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掲載日:2015.5.25
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サービスを導入してもらうには、技術力、それに言葉の使い分けが必要

PROFILE トレジャーデータ株式会社 ソリューションアーキテクト/エバンジェリスト 鈴木 理恵子(すずき りえこ) 氏

東京女子大入学後、音楽サークルでの活動をきっかけに興味を持ったギターの製作を志し、専門学校へ入学。卒業後はIT業界での仕事にチャレンジし、プログラマとしてのキャリアをスタート。業務アプリケーションシステム開発を経て、ミクシィでアプリプラットフォーム開発に携わった後、2013年12月にトレジャーデータに入社した。


鈴木理恵子氏が取り組んでいるのは、多様な顧客に対して、同社が提供する汎用的なデータ収集/分析サービスを提案すること。まだまだクラウド上のデータ分析サービスの認知が進んでいない中、相手に合わせた「言葉使い」を心掛けている。そしてもうひとつのチャレンジは、産休などのハンデを乗り越えてキャリアを続けていくことだ。

女性エンジニアのキャリア形成について、もっと情報発信したい

──ところで、Blog記事の続きは読めますか?
今は勉強しないといけないことがたくさんあって、がっつりコードを書くことはそれが終わるまでやらないと思います。Blog記事にはRaspberry Piとセンサーでデータを取る話を書いていて、続きを書いていないのですが、ちょこちょこと趣味的に作れるものなら、書くかもしれません。今、妊娠5カ月なんですけど、「赤ちゃんの心拍をセンサーで取ってトレジャーデータのサービスで分析したら?」といったアイデアは出ています(笑)。
──産休まであとわずかですね。あえてお聞きしたいのですが、産休のように女性であることで不利だと感じることはあるのでは?
IT業界はけっこう平等だと思いますが、違いはあります。リーダーとして部下と接したり、販売パートナーと話をしたり、こうした局面では男性同士のやり方で進む場合が多い気がしています。男同士で飲みに行こうぜ、とか。小さな悩みですけど、男性と同じやり方が自分にはしにくいことは、モヤモヤします。
産休の後は復職するつもりです。ただ、ベンチャー企業なので日々刻々と状況が変わります。能力を発揮できる道があればいいと思っています。Blogなどで記事を書いて公開・成果などを残していることで、産休などでブランクがあっても復帰した後のポジションにミスマッチが起こりにくくすることができればいいなという考えがありました。
まだまだ女性のキャリアの事例は足りないと思います。他の女性エンジニアとも、よくキャリアプランについて話し合ったりします。いよいよ自分が出産することになり、まだ完全な答えは見つかってないのですが、いい形で復職して、きちんとキャリアを伸ばしていきたい。そうしたキャリア形成について情報発信もできるといいなと思っています。

作る側から売る側への変化は

──転職して、サービスを作る側から売る側へ立場が変わった訳ですが、どんな変化がありましたか?
「お客さまにサービスを使っていただくにはどうするか」という視点は同じですが、目的が作ることから売ることに変わりました。当然、自分自身の動き方は変わりました。
エンジニアとして開発してきた経験は、日々活かされています。特に大規模システムの設計を勉強した経験は活きています。お客さまから「DMP(データマネジメントプラットフォーム)を作りたい」とか「他の会社ではどんなID設計をしているんでしょう」などと相談されることもよくあって。そういうとき、経験から得た知識を使って回答したりします。お客さまの問い合わせに対応するのに、こちらでバグを切り分けてから社内のエンジニアに質問したりすることもあります。お客さまのデータ変換を手伝ったり、時には変換のスクリプトを書いたりすることも。そういう意味では、エンジニアに近い仕事です。
──違和感はありませんか?
今の会社に転職するまで、営業と開発は犬猿の仲というか、敵対しがちな関係だと思っていました。営業が開発と協力せずにコミットしてしまうとか、反対に開発は単独でスケジュールを立ててしまうとか。そういったイメージがありました。
トレジャーデータでは全然そんなことはなくて、開発と営業はとても近い関係です。キャリアパスとしても、エンジニアから売る側へ行くのは「あり」だと思います。

多様な顧客に、汎用的なクラウドサービスをどう使ってもらうか

──トレジャーデータのサービスの導入を考えている顧客と日々接している訳ですが、ユースケースの多様性が大きいと思います。
多様性は日々感じます。最初のうちは、お客さま別のパターンを作ろうと考えていましたが、現実にはなかなか難しく、簡単にはパターン化できないことが分かりました。汎用的な商品であること、それに定型のソリューションを作れるほど市場が固まっていないことが理由です。ですので、セールスエンジニアがうまく提案しないと商談が進みません。
──特に苦労するのは、どんな時ですか。
売っているものが技術的な製品なので、お客さまのシステム部門が「うん」といわない限り、話が前に進みません。システム部門にファンになってもらうためには、エンジニアが交渉の場に出た方がいい。エンジニア同士が求めるのは正確さです。質問になるべく正確に答えます。一方で、ビジネス層と話をするときには、使う言葉を切り替えます。
──そのために、どんな工夫や勉強をしていますか。
今は、集中的にコード以外のことを覚えようとしています。営業の1年目になった気分で、本を読んだりしています。
各業界ごとに、基本的なワード(用語)があります。それは知識として頭に入れておくようにします。さらに、基本的なワードについて、会社ごとに異なる独自の表現をしている場合もあります。そういう場合は、なるべくお客さまの慣れ親しんだ表現を使うようにしています。さらにその基本的なワードを会社毎に独自の表現をしている場合もあります。なるべくお客さまの慣れ親しんだ表現を使うようにしています。また、言葉の違いだけでなく、ロール(役割)による視点の違いに苦労することもあります。エンジニアの方は「自分たちで運用できるか、工数は削減できるか」と考え、一方マーケティング部門の方は「自分たちのデジタルマーケティングのフレームワークに合わせられるか」と考えたりします。話す相手によって実現したいこと、知りたいことが異なるので、言葉使いを切り替えることは大事です。
エンジニアの気質だけだと、例えば(トレジャーデータが主体となってオープンソースで開発を進めるデータ収集ミドルウェアの)Fluentdの説明を一生懸命してしまう。でも、いい営業とは、喋りすぎずにお客さまにヒアリングできる人だと思っています。

クラウドを作る側から売る側へ、クラウド上のデータ分析サービス普及に取り組む:前のインタビューを読む

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ココが今回のギークの学びどころ

  • 作る側から売る側へ。技術を維持しつつ経験を増やす。
  • 女性エンジニアのキャリアプランを作り、情報発信したい。
  • 喋りすぎずにお客さまの声を聞く。

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