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メルカリのシリアルアントレプレナー
松本が語る!
~新規事業立ち上げのプロセス~

株式会社メルカリ・松本龍祐

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メルカリのシリアルアントレプレナー松本が語る!~新規事業立ち上げのプロセス~(2016.7.25)

こんなサービスは失敗する。陥りがちな新規ビジネスの失敗例

過去の私自身の体験を踏まえ、こんな新規サービスは成功しにくい、という例をいくつかご紹介しましょう。

●思い入れが強すぎる

思い入れが強すぎると、「自分はこれをやりたい」という気持ちが先行し、市場調査やユーザーへのヒアリングの結果を自分に都合良く解釈してしまう恐れがあります。最初にも触れたように、1000のアイデアのうち2、3個がものになれば良い方。アイデアを捨てる勇気も必要です。また、アイデアを自分の中だけで温める人もいますが、自分と同じようなことを考えつく人は世界に1万人はいると思った方がいい。ため込まずに発信し、フィードバックを受ける中でアイデアを磨いていくことが大切です。

●コンセプトをきちんと立てていない

コンセプトづくりで挙げた「なぜそのサービスをするのか」「なぜユーザーはそのサービスを使う必然性があるのか」「なぜ自分のサービスが勝てるのか」の3つのポイントをあいまいなまま進めてしまうケースは多く、特に最後の「なぜ勝てるか」という視点は抜けがちです。世の中で流行っているからといってうまくいくとは限らず、むしろ、すでに流行っているほかのサービスに対し、なぜ自分たちが勝てるのかをしっかりと考えてからトライすることが重要になります。

●外注メンバー中心でサービスを立ち上げた

うまくいくパターンもありますが、違う会社の人がたくさん集まっているチームは、通常よりもコミュニケーションの難易度が数段上がっている状態。コミュニケーションをストレスなく円滑に行えるかどうかは、新規事業を成功させる上での大きな分かれ目になります。

●サービスの責任者に技術やデザインの十分な知識がない

サービスの責任者には、ビジネスの側面だけでなく、技術やデザインに関しても、各担当のメンバーと十分なコミュニケーションをとれるだけの知識が求められます。これはエンジニアやクリエイティブの人についても同様のことが言え、それぞれの専門分野の知識やスキルに加えて、ほかの領域の知識も身につけ、いわゆる「T字型」の横棒の厚みを増すことが重要。よりスムーズなサービス開発が実現するだけでなく、それは自身のキャリアの可能性を広げることにもつながるはずです。

私自身、過去いろんなところで失敗を経験してきましたが、その経験があったからこそ「アッテ」が誕生しました。皆さんも失敗を恐れないで積極的なチャレンジをしてほしいなと思います。今回のセミナーでお話しした、サービスの誕生プロセスや失敗事例などが、皆さまのお役に立てれば幸いです。

                
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