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面接での正しい自己紹介の仕方と回答例文

面接の自己紹介では、名前・経歴・実績や強み・志望理由を端的に1分前後で整理して伝えることが重要です。あらかじめ話す項目と順番を決めておくことで、第一印象を整えつつ、その後の質問につなげやすくなります。

この記事では面接での自己紹介のポイントや例文、やりがちな失敗例などを解説します。

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この記事のポイント

  • 面接での自己紹介では、名前から始まり、経歴の概要や強み、応募企業にどう貢献できるかなどを1分程度(300字前後)で伝える
  • 自己紹介で触れた内容は、その後どの経験やスキルを深掘りされるかに影響するため、「次に何を聞いてもらうか」を示す導線として設計することが大切
  • 情報を詰め込みすぎたり、経歴を時系列で長く話したりといった、自己紹介でやりがちな失敗例を把握しておく必要がある

面接官が自己紹介を求める理由

面接官が自己紹介を求める主な理由は、書類上では分からない「人柄・コミュニケーション能力・経歴の要約」などを短時間で把握するためです。応募書類を見れば応募者の基本的な情報は記載されていますが、具体的な部分は分かりません。自己紹介は面接の第一印象を決める重要なものです。

面接冒頭の始まりのあいさつ・アイスブレイクのため

面接をスムーズに始めるためのあいさつ・アイスブレイクの手段として、自己紹介が求められることもあります。本番では、応募者は特に緊張して硬くなりがちです。面接官は自己紹介を挟み、会話のきっかけを作ることで応募者の緊張をほぐし、より普段の状態に近い本人を知ろうと考えています。

応募者のコミュニケーション能力を確認するため

面接の冒頭での受け答えから、コミュニケーション能力をチェックしていることもあります。質問内容に沿った、ふさわしい返事が返せるかどうかで第一印象が左右されます。簡潔で的を射た説明となるように心がけましょう。

応募者の人柄・経歴を簡単に把握し、後の質問に活かすため

後の質問で理解を深めるために、人柄や経歴を簡単に把握する目的が含まれていることもあります。面接官は、自己紹介の内容を踏まえたうえで、応募者の経歴やスキルに関する質問を始めます。そのため、この後の面接でアピールしたい経験やスキルを端的に先出しできるとなおよいでしょう。

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自己紹介と自己PRの違い

自己紹介 自己PR
役割 応募者の経歴や人柄を簡潔に伝え、面接をスムーズに進める 応募者の強みや経験を具体的に伝え、企業への貢献性をアピールする
話す内容 ・名前
・現職での簡単な仕事内容・役割
・現職での簡単な実績やスキル
・簡単な志望理由
・自身の強みやスキル
・上記を裏付ける具体的な経験
面接官の確認ポイント ・コミュニケーション力
・人物像
・企業とのマッチ度
・再現性のある強み

自己紹介と自己PRは似ているように見えますが、面接で求められている役割が異なります。自己紹介は多くの場合、面接の最初に話すもので、応募者の経歴や人柄を簡潔に伝え、面接をスムーズに進めるためのものです。「どのような人物か」を理解してもらう役割があります。

一方、自己PRは自分の強みや経験を具体的に伝え、企業にどのように貢献できるかをアピールするものです。単なる実績紹介ではなく、課題に対してどのように行動し、どんな成果につなげたのか、それを入社後どのように活かせるのかを説明することが重要です。

面接官は、自己紹介ではコミュニケーション力や人物像を、自己PRでは企業とのマッチ度や再現性のある強みを確認しています。それぞれの目的を理解して準備しておくことが大切です。

面接の自己紹介で伝える項目

面接の自己紹介では、名前、現職での仕事内容や役割、実績や身につけたこと、簡単な志望理由を簡潔に伝えることが基本です。

自己紹介は面接の最初に行われ、その後の質疑応答や評価の前提となるため、短い時間で自身の経歴や立場を正確に理解してもらう役割を持ちます。あらかじめ伝える項目を整理しておくことで、要点が伝わりやすくなり、面接全体をスムーズに進めやすくなります。

名前

まず、最初に名前を伝えます。シンプルに「転職花子と申します」のように伝えましょう。一言目は緊張するかもしれませんが、面接官の目を見て、早口になりすぎないようゆっくり、はっきりと答えましょう。

現職での仕事内容・役割

現在の仕事内容と役割について説明します。例えば「株式会社〇〇で経理を2年間担当し、□□社で3年間、決算業務や固定資産管理などを担当しました」のように、具体的な社名と年数、担当業務について簡潔に述べましょう。

