開催レポート 海外・アジア転職イベント
アジアキャリアセミナー 英文履歴書・英語面接対策セミナー 2023.05.12 実施事後レポート
海外人材の採用支援・海外就職を志す方の海外転職支援をおこなっている講師陣が登壇し、「英語を使って働きたい方」「外資系企業や海外の企業に挑戦したい方」に向けたセミナーを開催。英文履歴書の書き方や英語面接について、初めての方もすぐに実践できるノウハウやポイントを盛りだくさんに解説しました。今回は、当日のハイライトをお伝えします。
登壇者紹介
パーソルキャリア株式会社 グローバルキャリアグループ
服部 友里恵
パーソルキャリア株式会社 グローバルキャリアグループ
冨山 南海
当日のプログラム
-
・英文履歴書に書くべき項目と正しい書き方を知ろう
-
・「評価される」経歴書に仕上げるには
-
・英語面接で気をつけるべきポイント
セミナー内容紹介
セミナー当日のプログラムの中から、英文履歴書の作成や英語面接対策について、海外転職の希望者から実際によく相談されるQ&Aをいくつかご紹介します。
英文履歴書(レジュメ)、日本語の履歴書・職務経歴書とどのような違いがありますか?
服部:日本語の場合は「履歴書」と「職務経歴書」をそれぞれ用意する必要がありますが、英文の場合は「英文レジュメ(履歴書)」のみの提出となります。※企業によって、英文履歴書にカバーレター(志望動機や自己PRなどの、職歴以外の情報を記載するもの)を添付して提出する場合もあります。
また、英文レジュメには性別・年齢・顔写真」など個人の基本属性を記載する欄がないのも違いのひとつです。海外企業や外資系企業の選考では、実績・個人のスキルが重視されるため、レジュメ内に自身の実績や強みをしっかりと記載することが大切です。
自分の強みを見つける際に留意していただきたいのが、「客観的な強みになっているかどうか」「企業が求めるスキルと自分の強みがリンクしているかどうか」の2点です。まずは、応募する企業や職種で求められている能力を理解したうえで、その企業や職種で自分の経験や実績をどのように活かせるのか考えてみましょう。
自分の強みの探り方が分からない・言語化が難しいという方や、英文履歴書やカバーレターの作成をマンツーマンでサポートしてほしいという方は、dodaエージェントサービスに登録のうえ、グローバルキャリアアドバイザーにご相談ください。
英文履歴書では、企業からどんなところを見られますか?
服部:まず、英文履歴書と一言で言っても、提出先の企業によって求められているポイントが異なります。
例えば、日系企業の海外法人の場合……採用の決定権者である社長や部署の上司などに日本人がいる可能性が高いため、英文履歴書と合わせて日本語の履歴書・職務経歴書も一緒に提出を求められることが少なくありません。
その場合、英文履歴書はあくまで「英語話者のメンバーや人事に経歴を説明するため」「英語力の確認のため」に利用されます。日本語話者が選考に関わっているため、記載する英文については完璧でなくても良いケースが多いです。
一方で、外資系企業の場合……採用決定権者のほとんどが英語話者か、日本人でも英語力が備わっているため、日本語の書類を必要としません。この場合、英文履歴書のみの提出でOKですが、裏を返せば自分の経歴や強みを「英文のみ」で明確に伝えきる必要があるということになります。「ミスがないように記載できて当たり前」という目線で見られていますので、英文履歴書を作成したあとは英語話者やグローバルキャリアアドバイザーに第三者目線で添削をしてもらうことをおすすめします。
英語面接で、間違った英語を話してしまわないか不安です。気をつけるべきことはありますか?
冨山:正しい英語を話さなければと思うと、緊張しますよね。ですが、英語面接において完璧な英語を話す必要はありません!
一番意識していただきたいのは、「発言内容を最優先」にすることです。
正確さが求められるスピーキング試験とは異なり、採用面接で見られているのは実践的な視点のコミュニケーション能力です。そのため、文法的には正しい英語を話していても会話の流れが極端に止まったりスムーズにコミュニケーションが取れなかったりする人より、文法は不完全でも相手にストレスを感じさせない話し方をする人のほうが高く評価される傾向にあります。面接での細かい英語のミスは気にせず、相手と「会話」することを心がけましょう。
英語面接の一般的な流れはどのようになりますか?
冨山:企業によりますが、一般的には以下のような流れで進むことが多いです。
① アイスブレイク/自己紹介
② 経歴や強みの確認
③ 応募ポジションへの志望動機・どのように貢献できるか
④ 逆質問
自己紹介や自分のアピールポイントなど必ず聞かれるであろう質問に対しては、キーワードを準備してどんなふうに話すかを頭の中でシミュレーションしておきましょう。そのほか、どんな質問をされるか?それに対してどんな回答をするか?を想像して準備することも大切です。
準備の際は、英文を丸暗記しないよう留意しましょう。暗記した英文を思い出すことに必死になっていると、面接官との会話に違和感が生じ「この人は自分の言葉で話していない」という印象を与えてしまうこともあります。
良い方法としては、「アピールしたいキーワードのみ」を箇条書きにまとめておくことです。覚えておく情報を最低限にすることで、難しい質問に対しても自分の言葉でフレキシブルに対応できるようになります。もっと具体的に、「実際に面接で聞かれる英文質問例を知りたい」「回答で使える実践的な英語のポイントをつかみたい」という方は、dodaエージェントサービスに登録のうえ、グローバルキャリアアドバイザーにご相談ください。
※dodaのエージェントサービスは国内在住の方がご利用いただけます。
海外在住の方はこちら。