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初心者におすすめのプログラミング言語5選!特徴や目的別の選び方について解説

これからプログラマーを目指してプログラミングの勉強をしようと考えている人の中には、どのようなプログラミング言語を学べばよいか分からなくて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、初心者の学習におすすめのプログラミング言語を取り上げ、その特徴や目的別の選び方について解説します。適切な言語を選ぶことで、学習の効率やモチベーションが上がり、プログラミングに必要な技術や知識を効果的に身につけることができます。

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おすすめのプログラミング言語を知る前に「プログラマー」の種類を知ろう

プログラマーの仕事は、さまざまな計算や処理の手順を「プログラム」というコンピュータに理解できる形で記述し、ITシステムやアプリケーションの開発を行うことです。開発対象のITシステムやアプリケーションが担う役割にはさまざまなものがあり、分野ごとに必要となる知識やノウハウが少しずつ違います。

そのため、一言に「プログラマー」といっても、その専門とする分野は人によって少しずつ異なっています。これからプログラマーを目指す人は、自分がどのような分野のプログラマーになりたいのかを考え、それに合ったキャリアプランを立てることが大切です。

「バックエンド」と「フロントエンド」

ITシステムの開発におけるプログラマーの役割には、大きく分けると「フロントエンド」の開発と「バックエンド」の開発があり、習得に必要となるスキルが異なります。

バックエンドとフロントエンドの説明図

フロントエンドは、ユーザーが直接操作する部分を指します。フロントエンドの開発者は、Webサイトやアプリケーションのユーザーインターフェース(UI)や見た目上の動作を担当します。

プログラムの処理を実装するスキルに加えて、ユーザーにとっての見やすさや使いやすさ、操作の快適さを向上させる工夫も要求されるため、それに特化した言語やツール、フレームワークを使いこなす必要があります。

フロントエンドエンジニアとは?仕事内容や必要なスキルを解説

バックエンドは、ユーザーが直接見ることはない、Webサイトやアプリケーションの裏側の部分です。主にインターネット上のサーバー側で動作するシステムを指し、データの処理やデータベースの操作、ビジネスロジックの実装(システムやアプリが何をするべきか決めること)、API設計などのように、ほかのシステムと連携するための仕組みの整備などを担当します。また、セキュリティの確保もバックエンドの重要な要素です。

バックエンドエンジニアとは?仕事内容やスキル、なるためのキャリアプランなどを解説

フロントエンドもバックエンドもプログラミングの知識が必要になることに変わりはありませんが、その専門性は大きく異なるため、学習するべき内容にも差が出てきます。自分が目指す道がどちらなのかを早い段階で見極めることが大切です。

さらにモバイルアプリ開発向け、ゲーム開発向けなどに細分化

フロントエンド、バックエンドの違い以外にも、プログラマーが目指す道は多岐にわたり、さまざまな専門分野に細分化されています。

また、プログラミング言語にはそれぞれに特性があり、実際の業務でもその特性に合わせて使い分けているケースが多くあります。したがって、まずは自分がどのような分野のプログラマーになりたいのかを考えた上で、適切な言語を選べば、学習の効率が上がって目標を達成する近道になります。

