面接で聞かれる強みとは?
転職の面接で問われる「強み」とは、仕事を通して身につけたスキルや経験を指します。面接で聞かれる、似たような言葉の中に「長所」がありますが、「長所」は本人がもともと持っている優れた人柄、性格を指します。実際の面接では、面接官が何を知りたがっているのか、質問の意図を考えることが大切です。
強み |
仕事を通じて身につけ、磨いたスキル 仕事で成果を出すために活かせるスキル |
---|---|
長所 |
本人が持つ優れた資質・人柄・性格 プライベート・仕事にかかわらず持っている性質 |
面接官が強みを質問する意図
- 入社後に活かせるスキルやキャリアを知りたい
- 応募書類だけでは分からない本人のスキルを知りたい
面接官は強みを質問することで、入社後に活かせるスキルや経験を応募者本人の口から詳しく聞き、長く活躍してくれる人材かどうか判断したいと考えています。
面接で話す強みの選び方
面接で強みとしてアピールできるスキルは大きく2種類あります。「ポータブルスキル(業種・職種を問わず活かせるスキル)」と「専門的なスキル」です。また、どちらも応募先で活かせるほどのスキルがない、という方は「ヒューマンスキル」をアピールするという手もあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
ポータブルスキル(業種・職種を問わず活かせるスキル)
「ポータブルスキル」は業種や職種を問わずどんな仕事や職場でも活かせるビジネススキルのことです。汎用性が高く、いずれの企業でも必要なスキルとされています。
業種・職種問わず活かせるスキルの例
- マネジメント力
- 課題解決力
- 提案力 など
専門的なスキル
「専門的なスキル」は特定の業種や職種に役立つ、専門性の高い知識やスキルのことです。応募先に合わせて回答しましょう。専門的な資格やツールなどに限らず、具体的な業務経験をアピールすることができます。
専門的なスキルの例
- 法人の新規開拓営業を〇年やっていた経験
- 簿記検定2級保有
- 営業事務としての請求書対応や売り上げデータの管理経験
- 業務効率化のためのツール導入の検討・整備を担当していた など
ヒューマンスキル(長所)
ヒューマンスキルは人柄やコミュニケーションの取り方、向上心などの性格的な部分を指し、意味合いとしては「長所」と似ています。 例えば、第二卒や職種未経験者の場合など、応募先の職種に必要なスキルが足りない場合は、「業種・職種問わず活かせるスキル」にプラスして、「ヒューマンスキル」を伝えることもできます。ほかの2つのスキルに自信がない方は以下を参考にしてみてください。
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面接での強みの正しい答え方
強みの答え方のポイントは、「自分の強みは何なのか」「強みとしてアピールできる根拠となる実績・エピソード」「強みを入社後にどのように活かせるのか」という3点を順に話していくことです。
1. 結論(自分の強み)
「私の強みは○○です」などと結論から話し始めましょう。結論が冒頭にあることで、アピールポイントを強調でき、面接官の理解度を高めることができます。
2. 裏付けるエピソード・実績
「売り上げを○%上げた」「○○というポジションを任された」などのように、スキルを裏付けるエピソードや実績はできるだけ、あなたの仕事や会社を知らない人にも分かるように具体的、客観的に答えましょう。定量的に表現するのがおすすめですが、数字で示せなくても、自分の働きでどのような効果があったのかを具体的に語れるとよいでしょう。
3. 応募先で活かす方法
最後に持っているスキルを応募先の企業で具体的にどのように活かすつもりなのかを伝えましょう。自分の言葉で、具体的なイメージを相手に届けることが大切です。入社後のイメージを伝えることで、企業研究の質、入社意欲の高さを表現できます。
面接で強みを正しく伝えるためには、客観的に自己分析を行う必要があります。自己分析が苦手な方はdodaの「自己PR発掘診断」を利用してみてください。
面接で強みを答えるときのOK回答例文
面接で強みを聞かれた際の基本的な回答例文を紹介します。例文を参考にして、自分の経験やスキルをエピソードとしてまとめてみましょう。
ポータブルスキル(業種・職種問わず活かせるスキル)
