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Rubyエンジニアのイメージ

Rubyエンジニアとは?求められるスキルや転職事情について解説

Rubyは主にWeb系の開発に使われるプログラミング言語の一つです。Rubyを用いたアプリケーション開発を行うRubyエンジニアは、Rubyのプログラミングスキルだけでなく、Webアプリの開発を効率よく行えるフレームワークや外部ライブラリの知識、オブジェクト指向の概念の理解も必要になります。

ここではRubyに興味がある方に向けて、Rubyが利用されている分野や業界、Rubyエンジニアの仕事内容や求められるスキル、経験別の転職ポイントを解説します。

なお、Rubyに限らず、ITエンジニア全般に興味を持ち、キャリアチェンジを検討されている方は以下の記事もご参照ください。ITエンジニアの各職種の仕事内容や求められるスキル、転職を考える上での対策などを解説していますのでお役立てください。

ITエンジニアとは?種類や仕事内容、スキル、キャリア検討のポイントについても解説

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Rubyとは

Rubyは、1993年にまつもとゆきひろ氏が開発したプログラミング言語です。Rubyは、主にWebアプリ開発に用いられる、オブジェクト指向型のプログラミング言語です。Webアプリ開発に利用できるフレームワークや外部ライブラリがそろっています。

Rubyは文法がシンプルで日本語の情報が多いため、比較的習得しやすい言語です。JavaやPHPといったオブジェクト指向型のプログラミング言語の経験者にとっても、習得しやすい言語でしょう。

オブジェクト指向とは

オブジェクト指向は、プログラムの設計や実装の考え方の一つです。データや処理手順をオブジェクトという単位でまとめます。関連する変数やメソッドを1つのオブジェクト内でまとめるため、管理やカスタマイズ、再利用がしやすいというメリットがあります。

Ruby on Railsについて

Rubyには、Ruby on Railsというフレームワークがあります。フレームワークとは、アプリケーション開発に必要となる基本的な機能や枠組みをまとめたものです。フレームワークを利用すると、アプリケーション開発の工数を削減できます。また、フレームワークの枠組みにのっとることで、コードの記載方法を統一できる点もメリットです。

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Rubyでできること

次に、Rubyでできることについて説明します。Rubyの活用方法や、関連するライブラリについても触れていきます。

Webアプリの開発

Rubyは、WebサービスなどのWebアプリ開発に多く用いられており、Rubyを用いた有名サービスも国内外に多数存在します。Ruby on Railsを活用すれば、railsコマンドによってWebアプリのひな型を自動で生成することが可能なので、Webアプリの開発効率が向上します。

SNSサイトの開発

RubyでのWebアプリ開発の例としてSNSサイトが挙げられます。Ruby on Railsの活用により、SNSサイトに必要なログイン機能やユーザー情報の登録・管理機能、いいね機能、コメント投稿などのコミュニケーション機能、ファイルアップロード機能などの開発を効率化できます。

ECサイトの開発

さまざまなジャンルのWebアプリが存在するなかで、RubyにはSpreeSolidusなどのECサイト開発向けのフレームワークも用意されています。これらのフレームワークを用いることで、ECサイトに必要とされるショップ画面や管理者向けの機能、決済処理などの開発効率の向上が図れます。

Webスクレイピング

Webスクレイピングとは、Webサイトから大量の情報(HTML、XML、JSONなど)を自動で抽出することです。使用例として、ニュースサイトから見出しのみを抽出したり、ショッピングサイトから画像や価格情報など特定の商品情報を抽出したりすることが挙げられます。

Rubyを用いたWebスクレイピングでは、Nokogiriというライブラリを利用する方法が代表的です。RubyはPythonなどと並んでWebスクレイピングに使用されることが多い言語の一つです。

APIの作成

RubyではRuby on Railsを活用すると、比較的簡単にAPIを作成することも可能です。Ruby on Railsで使えるrailsコマンドにはAPIオプションがあるため、railsコマンドのジェネレータ機能を用いることで、API実装に必要なコントローラー、モデル、ビュー、ルーティング設定を作成できます。

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Rubyエンジニアの需要

次に、Rubyエンジニアの需要について説明します。

前述のように、RubyはWebアプリ開発など、さまざまな用途で用いられる言語です。しかし、GitHubが発表したGitHub内でのプログラミング言語別の利用ランキングによると、Rubyは2015年にはJavaScript、Java、PHP、Pythonに次ぐ5位に位置していましたが、年々順位を落とし、2018年以降は10位となっています。

Rubyは汎用性が高い一方で、特定の分野で重宝されるということはありません。また、システム規模が拡大するにつれて、処理速度が求められる場合に、ほかの言語に置き換えられてしまっていることも原因の一つと考えられます。

