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面接

【長所の例文一覧付き】面接での長所(強み)の伝え方

面接でよく質問される「長所(強み)」。中途採用の面接の場合、「長所(強み)」として語ることのできる能力やスキルにはどんなものがあり、どのようにアピールすれば高評価なのでしょうか。採用担当者や企業が求める長所(強み)のポイントを、面接で役立つ例文を交えて具体的に解説していきます。

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面接で質問される「長所(強み)」とは?

「長所(強み)」とは文字どおり、あなたのすぐれているところです。すぐに思い浮かぶ人もいれば、答えに悩む人もいるでしょう。ここで大切なのは、その長所が「企業へのアピール材料になっているかどうか」です。ここからは、企業がどのような点を評価しているのかを解説していきます。

面接官は「強み」で何を判断している?

「あなたの強みは何ですか?」は面接で聞かれることの多い質問です。その答えから面接官が判断しているのは、「入社後に活躍してもらえるかどうか」です。具体的には、次のような点を見ています。

  • 自分を客観視(自己分析)できているか
  • アピールされている強みは入社後の業務で活かせるか
  • 募集職種や業務に合っているか
  • 企業風土とマッチするか

「長所」というと、例えば「明るく大らかです」など、個人の人柄や性格の特長を答えがちですが、面接官が知りたいのは、「募集求人の業務に活かせる経験・スキルや行動パタンを持っているかどうか」です。例えば、事務職なら日々の定型化された業務の中で、生産性を向上させるために工程の効率化を意識して仕事していること、営業職なら得意先と円滑なコミュニケーション能力と交渉力をもって提案ができていることなどが、強みとしてアピールできます。募集職種・業務・企業と関連づけて、自分の強みを整理しておきましょう。

また、強みを答える際は、「結論(長所)」「根拠となる実績・経験」「入社後どう活かすのか」の順が簡潔で効果的です。この記事の後半に例文を掲載しているので、参考にしてみてください。

面接に役立つ長所(強み)の例文一覧はこちら

専門家が解説!「企業が中途入社者に求める長所(強み)」とは?

採用担当者が求める「長所(強み)」について、労働・組織・雇用に関する多様なテーマについて調査・研究し、直近では「転職学」と題して転職やキャリア選択について研究しているパーソル総合研究所の小林祐児研究員に、ポイントを解説してもらいました。

【あらゆる職種で求められる長所(強み)とは?】

「主体性」と「コミュニケーション力」は、多くの日本企業で重視されるスキルです。特に最近は「主体性」が求められています。新型コロナウイルスの影響で在宅勤務やテレワークが進み、いかに自分で考えて業務を進められるかがより問われるようになりました。

以前なら、集合研修やOJTがあり、中途入社者に寄り添ったケアができましたが、テレワーク時代は育成が難しくなっています。コロナ下でも即戦力となる経験者の求人は堅調だったことからも、「自律」がキーワードであることがうかがえます。

「コミュニケーション力」も、あらゆる職種で求められるスキルです。「コミュニケーション力」と聞くと、初対面の人とすぐに打ち解けられること、自分の考えを滑らかに語ることができること、といったイメージを持たれるかもしれませんが、それだけではありません。近年のビジネスモデルの変革やテレワークの普及により、メールやビジネスチャットなどの非対面型のコミュニケーション力も重視されています。自分の考えを端的にテキストにまとめ、能動的にコミュニケーションをとれることが期待されています。

パーソル総合研究所 小林研究員

【パーソル総合研究所 小林研究員に聞く組織になじむために必要な「ソーシャルスキル」とは】

企業側は、新たな人材を採用したら、組織の一員として早く職場に定着して、戦力として活躍してほしいと考えています。そのため、求人票に明記されているような、業務自体に結びつくようなスキルや長所だけではなく、自分から組織になじんで、関係性を築いてくれるソーシャルスキルも重視されます。

  • 「関係を開始するスキル」
    自分からコミュニケーションのきっかけを作れるか
  • 「関係を維持するスキル」
    相手に合わせて行動を調整できるか
  • 「主張をするスキル」
    言うべきときには自分の意見を言えるか

面接に役立つ長所(強み)の例文一覧

面接では、自分の長所(強み)に関する質問は頻出です。「あなたの強みをお聞かせください」「自己PRをお願いします」「あなたのアピールポイントは?」など、さまざまな聞かれ方をする可能性がありますが、そのときは「個人的な性格の特長」ではなく、「入社後の業務に活かせる強みに結び付ける」のがポイントです。ここからは、dodaキャリアアドバイザーが、会社や業種、職種に関係なく活かすことができる「ポータブルスキル」と、職種ごとに強みとなる長所を例文付きで解説します。