私の強みは問題解決力です。広告代理店の営業では、スケジュールの見通しが立てにくく、デザイナーに残業を強いていることが問題になっていました。原因は、成果物に対する顧客側担当者や他部署の意見によるやり直しが頻繁に発生していたことだったので、制作過程で数回のチェックを設け、関係者全員の合意を得て、次の工程に進めるフローの浸透に取り組みました。スケジュール管理や作業も効率化され、手戻りによる残業はほぼなくすことができました。御社でも、常に現状の課題はどこにあるかを考え、そこをスピーディーに改善し、効率的な営業活動に取り組みます。
私の強みは関係構築力です。現在、ショップの副店長としてメンバーの育成に取り組んでいますが、個別に悩みを聞き、良い点はみんなの前で褒めるなど、成長意欲が高まるように働きかけてきました。全員接客をモットーに顧客を増やすことができ、前年比売り上げ1位店舗として社内表彰を受けました。チームで高め合う雰囲気を醸成することが得意なので、御社でもチーム営業の要として貢献したいです。
専門的なスキル
私の強みは正確で速いプログラミングスキルです。現職では、WebプログラマーとしてHTML・PHP・CSS・Phytonを使用しております。開発から修正作業まで担当しておりますが、ミスなく、余裕をもって期日前に仕上げることを意識しています。正確でスピード感のあるプログラミングスキルを活かして、御社では小規模から大規模までさまざまな案件を受け持たせていただきたいと考えております。
私の強みは、世界各国の人との英語でのコミュニケーション経験です。現職では、旅行会社のツアーコンダクターを務め、海外スタッフとメールで連絡を取るだけでなく、現地では通訳としても活動しておりました。10年間、仕事をさせていただいてきましたが、各国のルールやマナーなどの知見と現地の人とのコミュニケーションを通して、お客さまのトラブルを未然に防いでいました。もし採用していただけましたら、英語力を活かして御社の海外進出に貢献したいと考えております。
職種別|強みのOK回答例文
営業職
営業職に必要なのは、成果を生む力です。実績を出すために必要なスキルは何かを考え、自身の強みと照らし合わせて考えましょう。
私の強みはコミット力です。営業部にはチームと個人の売り上げ目標があります。私は自分が目標を達成することで、後輩に背中を見せながら全員が個人目標を達成できるようなチーム作りをしてきました。例えば、作成した資料や効果があったトークスクリプトの共有を行ったり、余裕のあるメンバーが見積書や契約書の作成をまとめて代行したり、などです。お互いにサポートすることで、結果的にチームで目標の120%を達成して、メンバーが新人賞を取りました。コミット力を発揮して御社の業績に貢献してまいります。
私の強みは行動力です。営業企画で新サービスの社内説明会を行いましたが、営業メンバーの関心が薄かったため、適した顧客を持つ担当者への社内キャラバンを自ら企画して行った結果、提案同行を頼まれるなど、セールス意欲を高めることができました。人を動かす行動力を活かして、御社の業績に貢献してまいります。
企画職
企画職に必要なスキルは提案力や実行力、分析力、リサーチ力などです。数字を使って実績を語ると面接官もイメージしやすいですが、具体的な内容であれば、強みを活かして人を動かしたエピソードなどでも有効です。
私の強みは提案力です。オンライン広告での集客を担当していますが、新たに施策を展開する際は、まず仮説を立てて社内で一次提案を行い、ほかの集客担当や制作部門のメンバー、サービスの現場でお客さまと相対している営業担当からフィードバックをもらうようにしていました。また、施策実施後は、広告代理店と週次・月次単位で振り返り、課題をあぶり出すなど、施策の結果をもとに提案内容をブラッシュアップして効率化しています。PDCAを意識した継続的な提案力を、御社のマーケティング活動に活かしたいです。
私の強みは実行力です。外資系食品メーカーの商品企画に3年間従事しておりますが、日本人の口に合い、なおかつブランドイメージの向上に貢献できる商品の開発を担当してまいりました。本社のあるアメリカでは人気のある商品でも日本人には好まれず、頓挫しそうになったことが何度もありましたが、粘り強くリサーチと考案を重ね、販売にこぎつけてきた経験があります。これまでには〇個の商品に関わり、当社の主力商品のリニューアルにも携わりました。御社に採用していただけましたら、開発が難しい商品でも、実行力を駆使して成果を出していきたいと思います。
