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ITエンジニアの年収はどのくらい?給料アップを目指す方法と考え方

IT業界の市場規模は拡大を続け、今後もITエンジニアの不足が予想されます。そんなITエンジニアはどのくらいの年収なのでしょうか? 2019年9月~2020年8月の1年間にdodaエージェントサービスに登録した20歳から65歳までの人の平均年収データを集計しましたので、年代別や職種別に平均値を見てみましょう。後半では、年収アップがかなった転職事例や、年収アップするために有効な方法をご紹介しますので、ぜひあなたのキャリアパスの参考にしてみてください。

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ITエンジニアの平均年収は452万円 ※2020年12月時点

dodaの「平均年収ランキング」ではITエンジニア全体の平均年収は452万円です。これから平均年収の分布や推移、職種別や年代別の数値を見ていきましょう。

ITエンジニア全体の平均年収 <年収分布/推移/年代別>

ITエンジニアの平均年収
452万円
全職種の平均年収
409万円
ITエンジニアの生涯賃金
2億5,296万円
全職種の生涯賃金
2億2,135万円

ITエンジニアの平均年収の推移

ITエンジニアの平均年収の推移

出典:doda「平均年収ランキング

ITエンジニアの年収分布

ITエンジニアの年収分布

出典:doda「平均年収ランキング

ITエンジニアの年代別平均年収

ITエンジニアの年代別平均年収

出典:doda「平均年収ランキング

ITエンジニアの平均年収は452万円と、全体平均の409万円よりも43万円高いです。3年間の平均年収の推移を見ても大きな変動はないことから、年収が高い職種といえるでしょう。年収分布では300万円未満から500万円未満の年収帯で全体の約66%を占めています。

また、年齢が上がるにつれて平均年収も上がっています。経済産業省の調査(※1)によると、IT関連企業では35歳くらいまでは実務的な技術レベルの高さが高水準の給与をもらえる要因となることが多く、30代後半から50代では、マネジメント能力の高さが年収の多さの要因となることが多いようです。

※1)経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」(平成29年8月21日)

ITエンジニアの職種別の平均年収

ITエンジニアの職種別平均年収(平均年収(全体)の高い順並べ)

職種 平均年収(全体) 平均年収(年代別) 求人
20代 30代 40代 50代以上
プロジェクトマネジャー 664万円 463万円 669万円 774万円 849万円 求人を見る
プリセールス 658万円 469万円 718万円 858万円 925万円 求人を見る
ITコンサルタント 584万円 471万円 625万円 787万円 843万円 求人を見る
IT戦略/システム企画 575万円 405万円 546万円 671万円 749万円 求人を見る
研究開発 544万円 414万円 597万円 767万円 826万円 求人を見る
データサイエンティスト 516万円 434万円 594万円 743万円 731万円 求人を見る
システム開発/運用 473万円 382万円 499万円 572万円 655万円 求人を見る
サーバーエンジニア 463万円 384万円 530万円 637万円 685万円 求人を見る
ネットワークエンジニア 455万円 376万円 529万円 615万円 738万円 求人を見る
パッケージ導入/システム導入 452万円 385万円 524万円 606万円 654万円 求人を見る
スマホアプリ/
ネイティブアプリ系エンジニア
443万円 383万円 509万円 725万円 688万円 求人を見る
制御系ソフトウェア開発 427万円 346万円 510万円 604万円 697万円 求人を見る
Webサービスエンジニア 419万円 366万円 486万円 599万円 562万円 求人を見る
SE/プログラマ 417万円 363万円 486万円 549万円 588万円 求人を見る
テクニカルサポート 409万円 341万円 421万円 503万円 604万円 求人を見る
運用/監視/保守 381万円 334万円 456万円 549万円 611万円 求人を見る
デバッグ/テスター 379万円 325万円 407万円 515万円 624万円 求人を見る
ヘルプデスク 349万円 301万円 375万円 415万円 549万円 求人を見る