現職での実績や身につけたこと

現在の仕事での実績や獲得したスキルについて簡潔に説明します。ただし、面接官の質問の仕方によって臨機応変に答え方を変えるようにしましょう。企業が必要とする業務経験や求める人材像などを参考にしてアピールするポイントを絞り、過去のエピソードを具体的な数字を含めながら話します。

簡単な志望理由

なぜその会社に応募しようと思ったのか、志望理由についても簡単に説明しましょう。現在の仕事で身につけたスキルに触れ、「現職で培った状況分析能力を御社でも活かしたい」のように説明すると説得力が生まれます。また、最後に「本日はよろしくお願いします」と一言添えて自己紹介を締められると好印象です。

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面接で自己紹介するときのポイント

面接の自己紹介では、限られた時間の中で要点を整理し、経験や強みを具体的に伝えることが重要です。面接全体の所要時間は20分〜1時間程度と短く、冒頭の自己紹介は第一印象を左右する要素となるため、内容の簡潔さや具体性が評価に影響します。伝えたい情報を整理し、面接官の質問意図に沿った受け答えができるよう、自己紹介時に意識すべきポイントを押さえておく必要があります。

1分程度にまとめる

自己紹介があまりにも長くなると、何を伝えたいのか焦点がぼやけてしまうため、1~2分程度にまとめられるよう準備しておきましょう。
経歴や志望動機を詳しく話し始めると、終着点を見失ってしまうこともある点に注意が必要です。

面接官が知りたい内容を整理し、要点を簡潔に伝える

自己紹介では、面接官が確認したい「これまでの経験・スキル・実績」を中心に、要点を絞って簡潔にまとめましょう。特に、どのように業務で成果を出し、企業に貢献してきたかを具体的に伝えることが重要です。

また、質問の内容によって求められている情報は変わります。例えば「志望理由を踏まえて自己紹介してください」と言われた場合は、経験だけでなく志望動機も簡潔に含める必要があります。あらかじめ用意した内容をそのまま話すのではなく、質問の意図に合わせて伝える内容を調整しましょう。

第一印象に気を配る

第一印象に気を配ることも重要です。人の第一印象に影響する要素の割合は、姿勢・目線・表情などの視覚情報が55%、声の大きさ・話すスピードが38%、話の内容が7%といわれています。
第一印象を良くするためにも、鏡で見たり動画を撮影したりして、普段気づかない自分の姿勢や見た目等をチェックしましょう。そして、大きな声で明るくゆっくりと話すことを意識してみてください。また、状況や場面に応じた対応ができることを証明するためにも、ていねいな言葉遣いと謙虚な姿勢を心がけてください。

好印象をもってもらうために、身だしなみのポイントを押さえておきましょう。

【質問別】面接での自己紹介のOK・NG回答例文

面接での自己紹介は、質問の聞かれ方に応じて伝える内容や構成を調整することが重要です。面接での自己紹介の聞かれ方には、さまざまなパターンがあり、意図を誤って受け取ると評価につながりにくい回答になる場合があります。ここでは、代表的な質問例ごとに、評価されやすいOK回答例文と避けたいNG回答例文を示し、回答の考え方を具体的に整理します。

「簡単に自己紹介してください。」に対する回答例文

【OK回答例文】
転職花子と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。私は、○○大学を卒業後、株式会社△△で経理を2年間担当し実務経験を積んできました。その後株式会社□□で3年間、決算業務や固定資産管理などを担当し、業務処理のスピードと正確性を磨いてきました。このような経験が御社でも活かせると考え、応募いたしました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

【OKポイント】
・名前から始まり、お礼も伝えている。
・経歴とスキルのアピールも簡潔にできている。
・締めのあいさつがある。

【NG回答例文】
学生時代にはサッカー部の主将として、部員をまとめてきました。また、地区大会で優勝した経験から、努力をして結果を残すというのがどういうことか理解しています。

【NGフィードバック】
・学生時代のエピソードがNGなわけではないが、中途採用の面接なので、冒頭の自己紹介で話すのは避ける。

「職歴、PRを交えて自己紹介をしてください。」に対する回答例文

【OK回答例文】
転職花子と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。前職では○○事業において、Webサイトの設計とデザインを担当しておりました。実績としては、1年間で受注案件数110%増の達成があります。達成の要因は、リリース後まで見通し綿密な計画を立てたこと、設計段階からマーケティングリサーチを行ってデザインに反映したこと、そのうえで公開後の数字の予測を立て期間ごとの評価スキームを作り、アフターフォローを徹底したことにあると考えています。このように実績を重視しプロジェクト全体を見通す力は、きっと御社のお役に立つと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