全職種で活かせるポータブルスキル①
「主体性」に関する長所(強み)の例文一覧

・課題解決力:現状を分析して課題を特定、最適な解決案を作り実行する

「私の強みは問題解決力です。CG受託制作の営業では、スケジュールの見通しが立てにくく、デザイナーに残業を強いていることが問題になっていました。原因は、成果物に対する顧客側担当者の上司や他部署の意見によるやり直しが頻繁に発生していたことだったので、制作過程で数回のチェックを設け、関係者全員の合意を得て次の工程に進めるフローの浸透に取り組みました。スケジュール管理や作業も効率化され、手戻りによる残業はほぼなくすことができました。御社でも、常に現状の課題はどこにあるかを考え、そこをスピーディに改善し、効率的な営業活動に取り組みます」

・判断力:物事を正しく認識して評価する

「私の強みは判断力です。ウェディングプランナーの仕事で、結婚式当日に向けてさまざまな問題やトラブルが起きたとしても、できるだけ影響を最小限に抑えスムーズに進めるための試行錯誤の中で身につきました。さまざまな関係各所の立場で、先々の展開を視野に入れて考えることで自信を持って判断でき、何よりお客さまをはじめご出席の皆さまに喜ばれる式にすることを一番大切にお手伝いさせていただきました。御社でも、目的を見失わずに、最適な方法を判断していく力を活かして、顧客満足度アップに貢献してまいります」

・行動力:自分の意志で行動を起こす

「私の強みは行動力です。営業企画で新サービスの社内説明会を行いましたが、営業メンバーの関心が薄かったため、適した顧客を持つ担当者への社内キャラバンを自ら企画して行った結果、提案同行を頼まれるなど、セールス意欲を高めることができました。人を動かす行動力を活かして、御社の業績に貢献してまいります」

・向学心:常に学び続ける姿勢

「私の強みは学び続ける力です。大学の専攻はグラフィックデザインでしたが、Webの知識をつけたくてITベンチャーでインターンをしました。現職のアパレル会社ではWebデザイナーをしながらマーケティング関連の資格を取得し、EC事業のマネジャーを任されています。現在、アクセス解析を勉強しているので、御社のEC事業に役立てたいです」

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全職種で活かせるポータブルスキル②
「コミュニケーション」に関する長所(強み)の例文一覧

・対話力:会話を通じてお互いの意見をすり合わせる

「私の強みは対話力です。食品会社で小売店へのルートセールスをしていますが、新商品を案内するときは、セールストークよりも会話を重視しています。『どんな陳列だと来店されたお客さまの反応はよいですか』といった問いかけから意見交換を深めていくことにより、結果として、新商品が出るたびに特設コーナーを展開していただいています。対話力を活かして、御社の売り上げに貢献します」

・関係構築力:社内外の相手と互いに信頼し合える良好な関係を結ぶ

「私の強みは関係構築力です。現在、ショップの副店長としてメンバーの育成に取り組んでいますが、個別に悩みを聞き、良い点はみんなの前で褒めるなど、成長意欲が高まるように働きかけてきました。全員接客をモットーに顧客を増やすことができ、前年比売上1位店舗として社内表彰を受けました。チームで高め合う雰囲気を醸成することが得意なので、御社でもチーム営業の要として貢献したいです」

・記述力:伝えたいことを正しい文章で、相手が理解できるように述べる

「私の強みは文章で伝える力です。現在、カスタマーサポートで報告書の作成を担当していますが、お客さまの声を製品・サービスの改善に活用できるように、要点を絞って分かりやすく書くことを心がけた結果、社内の既読率が90%にアップしました。伝わる記述力を活かして御社の社内広報業務に貢献したいです」

・傾聴力:相手の話を聞いて、正しく理解し尊重する

「私の強みは傾聴力です。建築設計事務所の営業として、お客さまを知ることを第一にしてきました。最初はあまり要望をおっしゃらないお客さまもいますが、困っていることや課題に寄り添って深掘りしていくと、何を求めているのか分かってきます。ヒアリングしたことからご提案したプランが喜ばれ、会社の信頼につながりました。御社でも傾聴力を活かしてお客さまとの信頼を築きます」