出典:doda「平均年収ランキング

職種別では、プロジェクト全体を管理し、推進する「プロジェクトマネジャー」が最も高い結果となっています。以下、ITエンジニアの経験を活かして、社内の営業部門で顧客に対する専門的な導入説明を行う「プリセールス」や、顧客の課題解決に向けてシステム導入を提案する「ITコンサルタント」などが続きます。

いずれも、現場で経験を積んだITエンジニアのキャリアパスとして人気の職種です。新卒でその職に就くというより、プログラマやシステムエンジニア、プロジェクトリーダーなどを経てキャリアチェンジする人が多いため、平均年収の水準が高くなっています。

ほかにも、「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」などインフラ部門を担う職種では、より専門性の高い技術を求められることから、年収が高くなる傾向があるようです。

  • あの職種とはどんな仕事?doda職種図鑑
    「doda職種図鑑」は100職種の仕事内容をはじめ、年収、転職した人の年齢など転職にまつわる情報がひと目で分かるデータ集です。転職したい職種や今の自分の職種など、興味のある仕事の情報収集にお役立てください。

ITエンジニアの業種別の平均年収

ITエンジニア業種別平均年収(平均年収(全体)の高い順並べ)

職種 平均年収(全体) 平均年収(年代別) 求人
20代 30代 40代 50代以上
ITコンサルティング 481万円 399万円 542万円 655万円 709万円 求人を見る
システムインテグレータ 445万円 373万円 523万円 626万円 703万円 求人を見る
ネット広告/Webマーケティング 441万円 383万円 478万円 661万円 - 求人を見る
ゲーム
(オンライン/ソーシャル)
433万円 339万円 487万円 - - 求人を見る
通信/ISP/データセンター 428万円 353万円 501万円 589万円 697万円 求人を見る
ハードウェア/ソフトウェア/
パッケージベンダ
427万円 351万円 486万円 591万円 698万円 求人を見る

出典:doda「平均年収ランキング

ITエンジニアの業種別平均年収では、「ITコンサルティング」(481万円)が最も高いという結果です。次点に、企業からシステム開発を請け負うSIer(エスアイヤー)とも呼ばれる「システムインテグレータ」(445万円)が続いています。

平均年収が低い業種と高い業種では54万円の差がありますが、同じ業種内でも企業によって給与レンジは変わります。あくまで参考値として捉えてください。

ITエンジニアの年収は高い?将来性はある?

一般的に見て、ITエンジニアの年収は全体平均よりも高いということが分かりましたが、年収が高いからという理由でITエンジニアを目指すと、働き方や勤務形態の面で思わぬミスマッチが生じかねません。実際にどのような業務をどのような働き方で進めているのか、今後も伸びていく業界なのか、を把握しておく必要があります。

給与水準は高いけれど、総合的な見極めが必要

ITエンジニア職の年収は、全体平均よりも高い水準にあります。ただし、IT業界は技術やトレンドが変わりやすいため、情報をキャッチアップする勉強時間が必要ですし、ほかの職種と比べると残業時間が多いイメージもあります。

経済産業省の調査では「プロジェクトマネジャー」や「コンサルタント」「高度システムエンジニア・ITエンジニア」「システムエンジニア・プログラマ(組み込み)」は月の残業時間が平均して30時間を超える結果になっています。また、最も勉強時間が必要な職種は「コンサルタント」で、週に平均3時間以上を学習にあてているという結果でした(※2)。

残業手当により給与額が上がっていることを考えると、転職するときに年収アップだけを目的にするのではなく、どのくらいの時間働きたいのか、常に新しい技術を学び続ける意欲があるのか、なども加味して企業を選ぶことが必要です。

※2)経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」(平成29年8月21日)

ITエンジニアは今後も必要とされる職業

IT業界は慢性的な人手不足で、これからもまだまだ多くの人材を必要としている将来性の高い業界です。ITエンジニアはその中心を担う職種で、2020年の新型コロナウイルスの影響で雇用が縮小する中でも、採用ニーズが大幅に減ることはありませんでした。

