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新規事業のサービスづくりは「未来の世界から
足りないもの、欠けているものを考えること」
リクルートライフスタイル大宮が語る
「Airレジ」立ち上げの裏側

株式会社リクルートライフスタイル・大宮英紀

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新規事業のサービスづくりは「未来の世界から足りないもの、欠けているものを考えること」(2016.7.25)
リクルートライフスタイル大宮が語る「Airレジ」立ち上げの裏側

自分たちがアルバイトをして実際にユーザー体験、そこから学ぶ「ストーリー」の考え方

実際にユーザー体験をする

もともとリクルートライフスタイルは日本全国の店舗とリアルな接点を持っていたので、これまで運営に関するさまざまな悩みをクライアントから、じかに聞いてきました。店舗をとりまく多くのわずらわしい要素があり、それが変わっていない状況の中で、自分たちには何ができるのか。それを必死で考えた末に、決めたのが、店舗での業務負荷を極力軽減できるようなサービスをつくり、お店の方が本来の仕事である来店客へのおもてなしに注力できるようにしたいということでした。そこでPOSレジの改善に着手してみようと決めたのです。

「POSレジの改善」というテーマに対して、自分自身で体験する必要性を強く感じていました。というのも、店舗の方々に現状のPOSレジの使い勝手はどうかを尋ねても、多くの人が「毎日やらなければいけない業務」と捉えて、今以上のものを期待することは少ないため、改善のヒントは見つからないからです。そこで、私も含めてメンバーがアルバイトをして実際にPOSレジを使ってみることにしました。そこで初めて、私たちは店舗では営業後のレジ締めの作業に30~40分の時間を要していたことを知ったのです。終電間際まで営業する店舗では、それによってレジ締め担当者が帰宅できなくなり疲弊している、という状況を目の当たりにしました。

サービス導入のストーリーを考える

こうした経験を経て、サービス開発のコンセプトに据えたのは、とにかくシンプルで簡単でスマートであること。そして、使う人々から信頼していただけて、さらに誰にでも手が届くものであること。それが、私たちのサービスの価値だと考えました。とはいえ、自分たちでPOSレジの開発をしたことはなく、ほかのサービスを徹底的に調査することから始め、さらに自分たちがつくろうとしているサービスが実現する本質は何かを議論しました。

プロジェクトのスタートから約3カ月後にプロトタイプを開発。導入第1号店はリクルートのOBが経営するお店でした。当時はまだバグも多い状態でしたが、「店の経営が楽になった」という言葉をもらい、自分たちのやっていることが少なくとも1人に対しては間違っていなかったのだと、手ごたえを得ることができました。サービスやプロダクトをつくる際にはいつも、それがどう使われているのかというストーリーを大切にしています。21万のユーザーがいるということは、つまり、21万パターンのストーリーがあるということ。それを念頭に置いてサービスを開発しています。

NEXT:継続的に良いサービスをつくるために必要なことは?

                
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