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SIer 転職先のイメージ

SIerからの転職先6例|活かせる経験、スキルも解説

SIer(システムインテグレーター)で働くITエンジニアの中には、「自分にはSIerは合わないかも」と転職を考えている方もいるでしょう。とはいえ、「どんな転職先があるのか」「異業種や異職種への転職が成功するのか」といった疑問や不安から、転職を思いとどまっている方も多いのではないでしょうか。

実際にはSIerでの経験を活かせる転職先はいくつもありますし、自分の希望するキャリアによって転職先とのマッチ度も変わってきます。本記事では、数ある転職先から6つの例をピックアップしてご紹介します。転職を検討する際の一助としてご活用ください。

また、関連するテーマを扱った以下の記事も併せてご参照ください。

IT業界ってどんなところ? 職種や企業分類、転職に役立つ業界動向まで解説

SEから異業種・異職種への転職は難しい?20代、30代、40代での違いは?

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SIerからの転職先例1|Web系企業

Web系企業の概要

自分で手を動かして開発したい人、技術志向性の高い方に人気なのが、SaaSをはじめとしたWeb系企業への転職です。案件の商流などにもよりますが、SIerでは外部設計までを担当することが多く、開発には携わらないケースも少なくありません。

しかし、Web系企業では、企画から開発までをワンストップで実行することがほとんどです。また、企画から開発までの期間が短く、開発のスピード感も魅力です。

Web系企業で活きる経験・スキル

SIerでは直接開発に関わる機会が少ないとはいえ、土台となるエンジニアリングスキルが身についているのであれば、Web系企業への転職でも選考を通過する可能性はあります。

例えば、SIerではミッションクリティカルなシステム開発に携わることもありますが、信頼性や可用性などを考慮して、システムを安全かつ安定的に稼働させるように設計・開発してきた経験などは独自の強みとなりえます。スピードを重視するWeb系の開発では、そうしたノウハウが蓄積されていない企業もあるため、歓迎されるケースもあるでしょう。

ただし、Web系企業でのエンジニア求人では、プログラミングスキルを重要視されることが多いです。直近の業務で開発から離れているようであれば、勉強会に参加してトレンドの技術をキャッチアップしたり、学んだ技術をプライベートで自主制作に落とし込んだりと、技術力に問題ないことを示せるようにする必要があります。

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SIerからの転職先例2|一次請けSIer

一次請けSIerの概要

現在、二次請け、三次請けなどのSIerで働いているのであれば、商流を上げて一次請けSIerを目指すことも一案です。一口にSIerといっても、商流によって案件における担当工程は異なる傾向があるため、転職することで得られる経験やスキル、その先のキャリアも変わってくるでしょう。

一次請けSIerで活きる経験・スキル

一次請けSIerでは、クライアントのビジネス上の課題解決のために、システム化計画の企画や要件定義から関わっていくことが多くなります。開発においても、パートナー企業と協業する場合も多いため、技術力そのものよりもプロジェクトマネジメントスキルや利害関係者間での調整力など、上流工程の経験、スキルを持っていると活かせるシーンが多いです。

関連記事 : 二次請けから一次請けに転職できる?両者の違いは?

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SIerからの転職先例3|ITコンサルタント

ITコンサルタントの概要

ITコンサルタントへの転職は、SIer出身者の経験を活かしたキャリアアップとして有力な選択肢です。IT技術によってクライアントの経営課題の解決を提案するなど、超上流とも呼ばれる工程を経験できるでしょう。また、一般的に給与水準が高めであることもITコンサルタントの魅力です。

ITコンサルタントで活きる経験・スキル

ITコンサルタントには、クライアント企業における高いレイヤーの課題解決が求められることが多いです。商流が上の案件などで、より高いポジションのマネジメント層を相手に折衝経験を十分に積んできた方は活かせる部分もあるでしょう。

関連記事 : SIerとITコンサルタントの違いは?転職を目指すには?

