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更新日:2023年12月15日

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仕事・キャリアの悩み育児

育休明けはフルタイムだときつい?時短にするか悩んでいます

現在育休中で、子どもが2歳前のタイミングで復帰する予定です。今の会社は子どもが小学生に上がるまで時短も選べるのですが、キャリアや収入のことを考えると、できれば育休明けからフルタイムで働きたいです。でも朝は早く、夜も遅くまで会議や残業のある仕事なので、育児と両立できるか不安です。

(30歳/IT・営業/既婚・子どもあり)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

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瀬戸口瑞恵
国家資格 キャリアコンサルタント

教育業界にて営業職・マネジメント職、外資系企業での事務職を経て、2007年に当社に入社。入社以来、キャリアアドバイザーとして、個人のお客様の転職を支援。管理部門職種の方を中心に幅広く担当している。
プライベートでは2人の男児のママ。中長期的なキャリアプランの提案・個人の価値観に寄り添った求人提案を心がけている。

育休明けからフルタイムで働けるかシミュレーションしてみましょう

フルタイム 育児

「育休明けからフルタイムで復帰したいけれど、育児と両立できるか不安」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。まずは会社の労働条件や育児・家事サポートの有無など、自分の状況を客観的に整理してみて、現実的にフルタイムという選択が可能なのかどうかを判断してみましょう。

フルタイム勤務ママのスケジュール例

参考までに、子育てと両立しながらフルタイムで働く場合のスケジュール例を見てみましょう。フルタイム勤務ママのスケジュールは、会社の勤務時間や子どもの年齢によっても異なります。今回は保育園に通う子どもを持つフルタイム勤務ママの、ある1日のスケジュールを紹介します。

6:00 起床、朝食の支度と夕食の下準備、簡単な身支度
7:00 朝食
7:45 子どもを保育園に送る、出勤
9:00 勤務開始
17:00~17:30 退勤
18:00 保育園お迎え、帰宅
18:15 夕食の支度
19:15 夕食
20:00 お風呂に入れる
21:00 子どもの寝かしつけ
22:00 家事、明日の準備、自由時間
23:00 就寝

幼児期の子どもがいる場合、保育園に預けている時間以外はほとんど子ども中心の生活となるため、仕事との両立はかなりの努力と工夫が必要となるでしょう。小さい子どもは急に熱を出すことも多いので、いざというときの対応は検討しておかなければなりません。

質問者さんのように残業がある場合は、毎日の保育園の送り迎えも困難になりますから、育児サポートの利用や家族との協力体制は欠かせないでしょう。

小学生になると子どもが自分でできることも増えて、少しずつ親の手を離れます。とはいえ、低学年のうちはまだサポートが必要になることが多いため、まだまだフルタイムでの両立が大変だと感じる人が多いようです。

また、学童保育を利用したとしても保育園と比べて預けられる時間は減りますし、夏休みなどの長期休暇や授業参観などの行事もあるため、平日に仕事があるママにとっては、それまでより時間の調整が大変になることもあります。

フルタイムと時短で迷ったときは、それぞれのメリット・デメリットも考慮しましょう

「フルタイムは不可能ではないけれど、やはり無理せず時短にしたほうが良いのだろうか…」と迷うこともあるでしょう。そんなときは、フルタイムと時短それぞれのメリットとデメリットを把握してから、自分の理想と状況に合った働き方を探っていきましょう。

フルタイムのメリット・デメリット

育休明けからすぐにフルタイムにすれば、給与や賞与も基本的にはこれまで通りの水準を保つことができます。また、産休・育休で一度ストップしてしまったキャリアへの影響も、最小限に抑えることができるでしょう。

ただし、拘束時間の長いフルタイムと育児の両立は、ほかの誰かのサポートなくしては難しいというのも事実です。特に子どもに手がかかるうちは仕事と家事・育児に追われる日々となり、子どもとの時間を確保することは大変です。また、家事や育児の代行を利用する場合は、それなりの費用がかかることも想定しておく必要があります。

