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ITエンジニアが書類選考を通過するための3つのポイント

エンジニアが転職する際の最初のハードルである書類選考。これを突破しない限り、応募先企業の面接にも進めません。書類選考を通過するためには、どんなことに注意すればよいのでしょうか。ここでは3つのポイントについて解説します。

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職務経歴書には具体的な実績と成果を

エンジニアが書類選考を通過するための職務経歴書作成のポイントは、これまでの実績と成果を具体的に記載することです。職務経歴書は応募者にとって経験やスキルをアピールするものであり、企業にとっては、求める人物像とマッチしているか確認するものになります。
職務経歴書の書き方はフォーマット次第ではありますが、転職市場での市場価値という点では以下の4軸で判断されることが多いため、押さえておくとよいでしょう。

  • 技術環境:Java、Linux、AWSなど
  • 担当フェーズ:要件定義~基本設計など
  • ポジション/PJT規模:PL、PJTメンバー30人など
  • 業界業務知識:銀行勘定系システム、会計パッケージなど

エンジニア職種向けのテンプレートや書き方の具体例などは、以下のページもご覧ください。

システムエンジニア(SE)の職務経歴書テンプレートと書き⽅ガイド

Webサービス系エンジニアの職務経歴書テンプレートと書き⽅ガイド

社内SE(アプリ)の職務経歴書テンプレートと書き⽅ガイド

また採用担当者は、職務経歴書の読みやすさにも注目しています。内容が伝わる端的な文章やレイアウトは書類作成能力のひとつ。長すぎず短すぎず、理解しやすい文章を心がけてください。

プロジェクト名やスキル、資格の羅列だけではNG

職務経歴書を作成する際には、経験したプロジェクトやスキル、資格などをただ羅列するのはやめましょう。
キャリアを記載する場合はプロジェクトの内容だけでなく、「プログラミングテストを担当していた」「システム開発のチームリーダーを任された」など、具体的な業務や役割を記載してください。可能であれば数字や結果も載せましょう。
さらに、「複数部署の管理を任せられマネジメントスキルが身についた」「チーム間の情報共有方法を改善し認識のズレから発生するトラブルを解消した」など経験に触れながら説明すると、採用担当者がイメージしやすくなります。

また、採用担当者は応募者の経験やスキルだけでなく、意欲や仕事への取り組み方といった姿勢も知りたいと思っています。自発的に身につけた技術スキルや保持している資格を記載する際は、取得するに至った背景やモチベーションを加えるとよいでしょう。

プロジェクトへの貢献度をアピール

これまで経験したプロジェクトを説明する際には、プロジェクトの概要や担当フェーズだけではなく、自分がそのプロジェクトでどんな役割を果たしたかを必ず記載してください。システム開発の場合、プログラミングだけなのか、チームリーダーとしてチーム運営をしたのか、マネージャーとして要件定義から関わっていたのかによってもプロジェクトに対する貢献内容は変わります。チームマネジメントやクライアントとの交渉、後輩の教育などにも触れるとより具体的になるでしょう。

ただ単に〇〇ができる、〇〇をしたというのではなく、「プロジェクトの途中で進捗管理のためのツールを導入し、スケジュール遅延を解消した」「チームマネジメントを任された際、他部署と連携を取り作業効率が〇〇%アップした」など、具体的な取り組みを記載することが大切です。

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「自己PR」と「志望動機」は明確に

自己PRと志望動機の目的は異なります。自己PRは、自身の得意なものやよいところ、持っているスキルをアピールするもの。志望動機は、なぜ応募先企業を志望するのか、希望する職種や入社後に目標とすることなどを伝えるものです。意欲が伝わるよう、それぞれの特徴を踏まえて明確に記載しましょう。

自己PRを記載する際のコツ

職務経歴書の自己PRは、自身の経験やスキルをアピールするだけのものではありません。採用担当者は自己PRを見て、自社の風土にマッチし長期にわたってともに働ける人材かどうかをチェックしています。

