dodaイベント・セミナー講師紹介 Vol.03
dodaイベント・セミナー講師紹介 Vol.03
株式会社セルフトランセンデンス 蛭田 友朗氏
自らの転職経験を活かし、
セミナー参加者が「自分らしく働く」ための支援を
講師紹介
蛭田 友朗(ひるた・ともろう)氏
株式会社セルフトランセンデンス
【略歴】
「働く人を元気にする」を自らのミッションに定め、多くの企業の組織開発・人材開発や採用・転職支援をメイン事業とする株式会社セルフトランセンデンスでコンサルタントとして活躍。
多岐にわたる領域でキャリア相談や採用担当・求職者双方への支援を行ってきた経験から、多様な視点に基づいた転職支援を得意としている。また、自分自身の転職経験に基づき求職者の悩み・不安に寄り添い、転職後もより活き活きと働くためのキャリアサポートを心がけている。
趣味は、旅行とカフェ巡り。現在は、息子と過ごす休日に癒やしを感じている。
関連リンク
講師インタビュー
自らの転職経験を活かし、「自分らしく働く」支援をしたい
私が講師としての活動を始めたのは、「キャリアに悩んでいる方の後押しをしたい」と考えたからです。このような思いが芽生えたきっかけは、自分自身の転職経験でした。
私は前職で、大手企業のホテルチェーンでホテルマンとして働いていました。美しい宿泊施設でお客さまのために働くことに学生時代からあこがれていましたが、実際に働いてみると、同じ業務を繰り返す日々に疑問を感じるようになりました。そして「自分がより成長できる環境に身を置きたい」という思いが次第に強くなり、転職を決意したんです。
前職では接客業以外に、チームの働きがいを高めることを目的として社内セミナーの企画・実施にも携わっていました。こうした業務に強いやりがいを感じていたので、現職に就き、講師業に携わっています。
「学生時代にあこがれていた職に就いたが、想像と異なり、キャリアに迷っている」という人は少なくないはずです。このような人に私の経験を伝え、「自分らしく笑顔で、活き活きと働く人を増やしたい」と考えています。
セミナー参加者の気持ちに寄り添った上で現実的な情報を伝えたい
講師として活動する上で大切にしていることは次の2つです。
1つ目は、セミナー参加者の視点に立ち、考えや思い、経験を尊重すること。各参加者はさまざまな背景を持っています。「自分の夢を追いかけたい!」と前向きな理由で転職する人もいますが、苦しい状況から逃れるためであったり、家族の状況により転職せざるを得なくなったりする人もいるんです。このようにセミナー参加者にもさまざまな事情があることを理解した上で適切なアプローチができるように努めています。
2つ目は、転職活動における現実的な情報を伝えること。私は、本来であればすべての人が平等に評価されるような転職市場が理想だと考えています。しかし実際には、履歴書や職務経歴書の書き方や内容の違いにより、採用担当者に与える印象が変わってしまうんです。私が講師として登壇するセミナーでは、これらの現実的な情報を伝え、その上で転職活動を建設的に進めるためのアドバイスを心がけています。
実際に講師として活動するようになり、転職活動がうまくいかないために、自信をなくしている方が決して少なくないのだと痛感しました。昨今は以前と比べて転職がメジャーな選択肢となっていますが、いざ開始すると内定につながらず、自分が社会から必要とされていないように感じてしまう場合があるんです。
こうした状況を一人で切り抜けるのは簡単ではありません。しかし、私の転職経験を参考にしていただいたり、採用担当者の視点を学んでいただいたりするだけで、転職活動が大きく改善される場合があります。その結果、面接時に自己PRする姿勢も前向きとなり、転職活動に目に見える結果が生まれます。
セミナーでは「受講をきっかけに前向きになれた」「転職に向き合う姿勢が変わった」という声を聞くことができ、私自身の大きな喜びとなっています。
転職セミナーではほかの参加者の生の声を聞ける
転職セミナーは、自分と同じ時期に転職活動をしていたり、悩んでいたりする人と同時に情報収集できるイベントです。セミナー終了後には質疑応答の時間があり、ほかの参加者からのリアルな質問が寄せられます。このようにほかの参加者の視点を知ることができるのは、転職セミナーの大きなメリットです。
