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ERPエンジニアのキャリアはどうなる? ~三つの疑問~

企業のさまざまな部門の資源を一元管理することで、部分最適による非効率化の排除や部門間連携の円滑化を進め、経営の全体最適を目指すERP。SAPをはじめとしたERPパッケージの導入ニーズは高まっています。しかし、実際にERP導入に携わっているITエンジニアの中には「このままERP導入を続けていてよいのだろうか?」「自分の専門性はエンジニアとして求められ続けるものだろうか?」と疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。今回DODAエンジニアITではその疑問の答えを見つけるため、ERPエンジニアを採用中の企業に話を聞きました。DODAキャリアアドバイザーがERPエンジニアのキャリアカウンセリングを行う中でよく耳にする、三つの疑問に解を出します。

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疑問1:ERPエンジニアのニーズはなくなっていく?

「ERPエンジニアのニーズはなくなっていく?」その疑問を、ERPパッケージトップシェアのSAPにぶつけてみました。
SAPジャパンのTalent Acquisition Manager古川哲久氏は、ERPエンジニアの今後についてのキーワードを「グローバリゼーション」「トランスフォーメーション」「イノベーション」と語ります。

株式会社SAPジャパン Manager,Talent Acquisition 古川哲久氏

人口減の時代に突入した日本の市場だけで成長を続けることが難しいと本気で考えている企業は、この20年の間でいかに自社のグローバル化を進めるかを考えていくことになります。グローバル化に必要なのは、国ごとに異なる言語や通貨、法慣習や商慣習などを踏まえ、各国の情報を一元管理するシステムです。それをスクラッチで開発するには数年かかるため、ビジネススピードの要求に応えられません。グローバルの企業活動の約80%を支えていると言われるSAPのERPパッケージは、スクラッチよりもはるかに早く、そのニーズを実現させることができます。グローバル化のニーズがある日本のERPマーケットの広がりはまだあると言えるでしょう。

また、企業の成長のために求められているのは、業態を変えるトランスフォーメーションや新たなイノベーションです。ERPと先端技術を組み合わせることで、トランスフォーメーションやイノベーションを加速することができます。その一例をご紹介します。SAPのERPとクラウドやウェアラブルデバイスを組み合わせることで生み出せる、物流倉庫でのイノベーションの事例です。

ERPによるリアルタイムなデータ連携と、クラウドやウェアラブルデバイスなどの先端技術が融合すると、このようなイノベーションが起こせるのです。この世界を実現するために必要なのが、企業のビジネスを熟知したERPエンジニアです。ビジネスプロセスの豊富な知識をベースに新たな発想をできるエンジニアが、今後求められていくのだと思います。

SAPは「ERPパッケージベンダー」と思われがちですが、クラウドソリューション「HANA」などの先端プロダクトが今の成長エンジンです。その先端技術にキャッチアップしていくERPエンジニアが、新たなマーケットを作っていけるのでしょう。

疑問2:ERPエンジニアの経験には汎用性が無く、キャリアの広がりがない?

「ERPエンジニアは経験した製品によってによってスキルが限定されるため、キャリアの広がりがない?」その疑問への答えを出すため、現在ERPエンジニアとして活躍するエンジニアの話を聞きました。ERP導入をコアとしたエンジニアたちのキャリアストーリーをご紹介します。

SAP導入検討企業とのコミュニケーションの中から、IT戦略コンサルタントへの道を見いだす

所属企業:TIS株式会社

ポジションの推移:SAP導入コンサルタント(FI/CO) ⇒ 会計業務プロセスコンサルタント

キャリアストーリー:SAP会計モジュール導入検討フェーズにおいて、上司が顧客のCFOと打ち合わせをする姿を見てきた中で、ユーザーの経営層が抱える課題とその解決手法についての理解を深める。国際会計基準(IFRS)強制適用が取り沙汰された時期に新設された、会計業務見直しを行う業務コンサルティング部門の立ち上げメンバーに抜擢され、管理会計・経営管理の業務プロセス改善コンサルタントにポジションチェンジ。会計モジュール導入で培った会計・経営管理の知識を活かし、コンサルティング業務にまい進中。

