない部分を見つめ、どうやって埋めていくかを分析して目標設定に活かしましょう。

加えて、企業で働くビジネスパーソンにとっては年齢と経験のバランスという観点も欠かせません。若手のうちはポテンシャル見込みで、スキルチェンジなどのチャレンジも許容されることが多いです。一方、ベテランになるにつれて、それまでの経験を活かした能力発揮を求められる傾向が高まります。企業からのニーズを意識するのであれば、自身のフェーズに応じて目標を調整することも大切です。

エンジニアとしてのキャリアの方向性に迷う場合は、dodaエージェントサービスを利用してみてはいかがでしょうか。ITエンジニア専任のキャリアアドバイザーがあなたの志向に合ったキャリアプランを一緒に考えます。方向性に迷っている方もお気軽に相談してください。

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マネジメント志向かスペシャリスト志向かで目標は異なる

まずはご自身のキャリアビジョンがマネジメント志向なのか、スペシャリスト志向なのかを見極めるようにしましょう。目指す方向性によって、身につけるべきスキルや仕事への取り組み方に違いが出てきます。

プロジェクトマネージャー(PM)などのポジションを目指すマネジメント志向の方は、管理能力や課題解決力、コミュニケーション能力などを身につける必要があります。プロジェクトを円滑に進めるための計画立案やスケジュール管理、トラブル発生時の問題解決、チームメンバーを率いるリーダーシップなど、技術面以外のスキルのブラッシュアップに注力して目標を設定しましょう。

一方、専門性の高いキャリアを目指すスペシャリスト志向の方は、さまざまな技術やより深い知識を身につける必要があります。専門分野の資格取得や新技術の習得などは具体的で分かりやすい目標の一つ。さらにその知識を実務に活かしてキャリアを積んでいく目標を設定しましょう。

目標設定をする際のポイント

目標設定を考える際、目先の業務にフォーカスしてしまいがちですが、あまり適切ではありません。まずは将来なりたい姿、大きな軸から考えること。キャリアビジョンに合った目標を段階的に設定するのがよいでしょう。

ただし、遠い未来の目標だけでは、日々の行動の指針が分かりにくくなってしまいます。毎日の行動に目的を持って取り組むための、目標設定のポイントを3つご紹介します。

  • 期限を切る
  • 具体的な内容にブレイクダウンする
  • 数値化する

いつまでに、具体的に何をするかを数値で表すことで、達成したかどうかが分かりやすくなります。どの段階の目標にも使えるので、日ごろからこの3つの項目をセットで考えるくせをつけておくとよいでしょう。

また、目標設定を考える手段の一つに、成果目標と行動目標に分ける方法があります。成果目標とは、「最終的に何を達成したいのか」に焦点をあてることで、行動目標は、成果目標達成のためにしなければならないこと。つまり、行動目標を達成できれば成果目標達成につながるように、目標設定をしなければなりません。

例えば、「3カ月後には○○の資格をとる」という成果目標に対し、「1日1時間は学習に充てる」という行動目標を立てるとします。もし、「1日1時間の学習」を達成したのに3カ月後に資格が取得できなかった場合は、行動目標そのものを見直す必要があります。

けれども、もし「1日4時間は学習に充てる」という高すぎる行動目標を設定してしまうと、それ自体が守られないことにもなりかねません。行動目標は「多少がんばれば続けられる範囲」で設定することもポイントと言えるでしょう。

目標設定の例

マネジメント志向とスペシャリスト志向の目標設定の具体例をご紹介します。

マネジメント志向の具体例:プロジェクトマネージャーを目指す

エンジニアからプロジェクトマネージャーを目指す場合、「チームリーダー」「プロジェクトリーダー」「プロジェクトマネージャー」の3段階で考えると分かりやすくなります。チームメンバーのケア、スケジュール管理から始まり、プロジェクトの進捗管理、クライアント企業との折衝まで、段階に応じて役割が変わるため、目標もそれに合わせて変えるようにしましょう。技術よりもマネジメントよりの視線で目標を設定するのがよいでしょう。

スペシャリスト志向の具体例:ニーズの高い○○のスキルを身につける

専門技術を高めるために、「資格試験に合格する」「研修に参加して発表する」「技術書を読んで学習する」などの目標を設定しましょう。「1年後には○○の新しい技術を取り入れた実装を担当する」など、具体的な期間と内容を定めて実務に活かすとよいでしょう。

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目標に向かってスキルアップを目指しましょう

IT業界は技術革新のスピードが非常に速く、今の技術がこの先何年も通用するという保証はありません。業界のトレンドを把握した上で、ご自身に必要なスキルアップを続けることが大切です。

IT業界のトレンドを把握する

ファッションや音楽と同様にIT業界にもトレンドがあり、新しいサービスや技術が次々と生まれています。今後成長が期待できる市場や新技術に敏感になれば、ご自身がどの分野で挑戦するべきか見えてくると思います。業界動向には常にアンテナを張っておきましょう。

「IT業界ってどんなところ? 職種や企業分類、転職に役立つ業界動向まで解説」

セミナー・勉強会に参加する

スキルアップする方法の一つとして、セミナーや勉強会に参加することは有意義なことです。最新情報や知識の習得だけでなく、他分野のエンジニアとの交流を通じてIT業界のリアルな動向を肌で感じられ、ご自身のキャリアを考えるヒントになるかもしれません。

また、セミナーや勉強会では講演内容のインプットが主体ですが、アウトプット主体のイベントもあります。少人数で講師の方の指導の下に作業を行うハンズオン形式のイベントや、参加者が特定のテーマに沿って各々がやりたい作業を行うもくもく会などが一例です。そのほか、一日~数日に渡る期間、エンジニアやデザイナーで構成された少人数のチームを組み、与えられたテーマに沿って開発を行うハッカソンなども代表的なアウトプット主体のイベントです。

目標設定に見合ったスキル・資格を習得する

資格取得を目指すこともエンジニアがスキルアップする方法の一つです。保有資格はスキルの客観的な証明となり、評価アップにもつながります。

ただし、やみくもに資格勉強を開始するのではなく、自身が設定した方向性と目標に見合った資格を選びましょう。

インプットだけでなくアウトプットにつなげる

スキルアップを目指すのであれば、アウトプットも欠かせません。どのように自己研鑽に努めたかを示す手段として、例えばGithubのアカウントや技術ブログなどを提示できると、社内外問わず説得力を持つでしょう。他にも、セミナーや勉強会で登壇する、技術書展に出典するといったことを行っている方もいます。

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