一部企業では、セキュリティやVDN(仮想デスクトップインフラ)などの領域で採用を拡大する動きも見られています。セキュリティ、クラウド、ビッグデータ、AIといった、コロナ以前から需要があったこの領域は、好不況にかかわらず今後も高い採用ニーズが続くでしょう。

また、サービスのオンライン化、DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速で、今までよりもさらに幅広い業種の企業で、ITエンジニアの需要が生まれそうです。

年収アップを実現! ITエンジニア5人の転職事例

年収アップを実現したITエンジニアの転職成功事例から、企業側が採用を決めたポイントと転職希望者がその企業を選んだ理由を見てみましょう。

1人目 Aさん 三次請け企業→二次請けで50万円アップ

■Aさん(女性・26歳) 

【転職前】システムエンジニア(保守・運用):350万円
【転職後】システムエンジニア(設計):400万円

【キャリアアドバイザーに聞く年収アップのポイント】

三次請け企業の保守・運用業務を担当している方でしたが、積極的に設計業務にも携わっていたことが評価につながりました。20代なので、ポテンシャル採用の部分もあり、転職先でキャリアを積めば、これ以上の年収アップも期待できます。同じシステムインテグレータ内の転職でも、商流を上げることは年収アップに有効です。

2人目 Bさん 自己研鑽と語学力で120万円アップ

■Bさん(男性・27歳)

【転職前】社内SE(国内中堅企業):380万円
【転職後】社内SE(外資EC企業):500万円

【キャリアアドバイザーに聞く年収アップのポイント】

社内SEからセキュリティエンジニアを志望して転職活動をされていました。セキュリティの国家資格を自力で複数取得する勉強熱心な姿勢と、実務レベルの語学力が評価されて、外資系のインターネット通販(EC)の大手企業に転職が決まりました。

3人目 Cさん 年収アップと残業しない働き方を実現

■Cさん(女性・29歳)

【転職前】システムエンジニア(システムインテグレータ):420万円
【転職後】品質保証コンサルタント(品質保証会社):450万円

【キャリアアドバイザーに聞く年収アップのポイント】

年収は上げたいけれども、過度な残業は避けたいというご希望でした。SEとして品質保証に対する実務経験が豊富だったため、その経歴を活かして、テスト設計コンサルティング企業へ転職。年収アップとワーク・ライフ・バランスのどちらも実現できた事例といえます。

4人目 Dさん 深い専門性を活かして大幅年収アップ

■Dさん(男性・29歳)

【転職前】セキュリティエンジニア(セキュリティシステム開発):550万円
【転職後】セキュリティエンジニア(大手シンクタンク):700万円

【キャリアアドバイザーに聞く年収アップのポイント】

大学院修了で技術開発の知見が深い方でした。さらに、メーカーの二次請けとして、上流から下流までの幅広い工程を担当されていた点が高く評価されています。セキュリティ系の専門性の高い職種は、今需要が高いということも大きいでしょう。

5人目 Eさん 豊富な経験を活かしてコンサルタントに

■Eさん(男性・32歳)

【転職前】プロジェクトマネジャー(システムインテグレータ):600万円
【転職後】ITコンサルタント(コンサルティングファーム):800万円

【キャリアアドバイザーに聞く年収アップのポイント】

大手システムインテグレータでプロジェクトリーダーやプロジェクトマネジャーを担当されていたので、高いスキルをお持ちでした。その豊富な経験を武器にするのはもちろん、コンサルファーム特有の厳しい面接もしっかりと対策していたのがポイントです。

あわせて読みたい! ITエンジニアの転職事情

  • エンジニアのキャリアパスはどう考える?
    転職活動がうまくいかないのはキャリアパスが明確ではないからかもしれません。ITエンジニア関連職の人向けに将来の考え方や転職モデルをご紹介する記事です。
  • IT業界って将来性はあるの?
    人気のIT業界ですが、全体像をつかむのはなかなか難しいもの。IT業界のビジネスモデルや業態、事業内容の分類を紹介しながら、業界のトレンドや将来性をご紹介します。

