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更新日:2024年2月8日

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仕事・キャリアの悩み結婚・出産よくある質問

プライベートを優先できる仕事に変えるべき?激務で今後が不安です

営業職として働いていますが、残業や数値目標が厳しく、肉体的・精神的にもつらいため続けるイメージが持てません。今後の結婚や出産を考えると、今までのキャリアは捨てて、残業や数値目標がなくプライベートを優先できる仕事に転職するべきでしょうか。

(29歳/メーカー・営業/未婚)

キャリアアドバイザーのA.をまとめると

回答したキャリアアドバイザーはこちら

石橋寿子(いしばし・ひさこ)
国家資格 キャリアコンサルタント

新卒で塾の運営会社へ入社。その後、英会話学校に転職し、約7年間、新規・既存顧客に対しカウンターセールスを担当。マネジメント経験を経て、当社に入社。現在、営業職・販売サービス職に従事している方々を中心に幅広く転職サポートを実施。
プライベートでは1児のママ。長期的なキャリアプラン、人生プランをともに考えるパートナーとなれるような提案を心がけている。

仕事かプライベートのどちらかだけを選ぶ必要はありません

目標達成のために頑張ることは素敵なことですが、目標が高すぎたり残業が多かったりが続くと疲れてしまいますよね。

現代は女性の社会進出が進み、ライフスタイルや仕事に対する価値観も多様化してきました。出産しても仕事を辞めずに働く女性が多くなり、子育てしながら働くためにもプライベートを優先したいと考える人が大きく増えている印象があります。

内閣府の「国民生活に関する世論調査(令和4年10月調査)」によると、「どのような仕事が理想的だと思うか」という質問に対する回答は、最もポイントが高かった「収入が安定している仕事」(62.8%)に続き、「私生活とバランスがとれる仕事」(53.7%)や、「健康を損なう心配がない仕事」(33.7%)といった、プライベートを重視する回答が見られます。

ワーク・ライフ・バランスという言葉も浸透し、働き方改革の一環で労働環境を改善する法律が整備されてきたことで、女性の仕事に対する考え方も変化し、プライベートを重視する傾向が強まっているものと考えられます。

ただ、気をつけたいのが「仕事を取るか、プライベートを取るか」という二極化した考えにとらわれてしまうことです。

今まで仕事に全力を注いできた人が、プライベートを重視したいという強い思いから、残業がゼロで楽な仕事を選ぶケースがありますが、しばらくしてやりがいが感じられずに、再度転職を考えることも少なくありません。

これは仕事を頑張っている女性ほど陥ってしまいがちな考えかもしれませんが、“0か100か”ではなく、仕事もプライベートもちょうどよいバランスで取り組める仕事はきっとあるはずです。自分にはどのような働き方があっているのかを考え、今後の進路を決めていきましょう。

女性が活躍できる企業 子育て支援企業の見つけ方・選び方 えるぼし
内閣府「国民生活に関する世論調査(令和4年10月調査)」

理想の自分をイメージしたキャリアプランをベースに転職活動を始めてみては

今よりもプライベートを優先できる仕事をしたいと思っているのであれば、まずは「3年後、5年後、10年後にどのような自分でいたいか」ということを、仕事面とプライベート面の両方から考えてみることをおすすめします。

仕事面では、例えば自分にとって、「得意な仕事」「今までの経験が活かせる仕事」「やってみたいと興味を持てる仕事」「自分のスキルが伸ばせて、市場価値が上がりそうな仕事」はどのようなものか洗い出してみましょう。

プライベート面では、「結婚や出産の希望・有無」「平日の夜や休日をどんなふうに過ごしたいか」などについて考えてみましょう。ささいなことでも希望はすべて書き出してみてください。結婚や出産を考えているのなら、結婚後や子どもが生まれた後の働き方や家庭での役割分担について、前もってパートナーと話し合っておくこともおすすめです。