【OKポイント】
・業務において何に注力して普段仕事をしているのか話しているので、求人の要件に合った人材かどうか判断しやすい。
・自己分析も交えて自身の強みをアピールしているので、活躍イメージが湧く。

【NG回答例文】
転職花子と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。性格は明るく、誰とでも屈託なく話すことができます。そのため、友達が多く、飲み会ではいつも幹事を務めています。どうぞよろしくお願いいたします。

【NGフィードバック】
・性格的な特徴なので中途採用の面接では不適切。

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「○○さんについて教えてください。」に対する回答例文

【OK回答例文】
転職花子と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。私は現在の職場でパソコン販売の法人営業を行っています。現在は大手衣料品メーカーなど、18社の顧客を抱えています。実績としては上半期目標の115%を達成し、営業担当38名中1位の売り上げを作ることができました。その要因は、ニーズを的確に把握したことにあると考えています。食品系の会社はIT化に出遅れているという情報を得て、大手食品メーカーに話を聞きに行きました。ヒアリングを重ねクライアントのニーズを把握し、自社パソコンによるIT化が具体的にどれほどの利益を生み出すか算出して提案しました。その結果、顧客獲得につながり売り上げを達成できました。このようなニーズ把握力を活かし、御社での新規顧客獲得に貢献したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

【OKポイント】
・職務概要を簡単に伝えたのちに実績を、数字をもってアピールできている(38名中1位という具体的な順位の出し方もGood)。
・成果を出せるプロセスを端的に話しており、短い内容の中にも考えて行動していることがよく分かる。
・最後に自身の強みを転職先でどう活かしたいか端的に伝えることで意欲を感じられる。

【NG回答例文】
転職花子と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。私は現在の職場でパソコン販売の法人営業を行っています。今まで培ってきた経験を活かし、御社での新規顧客獲得に貢献したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

【NGフィードバック】
・簡素すぎて職歴・PRを交えた自己紹介としては物足りない印象がある。
・具体性に欠け、応募者の経験のレベルを客観的につかむことができない。
・ほかの営業パーソンと比べて自身の強みがどこにあるのか際立たせて話すと良い。

「弊社を受けようと思った理由を交えて自己紹介をお願いします。」に対する回答例文

【OK回答例文】
転職花子と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。私は現在の職場である〇〇百貨店で、紳士服の売り場を担当しています。新卒で入社してから5年になりますが、お客さまにもっと寄り添ったお仕事がしたいと思い、御社に応募いたしました。御社では化粧品を販売するという特性上、お客さまとの関係が密なものになるため、現職で身につけた提案力が活かせるのではないかと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

【OKポイント】
・応募先の会社でやりたいことがはっきりしている。
・提案力という強みをアピールし、即戦力になることを示している。

【NG回答例文】
転職花子と申します。今の職場では上下関係がうるさく、いつも40代の上司の顔色をうかがって過ごしているため、思うような仕事ができていません。御社のホームページを見たところ、風通しの良い職場であるとアピールされていたので志望しました。

【NGフィードバック】
・転職理由が本当にネガティブなことであったとしても、現在の職場の悪口は絶対にNG。
・応募先に貢献することを念頭に答える。

面接の自己紹介でやりがちな失敗例

面接の自己紹介では、簡潔に要点をまとめて話すことが求められます。自己紹介は短時間で第一印象を形成するパートであるため、伝えたい内容を詰め込みすぎて、意図とずれた話し方をすると、かえって強みが伝わらないケースがあります。ここでは、自己紹介で起こりやすい典型的な失敗例を取り上げ、なぜ避けるべきなのかを整理します。

情報を盛り込みすぎて要点が見えにくくなる

自己紹介では、できるだけ自分をアピールしたいあまり、ついあれもこれも盛り込んでしまいがちです。しかし、あまりにも内容を盛り込みすぎると、何を伝えたいのか要点が見えにくくなってしまいます。優先して伝えたいことに絞って話すようにしましょう。

これまでの経歴を時系列に長々と話してしまう

自己紹介で経歴について話すときに、時系列ですべて説明すると話が長くなりすぎ、何を伝えたいのかが分かりにくくなってしまいます。経歴が長くなる場合は、現職や、面接先と関係のある業種に絞って話しましょう。

転職理由や志望理由の詳細まで話してしまう

自己紹介では、志望理由についても少し触れますが、あくまで簡単に話すようにしましょう。後で転職理由や志望理由をじっくり伝えるためにも、まだ聞かれていないうちから詳しく話さないことが大切です。

面接の自己紹介に関するQ&A

Q1.面接の自己紹介は何分くらい話すべき?