自己PRには、経験したプロジェクトや成果をもとに、採用された際に貢献できることを記載しましょう。ポイントは、自身の経験・実績と応募先企業の求める人物像が合っているかどうかです。いくらすばらしい実績があったとしても、応募先企業の求める人物像と関係がなければ書類通過は難しくなります。

「基盤システム開発の経験を御社のプロジェクトに活かせる」「ネットワークエンジニアの技術とクラウドの知識を御社のインフラクラウド化に貢献できる」など、具体例を出し説明することが大切です。仕事をする上で普段から心がけていることや工夫していることがあれば、あわせてアピールしましょう。

志望動機を記載する際のコツ

志望動機を書く際は応募先企業の事業内容や経営理念、社風などを把握し、志望動機としっかり結び付けておきましょう。

ポイントは「なぜその企業なのか」「企業の何に魅力を感じたのか」「入社後に希望する仕事や目標は何か」「自身が入社することで企業がどう変わるのか」を一連の流れとして書くこと。志望動機も自己PRと同様に具体性が大切なので、背景やエピソードが分かるように書くとよいでしょう。

企業は経験やスキルだけではなく、自社で精力的に働いてくれる熱意を持った人材を求めています。なぜこの企業でなければならないのか、その理由をしっかり書きましょう。

なお、志望動機を書類に記載する場合、どの書類に記載するかでやり方が分かれます。フォーマットにもよりますが、一つには一般的な応募書類である履歴書や職務経歴書に記載するやり方があります。履歴書や職務経歴書に志望動機を記載する場合は数行程度で簡潔にまとめるとよいでしょう。より詳細に志望動機を記載する場合は「志望動機書」を別途作成し、ほかの書類に添えて提出するというやり方もあります。志望動機書や具体的な書き方や例文は以下の記事もご覧ください。

志望動機・志望理由の書き方【81職種の例文付き】~履歴書・職務経歴書で使える

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業務外の活動や学習もアピール材料に

業務外で独自に取り組んでいること、勉強していることもアピールできる材料のひとつです。前向きに新しい知識や技術を習得しようと取り組む姿勢は、評価の対象になるでしょう。企業が求めるスキルと関連があれば、評価アップも考えられます。採用担当者は、応募者が興味を持っているものを知ることで、将来どのような仕事を任せられるかをチェックしています。

業務外の成果物をアピール

取得している資格があればすべて記載しましょう。複数の資格を取得している場合は、募集している職種に関係したものから先に列挙します。

英語力を評価する企業が増えているため、TOEICやTOEFLの点数も記載しましょう。また、GitHubのアカウントやTwitterの勉強アカウントなどは、関心の高さを計るポイントになります。特にGitHubはポートフォリオの代わりにもなるため、アカウントを持っている場合は記載をおすすめします。

自己学習も重要な項目

自己学習は、仕事に対する姿勢や向上心のアピールになります。自分が専門としている技術だけではなく、周辺領域の知識や新しい技術を学ぶ姿勢は、挑戦心や変化に対応できる柔軟性のアピールにつながるでしょう。特に異業種への転職を考えている方には有効な手段といえます。

アピールポイントになるのは、仕事に直結するものだけではありません。趣味で学んでいることがあればなぜ学んでいるかの理由も踏まえた説明ができれば、好奇心や向上心のアピールにつなげることができるでしょう。

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この記事を監修したキャリアアドバイザー

松沢 雄生(まつざわ・ゆうき)

前職では金融業界で個人向け営業を担当。その後、より個人の人生に寄り添いたいという思いから、パーソルキャリア株式会社に入社。入社以来、IT領域専門のキャリアアドバイザーとして、アプリエンジニア、ITコンサルタントの方を中心に、年間300人以上の転職支援を行う。近年では、DX化を推進する事業会社のシステム部門における採用支援業務にも携わっており、累計200社以上の人材採用の要件定義・求人作成も行っている。

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