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【8リンガルマスター 新条正恵に聞く 「グローバルビジネスで通用する英語力」の身につけ方】 いますぐ実践できる 「英語面接に活かせる考え方」

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“英語を使って活躍する”自分の姿を具体的にイメージしよう

今回は私がこれまでの経験から学んだ、転職を成功させるためのコツをお伝えしたいと思います。私は転職を5回していますが、1回目を除き、転職活動を始めてから1週間程度で転職先が決まってきました。複数の内定をいただいたこともあります。1回目と2回目以降では何が違ったのか。それは、その会社で活躍している自分の姿を具体的にイメージできていたかどうか。そして、自分の価値を最大化して、正しくプレゼンテーションすることができたかどうかでした。

セルフイメージを固めるためには、まずは相手の会社をよく知ることが大切です。職場環境や業務内容について徹底的にリサーチし、そこに自分がどうフィットするのかを考えます。ときには面接の場で面接官に質問をしてイメージを固めることも重要です。その会社にとってどんな人材が必要なのか、自分ならどのように貢献できるのかが見えてきたら、そのイメージを明確に伝えましょう。面接の場で「この仕事に私より適任者はいません」と言えるだけの、自分の強みを知っておくことも大切です。もし仮に英語力に多少の不安があったとしても、「英語を使って働いている自分」をイメージして、面接には前向きに臨んでください。一度、想像してみてもらいたいのですが、あなたがある企業で営業の仕事をしていたとして、取引先の担当者が何を求めているのかも分からず、また、自社の商品を遠慮がちに勧めていたのでは、トップセールスになることはできないでしょう。転職活動では、あなたは自分という商品を売り込む営業です。どうすれば商品が売れるのか、売れた後もどのように商品を使ってもらいたいのかを考えなければならないのです。

グローバルビジネスでは前向きであることが大前提

グローバルビジネスにおけるコミュニケーションの基本は、とにかく前向きであること。特にアメリカには人生はハッピーでなくてはいけないと考える文化がありますので、「How are you?(調子はどう?)」と聞かれたら「I'm good.(元気よ)」と答え、「How was it?(どうだった?)」 と聞かれたら「I enjoyed a lot.(楽しかったよ)」と伝えましょう。ビジネスの場面では、たとえどんなに落ち込んでいたとしても、その気持ちはおくびにも出してはいけません。

英語にあまり自信がなかったとしても、「I can't speak English.(英語は話せません)」や「I’m not good at English.(英語は得意ではありません)」 という言い方は絶対にしないでください。言葉にすることで、自分自身に英語ができないと言い聞かせているようなものですし、英語が得意でないことは相手も聞けば分かることなので、わざわざ口に出して念押しする必要もありません。どうしても引け目があるのであれば「Since I am currently studying English, please let me know if there are better ways.(今、勉強中なので、もし他に良い伝え方があれば教えてください)」など、常にポジティブに聞こえるように話すといいでしょう。

英語面接はもちろんのこと、商談でも、グローバルビジネスの場では自分の考えや立場をきちんと伝えることが重要です。考えがあるのに、「言ってはいけないんじゃないか」と考えて言葉を濁すのはNG。海外では自分の意見をしっかり持っていない人は信用されません。自分と相手の考え方が違ってもいいのです。ダイバーシティを重んじるグローバル企業では特に、外国人は自分と同じ考えの人とばかり一緒にいることを望んだりはしないものですから。

結果にシビアなグローバル企業でも、話し方次第で「失敗談」が武器になる

職務経歴書の作成や面接の際などに、「◯◯社のどの部署に、何年いて、どういう仕事に関わっていた」という所属を羅列する人は多いですが、それだけでは評価されません。「どこにいたか」ではなく、「そこで何をして、どういう結果を残したか」が重要だからです。日本企業でも同様だと思いますが、外資系企業はより結果を重視する傾向が強いため、成果を伝えることが大事なのです。さらに、「そこから何を学んだのか」「その経験をどのように仕事に活かしているのか」といった、今につながるストーリーが話せるとなおよいでしょう。失敗談も臆さず話してください。自らの失敗をきちんと認められる人は、「責任を持って仕事をして、失敗を振り返ることができる人」と評価されます。失敗から何を学び、どう克服したか、という話がきちんとできれば、あなたのポイントは確実に上がります。

コミュニケーション力や協調性があることを伝えるために、ストーリーに自分以外の人物を登場させることも有効です。上司や部下、チームメイト、他の部門のメンバー、社外の人などから、苦しい時に助けられて学んだことや、チームで力を合わせて課題を乗り越えた話などは、とても良い印象を与えます。ただ単に「コミュニケーション力があります」と言っても信用されにくいので、端々に他者と関わったエピソードを散りばめておくことです。特に外資系企業では個々が独立した働き方をするイメージを持っている人もいるかもしれませんが、どんなビジネスであれ、一人で仕事はできません。チームの中でどのような働き方ができるのかといった協調性は、どこの企業でも重要視されるポイントの1つでしょう。