時短のメリット・デメリット

一方、時短の場合は、フルタイムに比べると時間の余裕があるため育児との両立がしやすくなります。保育園の送り迎えに余裕が出ることで、病院や買い物などに時間を取りやすくなります。また、子どもの夕飯や寝る時間などにも余裕を持って対応できます。

しかし残業代カットなども含めると、かなりの収入ダウンは覚悟しなくてはなりません。また、時短ということで業務が限定される可能性もあり、キャリアアップの観点からも、フルタイムと比べて有利とは言えないでしょう。

さらに職場によっては時短の方の仕事を周りがカバーしなくてはならない状況になり、時短を続けることに気兼ねしてしまうケースもあるようです。

時短勤務で給与は変わる? 残業代や年金の算出方法も詳しく解説

育休明けの働き方に迷ったときは

このように、育休明けにフルタイムと時短のどちらを選んだとしても、それぞれにメリットとデメリットがあります。収入面とキャリアを優先するのか、育児や家庭を優先するのか、人それぞれ状況は異なるため、絶対的な正解はありません。会社の労働条件や家庭の事情をよく考慮した上で、できるだけ自分にとって大切なものを失わず、理想に合った働き方を選ぶとよいでしょう。

育休明けで両立が厳しいと感じたら、無理はせず行動に移しましょう

まずは会社に相談を

フルタイムと時短、どちらにしても育児との両立は大変なので、少しでもストレスなく働ける環境が望ましいですよね。しかし実際は、育休明けに悩みや不安を抱えながらも、「復帰して働けているだけで幸せ」「これ以上望むのは欲張りかもしれない」と考えてしまう女性も多くいます。

できれば一人で抱え込まず、まずは上司や同僚に悩みを相談してみましょう。

会議の時間や業務内容を少し調整してもらうだけで、育児との両立がぐっと楽になるかもしれません。ほかにも、自分には合わないと思ったらフルタイムから時短、もしくは時短からフルタイムへの転換を希望してみるのも一つの手です。

「誰かがやっているからできる」と考えるのではなく、自分が難しいと思ったら、無理をせず相談しましょう。

転職を考えてみるのも選択肢の一つです

会社に相談してみても、やはり育児と仕事との両立が難しいようであれば、そのときは転職も視野に入れてみてはどうでしょうか。育児との両立に理解があり、自分に合った働き方ができる企業が見つかるかもしれません。

できるだけ選択肢を広げ、育児とやりたい仕事が両立できるベストな方法を探してみましょう。

転職活動をするときのポイント

転職活動をする場合、勤務時間や企業規模、年収など、すべての希望を満たそうとすると長引いてしまう恐れがあります。転職によって何を一番にかなえたいのかという「軸」を明確にすることが大切です。

今回の場合は「育児と両立できること」が最優先の条件となりますから、その上で応募する企業の条件を絞ってリサーチしましょう。

ただ、仕事にやりがいを持って働くことができなければ長く働き続けることは難しくなりますから、最優先の条件を満たすことは前提に、「やりがいを持って働けるか」という観点も大切に選ぶことをおすすめします。

転職の軸とは? こだわり条件を整理して優先順位をつけよう

また短時間正社員制度を取り入れている企業もありますし、フレックスタイムやリモートワークの仕組みが整っていれば、フルタイムでも両立しやすくなるかもしれません。

会社の制度や福利厚生のほかにも、働くママがどう活躍しているかなど、実際の職場環境にもアンテナを張っておくと、自分にぴったりの企業を見つけられる可能性が広がるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

短時間正社員制度を利用して仕事の負担を少しでも軽減しよう

忙しくて転職活動をする余裕がない場合は、転職エージェントを利用するとよいでしょう。自分の希望する企業を探してもらえるほか、志望企業の情報収集や、働くママの転職の実例などをもとに将来のキャリアプランについての相談にも乗ってもらえます。予想外の企業が見つかる可能性もありますので、積極的に活用してみてください。

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