事務職
事務職の業務には、大量のタスクを精緻にこなすスキルや、裏方として企業の売り上げをサポートする能力が求められます。業務効率化に役立ったことや、社内の環境を向上させた経験などを添えましょう。
私の強みは正確な事務処理能力です。金融機関の事務職で1日の業務量も膨大でしたが、決められた時間で正確に処理できるようにタスク管理を徹底しました。1人で完結する仕事ではないので、ミスが起こらないようにマニュアルを整備したり、作業時に扱うファイル内に注意書きのメモを残したりとチーム全体の業務効率化にも取り組んだことで、週10時間ほどかかっていた作業工数のうち、5時間分ほどを削減できました。正確で効率的な事務処理で、御社のバックオフィスに貢献します。
私の強みは文章で伝える力です。現在、カスタマーサポートで報告書の作成を担当していますが、お客さまの声を製品・サービスの改善に活用できるように、要点を絞って分かりやすく書くことを心掛けた結果、社内の既読率が90%にアップしました。伝わる記述力を活かして御社の社内広報業務に貢献したいです。
エンジニア職
エンジニアは専門性の高い職業なので、専門的なスキルのアピールがしやすいといえます。論理的思考力や、物事に対する吸収力など業種・職種問わず活かせるスキルも掛け合わせてアピールできると良いでしょう。
私の強みは論理的思考力です。プログラマー時代は、可読性の高いコーディングを心掛け、こまめにコメントを残すようにしていました。その後の手入れを担当したメンバーから、ロジカルで非常に分かりやすく、メンテナンスがスムーズに進んだと感謝されました。また、システム開発では業務フローのヒアリングを重点的に行い、要求される機能に対してムダを省いた高品質なモノ作りで、お客さまの業務効率化に貢献しました。業務で鍛えた論理的思考を、御社のアプリケーション開発に活かしたいです。
私の強みは仕事に対する吸収力です。現職ではC言語、Java、PHP、Rubyを使用していますが、すべて1年で会得し業務をこなせるようになりました。現在入社2年目ですが、毎週社内で勉強会を開き、同僚に対してプログラミングスキルの講義を行っております。現在はプライベートでGitHubを勉強しているところですが、私自身の吸収力を活かして、御社で行われている共同開発チームに即戦力として貢献させていただきたいと考えております。
クリエイティブ職
クリエイティブな職業では、テクニカルスキルはもちろん、クライアントのニーズを引きだすコミュニケーション力や、目的を達成するためにアウトプットする力が必要です。数字で明確な実績が語りにくい仕事ですが、顧客に焦点を当てるとエピソードを話しやすいでしょう。
私の強みは言語化能力です。クライアントの要望を正しくつかむために、打ち合わせでは抽象的な言葉をできるだけ共通言語に落とし込めるようにやり取りをしました。また、実際のアウトプットも、「なぜこのデザインになったのか?」など意図をもってクライアントに説明することを心掛けていました。そうすることで「なんとなく違う…」ではなく、建設的な意見交換ができ、成果物のブラッシュアップにつながりました。こうした仕事との向き合い方を強みに、御社の中でのさまざまなサービス事業者の想いを形に落とし込んでいきたいです。
強みはオンラインからオフラインまで幅広い種類のデザイン経験があることです。前職のアパレルでは、入社時はECサイトの運用がメインでしたが、次第にSNSや店頭キャンペーンやポップの制作など多岐にわたって担当するようになりました。それぞれの媒体の目的を念頭に効率よくアウトプットすることを心掛けてきました。
面接で強みを答えるときのNG回答例文
自分がアピールしたいことをただ伝えている
(数字へのコミット力を求められている企業の場合)
受託製造の営業は、お客さまの要望と自社の生産能力のバランスをいかに取るかが腕の見せどころです。日ごろから生産現場の状況を把握し、お客さまからイレギュラーな要望を受けた時点である程度の見積もりを提示するようにしています。私の強みは調整力なので、現場の状況をくみ取った実現可能な調整を進めてきたことが社内の信頼につながり、製造現場から打開策の提案が上がってくるようになりました。