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SIerからの転職先例4|社内SE

社内SEの概要

社外のクライアントの課題と向き合うSIerの仕事と異なり、社内SEは組織や社員の困りごとなどをIT技術で解決するのが仕事です。SIerからの転職先としては人気がある職種の一つであり、志望理由は人によってさまざまですが、例えば、ユーザーとの距離が近い、継続的に案件と関われるといった点に、やりがいやメリットを感じる方がいるようです。

また、企業によっては社内SEにDX推進の役割を期待するケースもあり、IT化が進んでいないレガシー企業を中心にニーズが高まっています。

社内SEで活きる経験・スキル

社内SEに期待される役割は幅広いですが、仕事の一つとして挙げられるのが、自社内の仕事を効率化するためにシステムを開発・導入すること。新規でシステムを導入する際や既存システムを刷新する際には外部のSIerへ委託することになりますが、システム化計画の全体をリードするのは社内SEの役割です。

エンジニアとしてのバックグラウンドがあることに加え、受託側の事情も把握していることもあり、システム化の全体像を精度高く理解できることや、納期や工数の見積もり、費用の相場感理解など、SIerでの知識・経験が役立つシーンが多いでしょう。

また、システム導入に際しては社内の調整も欠かせません。社内からの要望のヒアリングや要件定義であったり、ときにはシステムに合わせて業務フローを変えるために利害関係者に話を通したりと、社内相手であっても顧客折衝経験は活きてきます。

関連記事 : 社内SEへの転職を目指す人のためのキャリアアップガイド

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SIerからの転職先例5|IT営業

IT営業の概要

コミュニケーション能力やプレゼン能力などの対人スキルに自信がある方は、開発からIT営業というキャリアチェンジも一案でしょう。システムやソフトウェアを通じて課題解決を図るという点は共通しますが、クライアントの悩みや要望にダイレクトに向き合うため、課題解決まで導いた際の達成感など、エンジニアとは違ったやりがいがあります。

IT営業で活きる経験・スキル

SIerの仕事でさまざまなベンダーのシステムを扱い、それぞれのメリット・デメリットについて把握していることは、IT営業として商材やサービスを売り込む上で役立つ知識となるでしょう。また、技術を理解した上でクライアントに分かりやすく提案できることは強みとなります。

また、システムを開発する側の事情を理解していることもSIer出身者ならではの強みです。開発経験を持つ人間がIT営業を行うことで営業・開発間のギャップを減らせたり、工数やスケジュールを精度高く見積もれたりするなど、活きるシーンが豊富にあります。

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SIerからの転職先例6|フリーランスエンジニア

フリーランスエンジニアの概要

厳密には転職とは異なりますが、フリーランスというキャリア選択をするエンジニアも珍しくありません。フリーランスは、仕事量を決めるのも、単価を決めるのもすべて自分です。もちろんフリーランスならではの大変さはありますが、実力次第では会社員よりも収入をアップさせやすかったり、今後のキャリアを見据えて案件を選びやすかったりと、メリットも豊富に存在します。

フリーランスエンジニアで活きる経験・スキル

自分でクライアントを探し、直接やりとりするというフリーランスの性質上、クライアントとの接し方、スケジュールや単価、スコープの調整など、SIerでのクライアントワーク経験は活きる部分が多いです。

関連記事 : フリーランスと会社員の違いは?働き方や収入で注意すべき点は?

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まとめ

ここまでで紹介してきた転職先は、SIer出身者にマッチしやすいものをチョイスしましたが、あくまでも数ある選択肢の中の一部にすぎません。また、どういった転職先が自分に合っているかは、希望・経験・スキルなどが複雑に絡んできます。

もし、SIerからの転職を考え、キャリアチェンジも含めて広く転職先を検討しているのであれば、dodaエージェントサービスをご利用ください。キャリア相談を踏まえ、あなたに合った求人をご提案し、転職活動をサポートいたします。

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この記事を監修したキャリアアドバイザー

井上 貴博(いのうえ・たかひろ)

新卒でパーソルキャリア株式会社に入社後、IT領域でのキャリアアドバイザーとして従事。メイン領域はアプリケーションエンジニアで、年間約350人~400人のキャリアカウンセリングを担当。大手コンサルティングファーム、Web事業会社、SIerなどのさまざまなIT企業の事業部長や現場リーダー、人事担当者と積極的にコンタクトを取りITの人材マーケット情報だけでなく幅広く情報収集している。

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