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更新日:2021年1月25日

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仕事・キャリアの悩み人間関係よくある質問

人間関係の悩みを理由に転職を考えています

職場に新しい上司が異動してきたことで、チームワークではなく個人の成績だけを重視して評価が下されるようになり、職場の雰囲気がギスギスしてきました。また、以前の上司が仕事のプロセスを見てくれていたのに対し、今の上司は「結果がすべて」という考え方です。業績が大切なことは分かっていますが、職場の雰囲気は悪くなる一方で、モチベーションを失っています。転職を考えているものの、新しい職場でもまた人間関係に悩まされたらと思うと、不安になってしまいます。

(28歳/通信・企画営業/未婚)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

石橋寿子(いしばし・ひさこ)
国家資格 キャリアコンサルタント

新卒で塾の運営会社へ入社。その後、英会話学校に転職し、約7年間、新規・既存顧客に対しカウンターセールスを担当。マネジメント経験を経て、当社に入社。現在、営業職・販売サービス職に従事している方々を中心に幅広く転職サポートを実施。
プライベートでは1児のママ。長期的なキャリアプラン、人生プランをともに考えるパートナーとなれるような提案を心がけている。

「人間関係の悩み」で転職しても大丈夫、ただし転職軸の整理は必要

転職 人間関係

組織で働く以上、人間関係の悩みは尽きないものですよね。キャリアカウンセリングで転職理由をお尋ねした際に、最初は「違う仕事にチャレンジしたい」「今の仕事が向いてない」などと言っていた方によくよく話を聞いてみると、実は人間関係に悩みを抱えていた、というケースは多くあります。

会社は、自分に与えられたミッションを達成して役割を全うする場所ですから、必ずしも周囲と仲良くしなければならないわけではありません。ですが、人間関係が良好でないと、コミュニケーションに支障をきたしたり、仕事への意欲がなくなったりと、組織としても成果に結びつきにくい状況になってしまいます。

そもそも、人間関係の悩みは他者がいてこそ起こることであり、自分の努力だけではどうにもならない場合もあります。ですから、我慢して耐え続けるのではなく、転職してつらい状況から抜け出す、という判断をしてもよいと思います。

ただ、その際には“後悔のない選択”になるよう、「現職に残りながら現状を回避する方法はないか?」「現職でやるべきことをやったか?」「ほかに重視したいことは何か?」などについてしっかりと自問自答してください。転職をするにせよ、人間関係だけを理由にすると面接で苦労する可能性があります。今後のキャリアを見つめ直すという点でも、一度立ち止まって自分の気持ちを整理してみましょう。

悩みの正体は本当に人間関係? 転職理由を明確にしよう

人間関係が悩みと捉えていたものの、悩みの正体は別のことにあったというケースもあります。例えば、今回の質問者の場合は「会社の評価プロセス」に対する不満とも見受けられます。また、面接で転職理由を問われた際、「人間関係です」とそのまま伝えてしまうと、「環境重視」「後ろ向きな姿勢」と捉えられてしまうかもしれません。

自分が何に不満や不安を感じ、何を変えたいのかはっきりさせることで、転職活動の方向性も定まりますし、面接での「転職理由」に関する質問にも答えやすくなります。

転職理由の言い換え例

「悩みの正体が実は人間関係ではなかった…」という場合には、いくつかのケースが考えられます。ここでは、よくあるケースについて、転職理由の言い換え例を含めて説明します。

【社風が合わない】
例えば、社員の結束力が固く勢いもある会社だと思って入社したものの、実情は「上司の言うことは絶対」という体育会系気質の職場で、何も意見が通らずうんざりしてしまうケースなどが挙げられます。直属の上司だけではなく、あるポジション以上の人の多くからも同じ印象を受ける場合には、悩みの原因は人間関係ではなく社風だと考えられるでしょう。

このようなケースでは、「若手の意見が通りにくい年功序列の職場ではなく、フラットな環境で自由に意見が出し合える職場で働きたい」と言い換えることができます。

【評価方法に不満】
同じような結果を出していても評価が高い人と低い人がいる場合や、今回の質問者のように、上司が代わることで評価指標が変わるケースです。この場合は、上司や同僚との人間関係の悩みというよりは、会社の評価制度そのものの基準があいまいになっていることが不満の正体だといえそうです。

このようなケースでは、「評価基準が明確な企業で、しっかりとした目的意識や目標を持って働きたい」という伝え方をしましょう。

【裁量がない】
小さなプロジェクト一つでもそのつど上司の決裁を仰がなければいけない、決裁者が多すぎて途中でひっくり返されてしまうなど、社内調整にばかり時間が取られて思うように仕事が進められずもどかしい気持ちになる場合は、裁量権がないことによるストレスが悩みの正体といえるでしょう。

このようなケースでは、「ある程度の裁量を持って、プロジェクトの企画や課題解決など本来やるべき業務に注力できる環境で働きたい」と言い換えてみてはいかがでしょうか。

転職先を決めるときは、人間関係はプラスアルファの要素と捉えて

つらい状況から抜け出すために転職をするとなると、同じことが起こらないようにと転職先での人間関係が気になるのはよく分かります。ですが、転職先を選ぶ際や入社後の満足度を考える際に、人間関係を最優先にすることはおすすめできません。

なぜなら、人間関係は自分の努力の範囲を越えたもので、どんな会社や部署であっても、コントロールすることが難しいからです。

人間関係を軸に慎重に転職先を選んだつもりでも、実際に職場の同僚がどういう人かは仕事を始めてからでないと分かりませんし、異動や転職などで人が入れ替わることは珍しくありません。職場にどうしても合わない人がいることは往々にしてあり得るので、人間関係を理由にして転職したとしても今回のようなことがまた起こってしまうかもしれません。

仕事面における転職軸をしっかり決めておく

人間関係の改善・環境改善・待遇改善だけを目的にせず、「やりたい仕事」や「今後身につけたいスキル」「将来的なキャリアプラン」などを軸に会社を選ぶことをおすすめします。

数年後、どんな仕事をしていたいか、どうなっていたいか、簡単な言葉でよいので言語化してみましょう。また、今までのキャリアを振り返って、自分の経験やスキルにはどんなものがあるか見直してみましょう。「こうなりたい」という将来的な希望と、過去を積み重ねた今の自分とを比較して、今後どんなスキルを伸ばしていきたいか、今の自分に足りないものは何かを考えることで、転職先に求めるものが見えてきます。

自分のキャリアの軸が見つけられない
安定して長く働くにはキャリアアップしなければならない?

仕事面での目標や軸がしっかりしていれば、もし転職先でまた人間関係に悩まされたとしても、なんとか乗り越えようという前向きな気持ちになれると思います。

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