業界特有の業務知識を深め、モジュール導入からインダストリコンサルタントへ

所属企業:株式会社アビームコンサルティング

ポジションの推移:SAP導入コンサルタント(SCM) ⇒ 製造業向けインダストリコンサルタント

キャリアストーリー:SAPのPP/MMモジュールの導入を進めてきた中で、製造業の事業成長のために欠かせないSCM領域の業務プロセスの理解を深める。ERP導入による業務改革を推し進めることで、SCM導入だけではなく製造業の業務全体の理解を深めていく。現在はハイテクメーカーの海外子会社を担当し、製造プロセスと深い関係を持つ営業部門の案件管理システムのロールアウトに従事。SCM領域に留まらない製造業向けインダストリコンサルタントとして活躍中。

ERPパッケージ導入の勘所を押さえ、業務領域・製品を問わない幅広く活躍するPMに

所属企業:株式会社システムサポート

ポジションの推移:ABAPエンジニア ⇒ SAP HRモジュール導入PL ⇒ PM・プリセールス ⇒ ERPパッケージ事業部門長

キャリアストーリー:長くSAP人事モジュールの導入プロジェクトに参画する中で、「ERPパッケージの特性」「プロジェクト推進手法」などを身につける。「ERPパッケージ導入の勘所」を押さえたことで、プリセールスやPMとして自身が経験していない業務領域や製品を含む多くのプロジェクトで活躍した。現在はERPパッケージ事業部門の部門長として重責を担っている。

ERP周辺プロダクトを突き詰め、先端技術の粋を理解したアーキテクトに

所属企業:TIS株式会社

ポジションの推移:SAP BusinessObject プロダクトサポート ⇒ SAP HANA プロダクトエンジニア ⇒ テクニカルアーキテクト

キャリアストーリー:業務アプリケーションがメインストリームと思われがちなERPの基盤部分・BI部分のエンジニアとしてプロダクトサポートをしてきた中で、プロダクトのパフォーマンス強化のための技術に着目。BusinessObjectのほか、SAPが推進するHANAなどの技術検証を行っていくことで、ERPと先端プロダクトを連携するシステムアーキテクチャの理解を深め、SAPのAWS移行を推進するアーキテクトとなった。

ライバルが少ない新領域に着目し、事業を立ち上げキャリアを構築

所属企業:株式会社システムサポート

ポジションの推移:アプリケーションエンジニア ⇒ ABAPエンジニア ⇒ PM

キャリアストーリー:元はWebエンジニアだったが、ERPに興味を持ち未経験ながら20代後半で転職。ABAPエンジニアとしてサブモジュール開発を担当する。前職での経験を活かすことができ、エンジニアが少ないSAPシステム基盤領域でのビジネスチャンスに着目し、自ら事業企画を立案し、セクションを立ち上げる。順調にビジネス領域の拡大に貢献したことが評価され、PMに抜擢される。現在はセクションマネージャとして顧客の情報システム部門のIT業務全般を提案・獲得できる体制を築くなど活躍中。

疑問3:ERPエンジニアの仕事はどこで行っても同じで、仕事の変化がない?

ERPと先端技術の掛け合わせで新たなイノベーションを生み出すエンジニア、自社内のERP導入を推進して組織変革を成し遂げる社内SEなど、ERPエンジニアの経験を求める職種は多彩です。

「ERPエンジニアの仕事には変化がないのか?」DODAエンジニアITでは、この疑問に答えるため、求人特集を用意しました。
ERP導入コンサルタントやERP開発エンジニアのみならず、社内SEや業務プロセスコンサルタントなどさまざまな職種がある求人特集です。
「ERPエンジニアの仕事には変化がないのか?」この疑問についてはぜひ、あなたの目で答えを確かめてください。

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