・共感力:相手の立場や思いを理解して配慮する

「私の強みは共感力です。新人の育成担当として、後輩がどんなときに不安に思うか理解し、時には自分から声をかけて教えるなど、リーダーとの橋渡しに努めています。後輩をサポートすることで、彼の技術的な成長とプロジェクトの進行に貢献できました。御社でも共感力を活かしてプロジェクトを推進してまいります」

・調整力:複数の意見を整理し、バランスを取ってまとめる

「私の強みは調整力です。受託製造の営業は、お客さまの要望と自社の生産能力のバランスをいかに取るかが腕の見せどころです。日ごろから生産現場の状況を把握し、お客さまからイレギュラーな要望を受けた時点である程度の見積もりを提示するようにしています。現場の状況をくみ取った実現可能な調整を進めてきたことが社内の信頼につながり、製造現場から打開策の提案が上がってくるようになりました。御社でも調整力を活かしてwin-winでビジネスを回していきたいと思います」

・質問力:不明点や疑問点を適切に問いかける

「私の強みは質問力です。質問するときに心がけているのは、先に自分の認識を述べることです。そうすれば、相手が具体的に答えやすく、自分の認識との食い違いも分かります。会議でも私の質問をきっかけにより深い話ができ、施策の精度を上げることができました。御社でも質問力を営業力の強化に活かしたいです」

・巻き込み力:周囲の人を動かして目的を成し遂げる

「私の強みは、周囲の人を巻き込み業務を推進していくことです。お客さまへ販促キャンペーンを提案する際、競合コンペに勝てるように立案段階から関係部署に相談してアイデアをもらいました。受注に至ってからも関係部署への働きかけを続けた結果、無事にキャンペーンプロジェクトを完了できただけではなく、関係部署の製品も拡大受注することができ、対目標110%を達成しました。御社でも周囲を巻き込んで事業の成功に貢献します」

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職種別アピールにつながる長所の例文一覧

採用担当者は、募集ポストの業務で活かせる長所を期待しています。職種別に、アピールにつながる長所を見ていきましょう。

【営業職】
・コミット力:目標に対して責任を持って取り組む

「私の強みはコミット力です。営業部にはチームと個人の売り上げ目標があります。私は自分が目標を達成して後輩に背中を見せながら、全員が個人目標を達成できるようなチーム作りをしてきました。例えば、作成した資料や効果があったトークスクリプトの共有を行ったり、時間があるメンバーが見積書や契約書の作成をまとめて代行したりなどです。お互いにサポートすることで、結果的にチームで目標の120%を達成して、メンバーが新人賞を取りました。コミット力を発揮して御社の業績に貢献してまいります」

【企画職】
・提案力:課題解決の方法を示し、自分の案や意見を効果的に伝える

「私の強みは提案力です。オンライン広告での集客を担当していますが、新たに施策を展開する際は、まず仮説を立てて社内で一次提案を行い、ほかの集客担当や制作部門のメンバー、サービスの現場でお客さまと相対している営業担当からフィードバックをもらうようにしていました。また、施策実施後は、広告代理店と週次・月次単位でふりかえり課題をあぶり出すなど、施策の結果をもとに提案内容をブラッシュアップして効率化しています。PDCAを意識した継続的な提案力を、御社のマーケティング活動に活かしたいです」

【経理/バックオフィス】
・正確性:正確にものごとを進める

「私の強みは正確さです。金融機関の事務職で1日の業務量も膨大でしたが、決められた時間で正確に処理できるようにタスク管理を徹底しました。1人で完結する仕事ではないので、ミスが起こりにくいようにマニュアルを整備したり、作業時に扱うファイル内に注意書きのメモを残したりとチーム全体の業務効率化にも取り組んだことで、週10時間ほどかかっていた作業工数のうち、5時間ほど削減できました。正確で効率的な事務処理で、御社のバックオフィスに貢献します」

【エンジニア職】
・論理性:事象に対して道筋を立てて、思考や議論を進める

「私の強みは論理的思考力です。プログラマ時代は、可読性の高いコーディングを心がけ、こまめにコメントを残すようにしていました。その後の手入れを担当したメンバーから、ロジカルで非常に分かりやすく、メンテナンスがスムーズに進んだと感謝されました。また、システム開発では業務フローのヒアリングを重点的に行い、要求される機能に対してムダを省いた高品質なモノ作りで、お客さまの業務効率化に貢献しました。業務で鍛えた論理的思考を、御社のアプリケーション開発に活かします」