以下にいくつかの主要な分野を紹介します。

分野 説明
Webアプリケーション開発 Webブラウザから利用できるシステムやサービスを開発します。フロントエンドでユーザーインターフェースをデザインし、バックエンドでデータ処理やデータベース操作を行います。
業務システム開発 企業や組織において業務で使用するためのシステムを開発します。受注管理や在庫管理、会計処理などといった業務の効率化や自動化を実現します。
モバイルアプリ開発 スマートフォンやタブレット向けのアプリケーションを開発します。タッチ操作、小さい画面、カメラやセンサーなど、PCとは異なる特性を活用する技術が必要です。
ゲーム開発 ゲームエンジンを使用してビデオゲームやコンピュータゲーム、スマートフォン向けゲームアプリなどの開発をします。プログラミングのスキルに加えて、ゲームエンジンの仕組みや、ゲーム特有の処理、コンピュータグラフィックスや音響などに関する知識が要求されます。
データサイエンス・データ分析 大量のデータを活用して情報を抽出し、ビジネスの意思決定を手助けする分野です。プログラマーは、データの整理や分析、可視化などを行うためのプログラムの開発を担当します。データ分析に関する数学や統計といった専門的な知識が必要で、機械学習・AIの技術の構築と密接に関わってきます。
機械学習・AI 分析されたデータを活用して、コンピュータに学習能力を持たせて自動的なタスク処理を可能にする技術の開発を行います。機械学習のためのライブラリを駆使して、目的に合わせたモデルのトレーニングや予測を行い、それを活用するための仕組みを構築します。

これらは一部であり、実際にはさらに多くの分野が存在します。プログラマーは自分の興味や得意分野に合わせてスキルを習得することで、専門家としてのキャリアを築くことができます。

プログラミング言語だけでなくフレームワークを学ぶことも大切

プログラミング言語の基本的な文法や使い方を覚えたら、次のステップとして関連するフレームワークについて学ぶことも大切です。

フレームワークとは、システムやアプリケーションを開発する際の基盤となる機能やライブラリをまとめたツールセットのことです。

プログラミング言語にはそれぞれに対応・特化したフレームワークがある

実際の開発では、本来開発したい主要な機能のほかにも、全体を一つのシステムとして成り立たせて、ユーザーがシステムやアプリを実用できるようにさまざまな仕組みが必要になります。例えばデータベースとの連携やほかの外部サービスの利用、バックエンドとフロントエンドとの通信、セキュリティの確保など、多くのことを考えなければなりません。

フレームワークは、それらの共通的な機能の開発に役立つライブラリやツールを提供してくれます。フレームワークを活用することで、システムの設計や開発が容易になり、効率的に作業を進められるようになります。現在では、ほとんどの開発プロジェクトが何らかのフレームワークを利用してシステム開発を行っています。

そのため、学習するプログラミング言語を選ぶ際には、どのようなフレームワークが使われているのかも考慮するのが望ましいといえます。フレームワークの使い方を学ぶことで、言語の基礎から一歩進んで、より実践的なアプリケーション開発のやり方を身につけることができます。

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初心者におすすめのプログラミング言語5選

ここでは、IT・コンピュータ専門出版社であり、プログラミングに関する書籍を数多く刊行している技術評論社の協力を得て、初心者が最初に学習する際におすすめのプログラミング言語を5つ紹介します。それぞれの言語向けに提供されている主要なフレームワークについても取り上げます。

  • Java
  • Python
  • PHP
  • Ruby
  • JavaScript

Java

Javaは、汎用性が高く、さまざまな分野で利用されている需要が高いプログラミング言語です。

動作の安定性や堅固なセキュリティ、バージョンアップ時の後方互換性などに重点が置かれており、大規模なアプリケーションでも高速に動作するため、業務系のシステムにおいて幅広く採用されています。特に大規模なエンタープライズ・アプリケーションでは圧倒的なシェアを誇ります。

後述するように、JavaはAndroid向けアプリの開発言語としても採用されています。そのため、Javaの知識はモバイルアプリの開発にも応用できるという強みがあります。

この記事で紹介するほかの言語に比べると、Javaの文法は少し複雑で、初心者にとっては習得の難度が高いかもしれません。しかし、開発ツールやフレームワークが充実しており、初心者向けのコンテンツも豊富なため、それらを積極的に活用して効率よく学習を進めるとよいでしょう。

また近年のJavaでは、この問題を解消するために、コードをより簡潔に記述できるようにするための新しい文法の導入が進められています。情報収集にあたっては最新の動向を確認することをおすすめします。