A1.自己紹介は1分程度(300字前後)を目安にまとめます。

面接官から話す時間の指定がない場合でも、自己紹介は長くなりすぎないことが重要です。
1分程度で要点を整理して伝えることで、経歴や強みを無理なく理解してもらいやすくなり、その後の質問にもつなげやすくなります。

Q2.「自己紹介をお願いします」と言われなかったら?

A2.最初の質問への回答の中で、自己紹介につながる情報を自然に伝えます。

面接では、「自己紹介をしてください」という定番の質問がなく、雑談から始まったり、いきなり具体的な質問が投げかけられたりするケースもあります。「自己紹介」という形にこだわらず、質問の意図に沿いながら、自分のアピールポイントを一貫して伝えていく姿勢が大切です。

Q3.自己紹介で言わないほうがよい内容はある?

A3.評価や選考と関係のない価値観や、マイナス印象につながる話題は避けます。
具体的には、次のような話題は控えるのが一般的です。

・過度にネガティブな自己評価:自信のなさや否定的な表現は、能力や意欲を正しく伝えにくくなります。
・反社会的な行為やそれを想起させる内容:ギャンブルや犯罪歴など、業務と無関係でリスクと受け取られやすい話題は避けます。
・宗教や政治に関する個人的な見解:価値観の違いが評価に影響する可能性があるため、自己紹介の場では触れないのが適切です。

自己紹介では、職務経験やスキル、仕事に対する姿勢など、採用に直結する情報に集中することが重要です。

Q4.集団面接でほかの人と内容がかぶった場合はどうする?

A4.内容が重なっても、無理に変える必要はありません。

集団面接では、所属や活動内容などがほかの応募者と似通うことは珍しくありませんが、自己紹介の段階での内容の重複は評価に大きく影響しません。自己紹介では、準備してきた内容を落ち着いて伝え、その後の質問で自分ならではのエピソードを補足していく意識を持つことが大切です。

Q5.指定された時間よりも早く自己紹介が終わってしまった場合は?

A5.自己紹介が指定時間より短く終わってしまっても、必要な内容を簡潔に伝えられていれば問題ありません。

名前などの基本情報や、取り組んでいる活動などが整理されていれば、無理に話を引き延ばす必要はないでしょう。

面接では「分かりやすく簡潔に話せるか」も評価ポイントの一つです。話し終えた後は、「以上です。本日はよろしくお願いいたします」と締め、落ち着いて次の質問を待つ姿勢を意識しましょう。

Q6.緊張して伝えたいことを忘れてしまったときは?

A6.面接で緊張して話したい内容を忘れてしまっても、慌てる必要はありません。

まずは「少し緊張しております」と素直に伝えることで、気持ちが落ち着く場合があります。どうしても思い出せないときは、「準備したメモを確認してもよろしいでしょうか」と一言添えて確認するのも一つの方法です。

無理に取り繕うよりも、落ち着いて立て直そうとする姿勢のほうが、冷静さや誠実さとして評価されることもあります。

Q7.一次面接・二次面接・最終面接では自己紹介を変えるべき?

A7.自己紹介の軸自体を大きく変える必要はありませんが、面接段階に応じて伝え方を微調整することは大切です。

基本的に、一次面接・二次面接・最終面接で自己紹介を大きく変える必要はありません。

自己紹介は、職務経歴や人柄を簡潔に伝え、面接官に自分を知ってもらうためのものです。そのため、どの面接でも同じ内容をベースにして問題ありません。

自己紹介については、「どのような経歴・経験を持つ人物か」が分かる内容を1~2分程度でまとめておけば、基本的にはどの面接でもそのまま活用できます。

自己紹介は簡潔に分かりやすく臨機応変に

転職時の面接で自己紹介を求められた際の答え方やポイントを例文とともに解説しました。面接の際にスムーズに自己紹介できるように、簡潔で分かりやすい文章をあらかじめ考えておきましょう。そして、本番では目の前の面接官に伝えるために、頭の中の台本を読まず臨機応変に対応することが大切です。

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面接での自己紹介の仕方については、
以下の動画(約6分)でも分かりやすく解説しています。

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