あやふやな表現はNG!英語面接では「Think」を多用しない

外国人と会話をするときに、Yes・Noをはっきりさせて、自分の考え方を明確に伝えるべきだという話はよく聞くと思います。それと関連していますが、英語面接の場で自分の考え方を述べる際には、「◯◯だと思います」ではなく、「◯◯です」と言い切ることが大切です。「私はこう思います」ではなく、「私はこうしてきました」という事実を話すのです。口癖のように「I think~」と話し始める人がいますが、それだと、「この人は考えるばかりで実績を話していないのか」と思われてしまうかもしれません。

思いを伝える質問術を学ぼう!グローバル企業では意欲的な人材が評価される

面接の場では大抵、「最後に何か質問はありますか?」と聞かれます。その際に、面接官の個人的な意見を聞いてみるのもお勧めです。例えば、「なぜあなたがこの会社で働きたいと思ったのかを教えてください」とか、「もしあなたがこの会社のセールスだったとしたら、会社のことを一言で何と伝えますか」といった質問です。その瞬間は意外な顔をされることもありますが、皆さんよく考えてちゃんと答えてくれるものです。先輩や上司の転職理由や、そこで働く人たちが会社をどう見ているという話は企業研究の参考になります。事前のリサーチでは分からなかった企業の本質も見えてくるでしょう。同時にこのような質問は、あなたがその会社で働くことを深くイメージしたいのだということを相手に伝えるアピールにもなります。

また、面接で聞かれなかったために言いそびれてしまった自分のアピールポイントを、質問の形に変えて伝えることもできます。例えば研修制度について、「私は前社で○○のプログラムを○カ月間受けて、自分のスキルを上げ、このような結果を出したことがあります。御社でもできれば研修を受講して新しい仕事にチャレンジしたいと思うのですが、どのようなプログラムがありますか」といったように、自分の成功事例を交えて質問するのです。すると、どんな研修プログラムがあるのかをただ聞くよりも、はるかに意欲的な人材に見えるでしょう。会話のキャッチボールが重視される英語面接の場では、分からないことがあれば最後まで待たずに質問するのもいいと思います。もし不安があれば、「質問があれば適宜お聞きしてもよろしいですか」と最初に伝えておきましょう。

外資系企業でも、経験やスキルが求められる基準よりも少し低めなのに、採用される人が時々います。そういう人に共通するのは、自分に自信を持っているということです。自分の能力が多少不足していても、何事にも「できます、やります、やりたいです」と答えるタイプの人。外資系企業では特に、そうした強い意欲のある人を採用する傾向があるように思います。

語学力を身につければ、“世界”とつながれる

私は語学力を身につけることで、世界をどんどん身近に感じることができるようになりました。初対面の方などに「8カ国語が話せる」ことをお伝えすると、皆さんとても驚かれますが、実は語学は覚えれば覚えるほど“つながり”が見えてくるため、次の新しい言語はスムーズに習得できるようになります。1つ目の外国語を学ぶことは大変ですが、1つ目よりも2つ目、2つ目よりも3つ目の外国語の方が、より早いペースと正確な発音で身につけられるでしょう。例えばアジア圏は、シルクロードを通じて言葉もつながったため、中国語の影響がそこかしこで見受けられます。広東語とタイ語が似ていたり、ベトナム語やカンボジア語も数字の数え方は中国語がベースだったりと関連している点が多いです。またヨーロッパでも、英語とフランス語とスペイン語などでは、発音が異なるだけでスペルは同じといった言葉がたくさんあります。

一見、敷居が高いと思われがちですが、語学は知れば知るほどあなたにとっても身近なものになるはずです。ぜひ恐れずに、ビジネスの場などでも積極的に活用していってください。

今回のポイント
  • ・英語面接では、セルフイメージをしっかりと固めてプレゼンテーションを行う
  • ・ビジネスも人も語学を通じてつながっている。「語学」と上手に付き合えば、世界が身近なものになる

新条正恵
1978年生まれ。イギリスの高校、アメリカの大学に留学。外資系企業で12年間勤務し、外資系銀行でヴァイスプレジデントを務める。転職5回、海外勤務の経験もあり。2014年に独立し、現職は約1カ月で受講者がバイリンガルになる短期集中型完全オーダーメイド・プライベートレッスン講師、企業向け語学研修コンサルタント。多言語サロン「マルチリンガル・クラブ」主催。約2時間で参加者の9割が英語を話すようになる外国語読書会「Multilingual Read for Action」開発者。

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