ただし、RubyはGitHubやShopify、Airbnb、huluをはじめ、数多くのサービスで採用されている言語であり、すべてのサービスが即座にほかの言語に刷新されることは考えにくく、一定のニーズは続くと予想されます。その上で、市場の変化にも備えるのであれば、Ruby以外にもほかの言語を扱えるように学習をしておくと活躍の幅が広がるでしょう。

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Rubyエンジニアに求められるスキル

次に、Rubyエンジニアに求められるスキルについて説明します。

Ruby on Railsの知識

RubyエンジニアがWebアプリ開発を行う場合、Ruby on Railsの知識は不可欠です。

すでにRuby on Railsの知識やRubyでの実務経験があるエンジニアの場合は、チームや会社全体でアプリケーション開発を効率よく進めるスキルを身につけていく必要があります。例えば、保守性や拡張性を意識すること、チームや会社全体で技術負債を生みにくくするためのコーディング規約の整備・運用などが挙げられます。

Rubyライブラリ(gem)の知識

Rubyの外部ライブラリの多くはgemという形式で公開されています。Ruby on Railsも外部ライブラリに該当します。利用可能なgemを探す場合には、RubyGems.orgで直接検索するか、gemコマンドを利用して検索することができます。

対象のライブラリの現行バージョン、ダウンロード数、インストールコマンド、必要となるRubyのバージョン、必要となるgemのバージョンなどの確認が可能です。外部ライブラリを利用することで開発効率の向上につながります。

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Rubyエンジニアの転職について

次に、Rubyエンジニアの転職について、経験の有無別に解説します。

実務経験があるエンジニアの転職の場合

これまでにRubyを用いた実務経験がある場合には、業務経験を踏まえて自身の強みを整理する必要があります。Rubyを用いてどんなものを作ってきたのか、言語やフレームワークのバージョンは何を使っていたのかなどが分かりやすいように職務経歴書に記載しましょう。

また、面接では自身のキャリアプランについて問われることも多いです。そのため、転職から3年後、5年後の自身のキャリアプランを整理する必要があります。Rubyを用いた実務経験がある場合は、これまでの経験をどう活かすのかとの関連づけも意識して考えましょう。

Rubyを用いた実務経験がない場合は、それまでに習得したプログラミング言語の種類によってRubyのプログラミングスキル習得の難易度は変わるため、面接でのアピール方法も変わります。

例えば、JavaScript、PHP、Pythonなどのスクリプト言語を習得している場合には、同じくスクリプト言語であるRubyを習得する難易度は下がるでしょう。

また採用担当者から見て、スクリプト言語を習得している場合は、転職後にRubyを用いた業務に入る際の教育の見通しが立ちやすいという印象を与えることができます。独学でRubyのプログラミングスキルを磨くことは必須ですので、その点のアピールも忘れないようにしましょう。

未経験からの転職の場合

エンジニア未経験の場合は、Rubyのプログラミングスキルの習得だけでなく、Webアプリ開発全般の知識の習得も必要です。

また面接では、経験者と同様に自身のキャリアプランについても問われることが多いです。そのため、Rubyエンジニアになってから3年後、5年後の自身のキャリアプランを整理する必要があります。

Rubyのプログラミングスキルの習得方法

まずはRubyに触れ、プログラミングの雰囲気をつかむところからはじめるとよいでしょう。Rubyは日本語のドキュメントを探しやすいため、学習の需要も高く、関連書籍が多く出版されています。また関連書籍を用いた学習以外に、オンラインの学習サービスの活用も検討しましょう。

オンライン学習サービスは、プログラミング言語に限らずさまざまな学習に活用できます。Rubyのプログラミングと併せて、Rubyの特徴でもあるオブジェクト指向や、関連するフレームワークであるRuby on Railsについても学べるでしょう。

Webアプリ開発全般の知識の習得方法

Webアプリ開発を行うためには、プログラミングスキル以外にもさまざまな領域の知識の習得が不可欠です。例えば、Webアプリがどのような仕組みで動作しているのかといった基本的な知識を学ばなければなりません。

インフラやネットワーク、データベースの知識に加えて、複数人でWebアプリ開発を行う際の開発手法や考え方などの習得も必要です。

これらを学ぶ方法の一つとして、独立行政法人情報処理推進機構が行っている基本情報技術者試験の資格取得があります。出題範囲を網羅することで、体系的な知識の習得が可能です。ほかにも、プログラミングスキルの習得と同様に、オンライン学習サービスの利用も検討しましょう。

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まとめ

Rubyエンジニアは、Rubyを用いてシステム開発を行うエンジニアです。Ruby on Railsを利用すると、Webアプリ開発などを少ない工数で行えます。また、gemと呼ばれる外部ライブラリを駆使すれば、開発の柔軟性や幅が広がり、アプリケーションを作成しやすくなるというメリットもあります。Rubyエンジニアを目指す方は、ここで紹介した学習のポイントや必要なスキルなどを参考にして、転職活動を進めていきましょう。

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