【クリエイティブ職】
・言語化能力:抽象的な事柄を、正しい意図でわかりやすく伝える

「私の強みは言語化能力です。クライアントの要望を正しくつかむために、打ち合わせでは抽象的な言語をできるだけ共通言語に落とし込めるようにやり取りをしました。また、実際のアウトプットも、「なぜこのデザインになったのか?」など意図をもってクライアントに説明することを心掛けていました。そうすることで「なんとなく違う…」ではなく、建設的な意見交換ができ、成果物のブラッシュアップにつながりました。こうした仕事との向き合い方を強みに、御社の中でのさまざまなサービス事業者の想いを形に落とし込んでいきたいです」

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自分の長所(強み)はどうやって探す?

思い浮かんだ強みが、転職活動でアピールポイントになるのか分からずに悩んだときは、面接官が「強み」を聞く理由を思い出してください。自分がこれまでやってきたことと、転職先企業で活かせることの共通点を考えることが、自分の長所や強みの発見につながるでしょう。

例えば、「3年間、営業をやってきました」だと経歴を伝えているだけなので、その経験からどんな強みを身につけたのかが、初対面の面接官には伝わりにくいでしょう。営業経験で「提案力」が身につけられたと思うなら、その強みを表す具体的なエピソードを数値化できる成果を交えて語り、次の職場でどのように活かせるのかをセットでアピールするとよいでしょう。「成果」というと、売り上げの達成率や順位だけを思い浮かべる方も多いのですが、業務効率化による処理時間や人数や残業の削減といったことも数値化できます。

自分が認識している強みと、第三者から見たあなたの強みにギャップや温度差がある場合もあります。例えば、「自分は営業職として“提案力”を磨いてきた」と思っていても、同僚からは「モチベーションの刺激になるような助言をしてくれるので、組織全体の成長に貢献してくれている」と評価されていることもあります。このケースで管理職候補の営業職に応募するとしたら、組織全体の成長を支援した点をアピールしたほうが効果的です。

信頼できる人に自分のこれまでの取り組みについて話し、他者の視点を取り入れることで、新たな気づきが得られます。友人や家族でもいいですし、転職エージェントのキャリアアドバイザーなら対話のなかで、転職マーケットのニーズを踏まえたあなたの強みを探すこともできます。

dodaでは「自己PR」発掘診断を用意しています。16の設問に答えるだけで、自分の強みが複数提示されるので、自分の強みのレパートリーを増やすために活用してみてください。

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自分の「短所(弱み)」について聞かれたら?

面接では、「長所(強み)」だけではなく「短所(弱み)」を聞かれることもあります。ネガティブな印象を与えてしまい、選考が不利になってしまうのでは、と心配する人もいるでしょう。「短所(弱み)」を質問する企業の意図は、「客観的に自身の短所や弱みを把握できているか」「それを改善するために具体的に何か行っているか」を知ることで、単に「弱点」を知りたいわけではありません。

アピールする際の考え方は、長所(強み)と同様です。その短所(弱み)をどのようにカバーし、改善するために業務の中で何をしたかの根拠となるエピソードを交えて、自己認知力や自己解決力の高さを示せるとよいでしょう。

面接で長所(強み)・短所(弱み)を質問されたときの正しい答え方と回答例文

<まとめ>

面接で「長所(強み)」を質問されるのは、自己分析(客観視)ができているか、募集している職種や業務で活躍してもらえるかを判断するためです。応募職種でどんなスキル・経験が求められているのかの視点と、どの企業でも重視される「主体性」と「コミュニケーション力」を意識してみましょう。これまでの経験や実績で得たものと志望先の業務に共通するものを選んで話すことで、強みをより効果的にアピールすることができます。

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取材協力

取材協力

小林 祐児(こばやし・ゆうじ)

パーソル総合研究所 上席主任研究員

上智大学大学院総合人間科学研究科社会学専攻博士前期課程修了。NHK 放送文化研究所に勤務後、マーケティングリサーチ・ファームを経てパーソル総合研究所に入社。専門は理論社会学・人的資源管理論・社会調査論。テレビ・ラジオ出演・各種新聞などへの寄稿多数。主要著作に『働くみんなの必修講義 転職学』(KADOKAWA、共著)、『残業学──明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?』(光文社、共著)、『会社人生を後悔しない 40代からの仕事術』(ダイヤモンド社、共著)など。

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