また、dodaのセミナーの講師の中には企業で採用担当をしていた人もいて、そうした講師に質問を直接ぶつけられる点も貴重です。そのため転職セミナーでは、聞きにくいことも率直に聞いてほしいと考えています。
私のセミナーは、特に次のような方におすすめです。
- 転職に向けて準備を整えている人
- 転職活動に行き詰まっている人
- 採用担当者に好印象を与える志望動機や自己PRの作成方法を知りたい人
- 履歴書や職務経歴書を作成するポイントを把握したい人
- 転職の軸が定まっていない人
私自身が20代で転職を経験しているため、現在の20代から30代に共通するような視点に基づいて情報提供できます。
転職がメジャーな選択肢になった現代だからこそ、中長期的なキャリア形成を前提とした転職活動につながる情報をお伝えできたらと思っています。
転職活動を成功させる3つのポイント
私は転職活動を成功させるためのポイントは3つだと考えています。
1つ目は、転職の軸を明確にすること。「転職で何を変えたいのか」「将来どうなりたいのか」などを中心に徹底的に自己分析をしてほしいと思います。その結果見えてくる転職の軸があるからこそ、応募すべき求人を選別できるようになるんです。
2つ目は、企業側の視点を持つこと。転職活動には、自分という人材を企業にアピールする側面があります。その中で成功するためには、企業がどういった点を高く評価するのかを知らなければなりません。
3つ目は、情報をポジティブなものに変換すること。セミナーでは「転職を希望するネガティブな理由をそのまま志望動機として記載してよいか」という質問を多く受けます。しかし実際にネガティブな情報をそのまま記載すると、採用担当者は「ネガティブな理由が解消されるなら、当社以外の企業でもよいのではないか」と考えてしまいます。なので、情報のネガティブな側面に焦点を当てず、ポジティブな内容に変換する必要があるんです。
例えば、「この会社では希望する仕事ができないので成長できない」という理由で退職を考えている場合、「ビジネスパーソンとしてより成長できる環境に積極的にチャレンジしたい」という風に伝えるとよいと思います。
私自身も経験しましたが、転職活動は人生における大きな転機です。転職活動で思うような結果が出ず、つらい思いを抱えている方は、周囲の人の力を積極的に借りてほしいと思います。私もセミナーを通して一人でも多くの参加者の役に立つことができたらと考えています。転職を良い転機とするために一緒に頑張りましょう。
講師の登壇イベントの紹介
ここでは、蛭田講師が登壇するセミナーの概要と魅力をお伝えします。
登壇イベントでの評判
蛭田講師のセミナーは、参加者の気持ちに寄り添いながら、採用担当者の視点に基づく現実的なアドバイスを提供してくれる点が好評です。参加者からは「セミナーに参加して前向きな気持ちになれた」「ていねいな内容で分かりやすかった」などのコメントをいただいています。
以下では、参加者の声をいくつか紹介します。
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事務・アシスタント(40代前半)
応募書類作成をするにあたり自信喪失・ネガティブになりがちでしたが、蛭田先生の安心感がある前向きな話し方に、頑張ろう!という気持ちになることができました。
(2024年4月実施:職務経歴書の書き方セミナー) -
医療系専門職(30代後半)
自己分析が大切と分かっていても、一人ではどうしたらいいのか分からず、こんな初歩的なことを誰に聞いたらいいのかとモヤモヤしていたので、手順を追ってどのように実施したらいいかを教えていただき自己分析に取り組めそうです。また分析したものをどのように活かしたらいいかまで理解できました。
(2024年7月実施:自己分析セミナー) -
販売・サービス(20代後半)
履歴書や職務経歴書は、上から埋めていかないと!となり、考え込んでしまいなかなか進まないということがあったので、これから書くときは今日学んだ書き方で書こうと思います。
また、履歴書の基本原則を改めて学ぶことで自分の知識の再確認になりました。
(2024年10月実施:履歴書の書き方セミナー)