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エンジニア向け|自分の強みの見つけ方

転職活動では、職務経歴書を作成する際や面接において、いかに自分の強みをアピールするかが重要になってきます。エンジニア転職の場合、技術力が重視されることが多いですが、強み=技術力に限ったものではありません。ここでは、エンジニア転職での自分の強みの見つけ方と、考えるヒントをお伝えします。

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エンジニア転職における自分の強みの見つけ方

転職活動を行う際には必ず考えなければならない自分の強み。しかし、日常的に自覚している人は多くありません。また、エンジニアだからといって、技術スキルや資格だけが強みとは限りません。自分の強みはどのようにして探ればよいのか、見つけるための具体的な方法をご紹介します。

なお、強み・弱みの考え方や面接での伝え方などは、以下の記事でも解説しているので、あわせてご覧ください。

面接で長所(強み)・短所(弱み)を質問されたときの正しい答え方と回答例文

過去の経験を棚卸しする

自分の強みを見つける際、最初にやるべきことは過去の経験を棚卸しすることです。強みを伝える上では、以下に挙げるような根拠となる実績やエピソードがあったほうが説得力を持たせることができます。

  • 現職で培ったスキルやキャリア
  • 実際の仕事で達成した成果
  • 保有している資格

また、自身のテクニカルスキルを深堀りする際は、「技術」「業界、業務知識」「担当工程」の3つの観点に注目するとまとめやすくなります。こうした観点も強みに落とし込めると、採用担当者が知りたい「この人はどういうことができるエンジニアなのだろう」「入社後にどんな活躍をしてもらえるのだろう」という疑問にも応えやすくなるでしょう。そのほか、エンジニアリングの経験だけでなく、リーダー経験をお持ちの方であれば、有力な強みとなります。

自分の弱み・短所を考える

「強みを見つけるのに弱みや短所を探すの?」と思われるかもしれませんが、弱みや短所は必ずしも否定されることではありません。弱みや短所は長所の裏返しと考えれば、そこから強みとなる部分を見つけられます。

例えば「なかなか自分の意見を口にできない」という短所は、言い換えるなら「よく考察してから話をする」という長所になりますし、相手の話を聞く姿勢ができているという強みにもなります。つまり、まず自分の弱みや欠点と思える部分を見つけたあと、それが他人から見た場合どのような利点となるのかを考えれば、自然に強みとしてアピールできるのです。

この方法には、自分の弱み・短所を客観的に捉えられるというメリットもあります。もし、認めたくないと思っていた弱みや短所を長所へと変換できれば、心理的負担も軽くなります。自分を客観視できる能力を身につけることもできるでしょう。

周囲の人に自分を分析してもらう

自分の強みがなかなか見つけられないときは、周囲の人に分析してもらうのもよい方法です。強みとは言い換えれば自分の長所。日本ではどうしても謙虚さが先に立ってしまい、自分で自分の長所を主張するのが難しいと感じる方が少なくありません。

しかし、自分と関わり合いのある周囲の人に分析してもらえれば、ほかの人から認めてもらえる強みであるという自信が持てます。もしかしたら、自分でも気がつかなかった長所も指摘してもらえるかもしれません。

求人情報を参考にする

希望する会社の求人情報から自分の強みを発見する方法もあります。求人情報の応募要項には、具体的な仕事内容や求める人物像などが書かれていますから、その内容に合わせて強みを探してみましょう。

例えば仕事内容欄に、「要件定義や基本設計などの上流工程の業務を担当していただきます」と書いてあるのなら、担当したプロジェクトの中でも上流工程の業務を中心にアピールしてみたり、「進捗管理経験」「ディレクション経験」とあれば、その経験の中で工夫した点をまとめてみましょう。

自分の強みは何かを知っていることは大切ですが、自分のさまざまな経験の中から、企業のニーズに合わせてアピールするポイントを変えていくことが重要になります。エンジニア求人の場合、テクニカルスキルが重視されることも多いですが、テクニカルスキルさえあればよいかといえばそうとは限りません。

少人数のスタートアップ企業では、1人入るだけでも影響が大きいため、社風とのマッチングを重視する傾向があったり、あくまでも技術は手段と考えている受託開発の企業では、顧客の課題解決を意識しているかを見ているケースがあったりと、企業が注目しているポイントはさまざまです。また、たとえ同業種であったとしても、必要とされる人物像は各企業によって異なります。まずは応募先の求人情報に目を通し、募集要項に合わせた自分の強みを見つけてみましょう。

