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客先常駐がない企業のSE求人の見分け方は?

客先常駐でSEとして勤務しています。さまざまな職場で経験を積めるメリットもありますが、そろそろ腰を据えて働きたいと思い、転職を考えています。客先常駐ではない企業の求人を探すコツを教えてください。

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清水 宏将(しみず・こうすけ)

CCNP

応用技術者試験

新卒で商社系SIerへ入社し、拠点間ネットワークや大規模ネットワークに携わるインフラエンジニアとして約4年従事。在職中に受けたキャリアカウンセリングをきっかけにパーソルキャリア株式会社に入社。現在は、IT領域の中でもインフラエンジニアやセキュリティエンジニア(主にネットワークセキュリティ)を中心に、スキルアセスメントを踏まえたキャリアプランの提案を強みとして転職支援を行っている。

客先常駐SEの求人を見分けるには勤務地などのポイントがあります

客先常駐

クライアント企業で仕事をする「客先常駐SE」という勤務形態は、客先でも変わらず仕事をできる方と強いストレスを感じる方に、はっきりと分かれる傾向が強いようです。客先が替わるごとに現場の人間関係も一新されるため、新しい環境への順応性が高いかどうかによって、向き不向きがあるかもしれません。

転職先で客先常駐SEではない働き方を希望するのならば、企業選びの際に確認しておきたいポイントがいくつかあります。求人情報の中で注意すべき項目を細かく見ていきましょう。

勤務地や勤務時間が不確定

客先常駐SEの場合、勤務先は顧客によって変わります。求人情報の勤務地や勤務時間があいまいな場合は、客先常駐の可能性が高いといえるでしょう。

客先常駐SEの可能性が高い勤務地表記

  • 東京23区内
  • 東京都内
  • 東京23区、および横浜・川崎近郊
  • 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉) など

客先常駐SEの可能性が高い勤務時間表記

  • 客先に準ずる
  • プロジェクト先により異なる など

ポイントは、勤務地や勤務時間が特定されているかどうかです。勤務地が「都内」「都内近郊」などの広範囲にわたる表記の場合は、客先によって変動があり記載できないことがほとんどで、自社の拠点が多いということではありません。また、勤務時間についても同じことが言えます。明確に記載されているかどうか併せて確認してください。

定期的な「帰社日」

客先常駐SEを派遣しているSES(システムエンジニアリングサービス)企業の多くは、月に1回程度自社に出勤する「帰社日」を設けています。帰社日の目的は、普段客先で働くSEを集め、勤務先の状況報告や問題点の確認、意見交換を行うこと。親睦を深める目的で、イベントを開催する企業も多いようです。

また、定期的に集まり目的意識を共有することで自社への帰属意識を高める、悩みや不満を聞き退職や引き抜きを防止するという企業側の目的もあります。定期的な帰社日がある場合は、まず客先常駐と考えてよいでしょう。

ホームページの写真をチェックしてみると、イベントや飲み会の写真ばかりというところがあります。一概には言えませんが、複数の社員が写っている仕事風景の写真がない場合は、社員は普段客先で勤務していて仕事現場の撮影ができないためとも考えられます。仕事風景の写真があるかどうかもチェックしてみるとよいかもしれません。

取引先が同業者

取引先が同業者かどうかもポイントの一つです。SES企業の取引先には、同業のSES企業やSIer(システムインテグレーター)企業が多く見られます。大手SIerなどが発注元のクライアント企業からシステム開発を請け負い、そのプロジェクトに協力会社として参画している、といったケースがほとんどと言ってよいでしょう。この場合、通常はクライアント企業やSIerでの客先常駐勤務となります。

ただし、SESだけではなくSIerの場合も取引先企業に同業者が並ぶことがあります。

例えば、新卒人気ランキング最上位にくるようなSIerであっても、案件によっては他の一次請けSIerの下で二次請けとして案件に関わるケースも多くあり、その場合も取引先は同業者となります。また形式上は下請けであったとしても、実質的には自分たちが任された範囲内で一次請けとしてエンドユーザーと直接折衝を行っているケースもあり、下請けだからと言って全てが客先常駐ではありません。

取引先だけで客先常駐かどうかを判断せずに、勤務地や勤務時間などのほかの項目も併せて検討してください。

会社説明会や面接での確認も

客先常駐勤務かどうかを判断する方法として、会社説明会や面接で確認することも一案。事業内容や会社概要は企業のWebサイトなどである程度確認できると思いますが、あいまいな部分があれば直接問い合わせても問題ありません。

ただし、すべての案件が客先常駐のみという企業はほとんど存在しないことは理解しておくとよいでしょう。客先常駐かどうかはエンジニア採用に影響するファクターであることは企業側も理解しているため、単に「貴社の事業内容が客先常駐かどうか」と尋ねても、前述の点を踏まえ自社内開発もあると回答したり、客先常駐でもよい案件であるという考えに基づく回答をしたりと、望む回答が得られないこともあります。受託している割合、自社製品の有無、取引先企業の業態などが分かれば、客先常駐かどうかを判断しやすくなります。

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客先常駐の働き方のメリット

質問者のように、客先常駐SEとして自社ではなくクライアント企業で働くことにストレスを感じる方もいらっしゃいますが、メリットももちろんあります。客先常駐という働き方ならではのメリットを見ていきましょう。

さまざまな職場で多くの経験を積める

常駐先で働く期間はたいてい数カ月~数年です。派遣される客先の環境はそれぞれ違いますし、プロジェクトの内容も異なります。Aというクライアント企業ではシステム開発を行い、Bというクライアント企業では運用管理を行うこともあります。プロジェクトごとに働き方、仕事内容が変わり新たなことにチャレンジできるため、やりがいを感じやすいといえるでしょう。

また、複数の企業で働くことにより、業界特有の、または企業独自の仕事の進め方を学べるため、経験の幅が広がりますし、多くの経験を積めることは今後のご自身のキャリアにもつながるでしょう。プロジェクト内の役割によっては、クライアント企業の担当者との窓口を担うケースもあるかもしれません。

コミュニティが広がる

客先常駐SEは複数の現場を経験するため、多くの人と接点を持つことになります。客先のエンジニアはもちろん、同じように協力会社として参画している他社のエンジニアや、デザイナーなどのSE以外の職種の人と出会えるケースもあるでしょう。ご自身の専門分野以外のさまざまな知識を得られればキャリアの幅が広がります。

また、将来的に独立を考えている場合は人脈が大きな財産になるかもしれません。仕事の関係ではなく、個人的に付き合える人と出会える可能性もあります。

プロジェクトによっては残業が少ない

客先のプロジェクトによりますが、客先常駐SEの残業時間は受託開発企業のSEに比べて少ない傾向が見られます。一概には言えませんが、客先の企業は、残業代を含めてプロジェクト予算の範囲内で収める意図の下に、残業時間を調整することが多くなるようです。

ただし、繁忙期は客先の正社員との区別なく、遅くまで仕事をすることも。プロジェクトによって規則は異なるので、配属先が替わるごとに確認するほうがよいでしょう。

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