Java関連の動向としては、Oracle社が公式ブログ(英語)を通じて定期的に最新バージョンの新機能を紹介しています。ほかにも、個人ブログや技術コミュニティのセミナーなどで情報発信がされているため、ぜひ調べてみてください。

Java向けの主要なフレームワークとしては次のものがあります。

フレームワーク 説明
Spring Framework Javaにおいて最も人気のあるフレームワークで、小規模から大規模までさまざまなアプリケーションの開発をサポートする。IoC(Inversion of Control)やDI(Dependency Injection)など、開発者がプログラミングに集中できるように設計されたアーキテクチャ・概念を提供。
Spring Boot Spring Frameworkをベースに、アプリケーションの設定やライブラリ同士の依存関係の管理を簡単に行えるようにしたフレームワーク。
Java EE / Jakarta EE エンタープライズ・アプリケーション開発におけるJavaの標準仕様となっているフレームワーク。大規模システムの構築に必要な機能がまとめて提供されている。バージョン8(Java EE 8 / Jakarta EE 8)の時点でオープンソースになり、名称が「Java EE」から「Jakarta EE」に変更された。機能的にはJava EEの後継版がJakarta EEという位置づけになる。

Python

PythonはWebアプリケーション開発やデータ分析、機械学習、自然言語処理など、幅広い分野で利用されているプログラミング言語です。

Webアプリケーション開発の分野では、Javaよりも手軽に利用できるという理由で人気を集め、Pythonを選択するプロジェクトも増えています。また科学計算や機械学習のためのライブラリが豊富なことから、データ分析や人工知能(AI)の分野では標準的に利用されています。

Pythonはシンプルで直感的に理解しやすい構文を持ち、ライブラリやツールが充実していることから、初心者にとっても学習のハードルが低い言語といえます。公式ドキュメントやオンラインコミュニティをはじめとして、初心者向けの学習資料やチュートリアルが豊富にあるので、効率よく学習することができるでしょう。

Python向けの主要なフレームワークとしては次のものがあります。

フレームワーク 説明
Django 高機能なWebアプリケーション・フレームワーク。非常に豊富な機能を持ち、大規模なアプリケーション開発にも対応しているため、多くのプロジェクトで採用されている。
Flask 軽量でシンプルなWebアプリケーション・フレームワーク。手軽に利用でき、カスタマイズ性が高いことから、小規模から中規模のプロジェクトでの利用に適している。
Bottle ソースコードが基本的に単一のPythonファイルで構成されたフレームワーク。軽量でありながら、小規模なWebアプリケーションを作るための基本的な機能が網羅されており、構造がシンプルなため、初心者でも比較的簡単に使いこなすことができる。小規模なプロジェクトに適している。

PHP

PHPは、Webアプリケーション開発向けに特化して設計された言語です。HTMLのコードの中に、PHPのコードを埋め込んで記述する点が特徴です。

Webページの動的な生成や、フォームから入力されたデータの処理、データベースとの連携などをサポートしており、Webサイトやアプリケーションのバックエンド開発に広く使われています。

PHPの構文はシンプルで、HTMLに埋め込むことでWebページ上での実際の動作を確認しながら開発を行うことができるため、初心者でも手軽にWebアプリケーション開発を始めることができます。初心者向けの情報や学習コンテンツが豊富にあり、プログラミング学習の入リ口としては良い選択肢になるでしょう。

PHP向けの主要なフレームワークとしては次のものがあります。

フレームワーク 説明
Laravel モダンなWebアプリケーションの開発が可能なフレームワーク。シンプルながら多くの機能が用意されており、少ないコードで実用的なWebアプリケーションを作成することができる。
CakePHP Webアプリケーションを素早く快適に開発できるようにするという目的で作られたフレームワーク。Rubyでの開発に人気の「Ruby on Rails」の考え方を導入しており、日本のPHP開発案件では採用事例が豊富。
Symfony 大規模なWebアプリケーションの開発に適したフレームワーク。CakePHPと同様にRuby on Railsの影響を強く受けており、柔軟で拡張性が高く、複雑なWebアプリケーションにも対応する。
CodeIgniter 軽量で高速なWebアプリケーション・フレームワーク。自由度が高いため手軽に使い始めることができて、小規模プロジェクトの開発に適している。