これからの仕事に対してのアピールになっておらず、自分がアピールしたい強みにのみスポットを当ててしまっている例がよく見られます。企業が求めていることが明らかな場合は、そのポイントに軸を置き⾃分のどこを打ち出していくかを検討しましょう。
具体的ではなくイメージしづらい
私の強みは傾聴力です。私はこれまで建築設計事務所の営業として、お客さまを知ることを第一にしてきました。あるとき、ヒアリングしたことからご提案したプランが喜ばれ、会社の信頼につながりました。御社でも傾聴力を活かしてお客さまとの信頼を築きます。
過程や結果、実績が具体的ではなく、イメージしづらいのも強みの回答としては適切ではありません。前述のとおり、数字で表せる場合は用い、数字で表現ができない場合は「何を・どの程度・どうして・どうなったか」を具体的に語りましょう。
強みではなく性格上の長所の話になっている
私の強みは集中力があることです。どんなに周りの人がしゃべっていても、コツコツと一人で作業します。また、人の意見に左右されずに、決めたことは最後までやり切る自信があります。御社では、集中力を活かして効率よく仕事したいと思います。
業務上の強みではなく、性格上の長所の話が中心なっているのも強みの回答としては誤りです。面接官があえて「強み」と指定しているのであれば、あくまでも業務上でどのように貢献できるかが求められています。それぞれの違いを理解し、強みを選択しましょう。
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面接で聞かれる弱みとは?
弱み | 業務上のスキルや経験における課題や足りない部分強みの裏返し |
---|---|
短所 | 自分の性格や性質において自覚している欠点プライベート・仕事に関わらず持っている性質 |
転職の面接で使用される「弱み」とは、今までの経験や身につけたスキルの中での課題や足りない領域を指します。一方の短所は、自分の性格上の欠点を指します。
弱みは強みとセットで問われることも多いです。物事は両⾯を持っていることから、弱みの洗い出しに窮した場合は、強みの裏返しとして語ることもできます。
面接官が弱みを質問する意図
- 弱みに対して向き合える人物か知りたい
- 弱みに対して具体的な行動を起こせる人物か知りたい
前述したように、結局は会社で活躍してくれるかどうか、長く働いてくれるかどうかを面接官は見ています。弱みを質問するのは、自分の弱点に向き合い、具体的な行動で改善しようとする人物かどうかを判断するためです。
弱みは誰にでもあるもので、どんなに優秀でも完璧な人はいません。自分の弱みに向き合う姿勢が、入社後に困難に直面したときの対応力につながると考えられるため、弱みを聞くことで課題解決力を推し量る一つの判断材料にしているのです。
面接で話す弱みの選び方
面接で話す弱みは、ビジネスパーソンとしての理想像や、応募先の企業で就きたいポジション・役職から逆算して足りないものを選びましょう。また、弱みは強みの裏返しだという観点から考えてもよいかもしれません。より改善策が見つけやすくなるでしょう。
自分に足りていないスキル
応募先の業務を行うにあたって、理想像と比べて足りていないスキルです。前述した「専門的なスキル」が該当します。
足りていないスキルの例
- 個人顧客の営業ノウハウ
- ビジネス英語
- Javaの使用経験 など
自分に足りていないキャリア
応募先の業務を行うにあたって、理想像と比べて足りていないと感じられるキャリア・経験です。キャリアプランを先に立てておくことで、考えやすくなるでしょう。
足りていないキャリアの例
- 経理における連結決算の経験
- IT企業におけるプロジェクトリーダーの経験 など
面接での弱みの正しい答え方
- 1.結論(自分の弱み)
- 2.改善策
- 3.弱みを乗り越えることで応募先に貢献できること
面接で弱みを答える際には、理想から逆算して専門的なスキルで足りていないものを答え、あわせて克服に向けて取り組んでいる改善策や、勉強する意欲を伝えます。自分なりに自己研鑽し、応募先での活躍につなげようとしていることを自分の言葉で伝えましょう。
面接で弱みを答えるときのOK回答例文
自分に足りていないスキル