仕事とプライベートで両軸から条件を挙げてみて、それを現職でかなえることが難しいと判断した場合は転職活動を始めてみるのがよいでしょう。

イメージした「将来なりたい姿」から逆算して今必要なものが何かを考え、転職先に求める条件や優先順位に落とし込んでいきましょう。片方ばかりに当てはまる企業よりも、両軸からバランスよく当てはまる条件の企業を探して転職活動を進めることが大切です。

同じ営業職で希望の働き方に近づけることも

質問者さんは営業職で残業や数値目標に悩まれているとのことですが、業界や顧客が違えば同じ営業職でも仕事内容や働き方は大きく変わります。

営業職である限り、たとえ転職したとしても数値目標は避けられないかもしれませんが、育児制度が整っている会社、フレックス制度やテレワークなど自分で勤務時間を調整しやすい会社、新規営業よりも既存営業の割合が大きく、日々の売り上げの積み上げがあまり求められない会社など、同じ営業職でもさまざまな職場があります。

ですから、プライベートを優先できる仕事を探すとしても、今までのキャリアを捨てる必要はありません。数値目標や残業のほかに不満がないのであれば、職種を変える転職ではなく、今までの経験を活かして働き方を整える選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。

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プライベートを優先できる仕事のやり方を身につけましょう

仕事よりプライベート

仕事とプライベートを両立させるためのポイントを押さえておくことは、転職するにしても大切なことです。プライベートを優先できる仕事だと期待して転職しても、部署によっては繁忙期もあるでしょうし、経営状況やトップの方針次第で、それまでに比べてより高い成果が求められることもあるからです。

転職したとしてもワーク・ライフ・バランスが整い続けるとは限りませんから、どのような環境になっても仕事とプライベートを両立させられるように、コツをつかんでおきましょう。

あらかじめスケジュールを分けて立てておく

仕事の時間とプライベートの時間をきちんと分けて、それぞれのスケジュールを事前に立てることは効果的です。

仕事は、「今日は定時で帰る」「この仕事は午前中に終わらせる」など時間を区切り、プライベートは、「早めに帰れたから何をしよう?」などとその都度考えて行動するのではなく、「週2回は19時から習い事を入れる」など規則的なスケジュールを入れるとよいでしょう。

もちろん自分の都合だけですべてを決められるわけではありませんが、できる限りタイムマネジメントを徹底することで、効率的に仕事を進めるために工夫したり集中できたりと、時間に対する意識が高まります。また、プライベートの面でも自然と優先順位を考える習慣が身につき、充実した時間の使い方ができるようになるでしょう。

時には断る勇気も大切

いつも仕事に追われてプライベートの時間が取れなくなってしまう人の傾向として、上司や同僚から頼まれた仕事を断れないというものがあります。

時間的な余裕があれば周囲をサポートするのもよいですが、余裕がないのについ引き受けてしまって、慢性的に自分が仕事をする時間が取れない状況になっているのであれば、注意が必要です。初めに与えられた業務をきちんとこなすことで最低限の役割は満たせているはずですから、時には自分の予定を優先して断る勇気を持ちましょう。

仮にサポートするにしても、納期には十分な余裕を持たせてもらったり、代わりに自分が忙しくなりそうな時期の仕事を先回りで引き受けてもらったりするなど、一方的に自分の負担だけが高まらないように調整を心がけてください。

気分転換をルーティン化する

時間の使い方を工夫して少しずつプライベート時間を確保できるようになったら、日々の生活にリラックスタイムを取り入れることを意識してみましょう。帰宅するまでにカフェで一息ついたり、ウィンドウショッピングをしたりなど、短時間でも気分転換することで気持ちをリフレッシュできます。

バスタイムはお気に入りの入浴剤でくつろぐ、玄関に花を飾るなど、いつもの日常生活を少し贅沢にしてみるのもおすすめです。人によってリラックスできる方法は変わりますから、自分なりの快適な過ごし方を見つけていきましょう。

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