ITエンジニアが年収アップする3つの方法

ITエンジニアが年収アップを目指すときのポイントは、転職したタイミングの年収額だけでなく、生涯を通した年収アップを意識することです。転職直後は収入が下がる可能性があっても、入社後に経験を積んでからの昇給額が大きく、キャリアアップしやすい仕組みの会社もあります。以下の3つの方法で年収アップを目指してみましょう。

1. 経験を積む

上流工程を経験する

現職のうちにシステムの設計や要件定義など少しでも上流の工程を経験して、開発全体の流れを把握しましょう。年収アップが狙えるプロジェクトリーダー、プロジェクトマネジャー職になるのに必要な経験ですし、事業会社やプライムベンダーといわれる一次請け会社を目指すときにも活かせます。

希少価値の高いスキルを磨く

先見性を持って希少性の高い分野を目指すなら、ビッグデータ、AIの分野がおすすめです。機械学習やディープラーニングの活用実績がある人材はまだ少なく、データサイエンティストの採用ニーズはこれからも衰えないでしょう。

専門性の高いスキルを磨く

企業にとって価値が高い専門的なスキルなら、クラウドとセキュリティでしょう。アプリエンジニアはクラウド環境での開発実績、インフラエンジニアはAWS(アマゾンウェブサービス)などの資格がアピール材料になります。Webサービス事業などの成長分野では、フルスタックエンジニアが求められています。

職務経歴書に書くことを意識する

職務経歴書に実績として書くことを意識して、現在の業務に取り組んでみましょう。将来、自分が目指す仕事につながるような経験を積んでおく、結果を出すことにこだわることで、転職に有利な実績ができ、年収アップにつながる可能性があります。

2. 職種を変える

アプリ領域では、プロジェクトマネジャーなどのマネジメント職、ITコンサルティング職は年収が高めの職種です。インフラ領域では、セキュリティエンジニア、クラウドエンジニアは市場価値が高く年収アップを目指せます。

ただし、転職のタイミングで職種を変えると年収は下がる可能性も。転職を希望するなら、現職で近い業務経験を経てからのほうが、年収には反映されやすいでしょう。

3. 評価基準が明確な企業を選ぶ

企業選びも生涯の年収額を変える大きな要素です。職能給、職務給などの評価基準が明確で、仕事の成果が年収に反映される仕組みのある企業を選ぶとよいでしょう。技術スペシャリストを目指すのであれば、マネジメント職以外にも技術職の昇給制度を設けているかどうかは判断基準になります。

また、IT人材の育成研修に注力している企業や、採用に投資しているなど、人を大切にしている企業も、会社の成長とともに年収アップを期待できます。

社員のキャリアパスを幅広く用意している会社なら、将来的に年収アップする可能性もあります。企業がどのような等級制度やキャリアプランを用意しているかは面接で確認するとよいのですが、自力で条件に合う企業を見つけるのは難しいため、エージェントに希望を伝えて相談してみてもよいでしょう。

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ITエンジニアで年収1,000万円を目指すには?

年収アップを目指せるITエンジニアですが、年収1,000万円に到達できるのはごくわずかです。例えば、新卒の就職人気ランキング上位に挙がるような大手のIT企業で、30代のうちに管理職に就くようなケースで高い年収を目指せるでしょう。

年収レンジの高い外資系企業では、20代半ばの非管理職で1,000万円を超える例もあります。大手金融機関の社内SEなど、年収水準が高い企業はバックミドル職で1,000万円を超える例もあります。

<まとめ>

トレンドの技術やサービスなどの変化が激しいIT業界では、市場動向や技術トレンドを把握して、キャリアプランを立てることが重要です。ITエンジニア職の流動性は高まっていますが、今後はひとつの専門性を深めるよりも、開発ニーズや市場動向を踏まえた、多様なスキルを身につけることが求められます。力を発揮できる企業を選ぶことで、年収アップの道筋が見えてくるでしょう。

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