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エンジニアが自分の強みを見つけるためのキーワード例

前段でも触れましたが、エンジニア転職の場合でも、強みとなるのはテクニカルスキルばかりとは限りません。とはいえ、抽象的な内容をどこまで強みとしてよいのかは悩ましいところです。ここでは、自分の強みを見つける際の手がかりとなるキーワード例をご紹介します。

知恵・知識系のキーワード

知恵・知識系のキーワードとは、簡単にいうと仕事に対する姿勢や好奇心などです。自分の経歴から活かせる知恵や知識はもちろんですが、新しいことにチャレンジしたいという姿勢が示せれば、それを強みとしてアピールできるでしょう。

具体的なキーワードとしては、次のようなものが挙げられます。

前向きに学ぶ姿勢

「前向きに学ぶ姿勢」というキーワードは、自分が身につけていない知恵・知識も貪欲に取り入れたいというアピールにつながります。すでに持っている技術や資格を提示した上で、新しい知恵・知識も前向きに学ぶ姿勢を見せられれば、やる気と熱意が伝わるでしょう。

向上心

「向上心」というキーワードは、目標達成に向かって成長しようとする姿勢をアピールするのに効果的です。今までに培ってきた資格や技術にとどまることなく、入社後もさらに上を目指して努力するという意思表示は、面接でも好意的に捉えられるでしょう。

探究心

「探究心」というキーワードは、言い換えれば新しい業務に対する工夫の姿勢です。たとえ同業種・同職種への転職だとしても、従来の仕事の進め方を踏襲するだけでは転職する意義も薄くなりますし、転職先の企業に貢献できないかもしれません。「探究心」は、常により良い結果を求めて模索する心構えがあるとされ、多くの会社で前向きに受け入れられるでしょう。

人間性・マインド系のキーワード

人間性やマインド系のキーワードは、その人となりを判断するのに重要な項目です。したがって、仕事への取り組み方や職場での人間関係を中心に、自分の強みとなる部分を示さなければなりません。人間性やマインド系でのキーワードを足掛かりにして強みを見つけてみましょう。

協調性

「協調性」は、特にチームで取り組む業務に欠かせないキーワードです。会社の業務はそのほとんどがチームで動きます。一つの仕事を複数人でこなす業務では、ほかの人と意見を交わしたり協力したりしながら、目標に向かって仕事をしなければなりません。協調性を強みにできれば組織運営に欠かせない存在として重宝されるでしょう。

誠実・まじめ

どのような会社でも好まれるのが、「誠実・真面目」というキーワードです。業務に対する責任感を測るキーワードでもあり、最終的には企業の存続にまで影響する可能性もありますから、誠実・真面目な人は多くの会社で好感を持たれます。誠実さ・まじめさのアピールには、ご自身の人間性が分かるエピソードを交えて説明しましょう。

考える力・課題解決系キーワード

業種にかかわらず転職において重要視されるのが、考える力や課題解決系のキーワードです。過去の経験を踏まえた上でキーワードに絡めて志望動機を伝えられれば、具体的な強みとして面接でもアピールできます。以下のキーワードを参考に、自分の職歴に絡めてアピールできる強みを見つけてみましょう。

広い視点

「広い視点」というキーワードは、仕事に対する柔軟な思考能力をアピールするときに最適です。ある一方の目線だけではなく、広い視点から物事を捉えられる能力は、価値観が多様化してきた現代では、さまざまな企業で必要とされるでしょう。

企画・提案力

「企画・提案力」は、ある課題を解決する方法を提示する能力として注目されるキーワードです。どのような業種であっても、新たな発想やそれをプレゼンできるだけの表現力は欠かすことができません。過去の具体的な経験を交えて、企画・提案力を強みとしてアピールしてみましょう。

分析・論理的思考

「分析・論理的思考」は、考える力を強調するときに役立つキーワードです。データや事象を客観的に分析し、課題に対する解決策を論理的に見い出す力がある人は、どんな業種の会社にとっても重要な人材です。思考能力をアピールするには、何を分析してどんな課題を設定し、どうやって解決策を導いたか、具体的なプロセスを説明しましょう。

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この記事を監修したキャリアアドバイザー

松沢 雄生(まつざわ・ゆうき)

前職では金融業界で個人向け営業を担当。その後、より個人の人生に寄り添いたいという思いから、パーソルキャリア株式会社に入社。入社以来、IT領域専門のキャリアアドバイザーとして、アプリエンジニア、ITコンサルタントの方を中心に、年間300人以上の転職支援を行う。近年では、DX化を推進する事業会社のシステム部門における採用支援業務にも携わっており、累計200社以上の人材採用の要件定義・求人作成も行っている。

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