私の弱みは準備に時間をかけがちで、実行力に欠けるところです。分析や調査を重視しているため、決断や実行に時間がかかってしまうことがあります。そのため、周囲の人に途中過程でも相談しながら、優先順位を再検討するように心掛けています。御社では、引き続き優先度をつけることは続け、集中力とタイムマネジメントのバランスを調整していきたいと思います。
私の弱みは扱える言語が少ないことです。現職では、C言語やPHPばかりを使用していたため、エンジニアとしてはスキルが偏ってしまっています。そこで、半年前からJavaやPythonの勉強を始めました。御社では多様な業務に対応できるエンジニアを目指して、勉強を続行しつつ、成果を仕事につなげていきたいと思います。
自分に足りていないキャリア
私の弱みは、法人営業としての顧客対応や、継続的な関係性の構築経験がない点です。今回の転職では販売職からキャリアチェンジを希望しているため未経験です。そこで、前職で培った顧客のニーズを深掘り、提案してきた経験を活かしながら、周囲の方の営業手法を吸収し売り上げに貢献していきたいと思います。
私の弱みはマネジメント経験が少ないことです。管理職として人材採用や育成、組織のマネジメントをするに当たって、実践経験が十分とはいえません。そこで、現職で培った課題解決力や洞察力を活かし、現状足りていないコーチング力などは勉強しつつ、現場で実践を重ねていきたいと思っております。
面接で弱みを答えるときのNG回答例文
弱みが致命的、かつ解決する姿勢がない
私の弱みは気を抜くとだらだら作業してしまうことです。集中力が高くないため、いろいろと工夫していますが、まだ解決策は見つかっていません。御社では、集中して業務効率を上げることで、事務処理速度を上げていきたいと思います。
弱みが致命的であり具体的な解決姿勢が見られない回答は、面接官が期待したものではありません。やる気などあいまいなものに着地してしまう場合、そもそも弱みとして挙げるには適していないため、別のものを選定する必要があります。
具体的な行動指標に落とし込めていない
私の弱みは気が弱いことです。営業職を選んだからには、積極的に顧客とコミュニケーションを取ろうと思うのですが、いざサービスを紹介しようとすると手が震えて、なかなかうまくいきません。御社では経験を積んで、現場に慣れることで気の弱さを克服していこうと思います。
弱みは本来改善すべき点ですが、それに向けた具体的な行動指標をあげられていない場合、回答として不適切です。面接官が弱みを質問する意図は、具体的な行動を起こせる人物かどうかを知ることです。現状考えうる解決策を提示し、どのように実践するかを伝えるようにしましょう。
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<まとめ>面接では自分の言葉でアピールしよう
転職時の面接で、強みや弱みについて質問された場合の答え方や回答例などを紹介しました。面接官にとっては、面接での応募者の印象がすべてです。応募者が日々どんなふうに仕事をしているのかを面接官は見に行くことはできないので、話し方や表情などから入社後の姿を想像するしかありません。そのため、暗記して話すということよりも、目の前の面接官に一生懸命訴え、自分の思いを伝える姿勢が最も大切といえます。
今はオンライン面接も増えていますが、画面越しでは熱量が伝わりづらく、印象が薄くなりがちです。丸暗記や手元のメモを見ながらではなく、目の前に相手がいるつもりで話すことで必ず思いは伝わるでしょう。
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記事監修
細川 麻里(ほそかわ・まり)/doda面接アドバイザー
国家資格キャリアコンサルタント
【経歴】
5年半のメーカー法人営業職を経て、1996年人材業界へ。以来、「個人のお客様の今後のキャリアに向けてのサポート」と「法人のお客様の採用課題の解決」に従事。並行して自社の採用面接にも長く携わりました。
2014年よりdoda面接アドバイザーとして、面接準備のご支援を担当。面接の場で想いやお強みをしっかりお伝えになれるよう、面接官側の視点もふまえてアドバイスを行っています。
ステップで分かる転職ノウハウ
転職に役立つ!テンプレート・ツール集
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