Ruby

Rubyは、まつもとゆきひろ氏により開発された言語です。

プログラミングを楽しくするという目的で開発されており、シンプルで理解しやすい構文を持っている点が特徴です。拡張性が高く、豊富なライブラリを備えることから、Webアプリケーション開発をはじめとするさまざまな分野で利用されています。

日本人が開発した言語ということもあり、日本の企業の案件で活用されることが多い言語です。日本語の情報が豊富で、インターネット上には学習をサポートするコンテンツが多くあるため、初心者がプログラミングを学ぶのに適した言語です。

Ruby向けの主要なフレームワークとしては次のものがあります。

フレームワーク 説明
Ruby on Rails Webアプリケーションを高速に開発することを目的として開発されたフレームワーク。洗練された短いコードで高品質なWebアプリケーションを構築することができる。大規模なアプリケーションの開発にも対応しており、多くのプロジェクトで幅広く利用されている。
Sinatra 軽量で高速な動作が特徴のWebアプリケーション・フレームワーク。自由度が高くカスタマイズ性に優れており、小規模なアプリケーションの開発に向いている。
Hanami 軽量で高機能なWebアプリケーション・フレームワーク。DDD(ドメイン駆動設計)と呼ばれるソフトウェア開発手法の考え方をベースに構成されており、厳格な設計やテストに重点を置いている。安定性を重視した多くのAPIが用意されていて、長期的にメンテナンスするアプリケーションの開発に適している。

JavaScript

JavaScriptは主にWebアプリケーションのフロントエンドの開発に使用される言語で、HTMLやCSSと組み合わせることで動きのあるWebページを作成できます。

Webページ上でユーザーの操作に応じて表示内容を変えたり、サーバーと連携してデータを取得して表示したりといったよくある動作は、JavaScriptによるプログラミングが必要になることが多いでしょう。

JavaScriptの主な用途はフロントエンドの開発ですが、Node.jsなどのツールを利用して、バックエンドのサーバー側で動作するシステム開発に使われることもあります。この方式には、フロントエンドとバックエンドで同じ言語を使用できるというメリットがあります。

JavaScriptは多くのプロジェクトで幅広く使われている人気の言語であり、フロントエンドを専門としないプログラマーであっても習得しているケースは少なくありません。そのためインターネット上にはJavaScriptに関するたくさんの情報があり、初心者が学習するためのコンテンツに困ることはないでしょう。

ただし、バックエンドを専門とする技術に比べるとフロントエンド技術であるJavaScriptは流行の変化が速いため、常に最新の動向に注意を払って技術選択をする必要があります。

JavaScript向けの主要なフレームワークとしては次のものがあります。

フレームワーク 説明
React ユーザーインターフェースを構築するためのライブラリ。仮想DOMという技術を利用して、Webページの高速な描画や、アプリケーション内部の適切な状態管理を可能にする。コンポーネント(部品)単位で開発を行う「コンポーネント指向」と呼ばれる開発方式を採用している。
Angular 「シングルページアプリケーション(SPA)」と呼ばれる、一つのページでコンテンツの切り替えを行う形で構成されるWebサイトの作成に特化して開発されたフレームワーク。Reactと同様のコンポーネント指向の設計や、UI部品とデータを関連づける強力なデータバインディング機能などの特徴を持つ。
Vue.js 軽量さが特徴のフレームワーク。ReactやAngularと同様にコンポーネント指向や仮想DOMを採用しているが、よりシンプルで学習しやすい文法を持っている。
Next.js Reactをベースにして、より簡単に高速なWebアプリケーションを構築できるようにする目的で開発されたフレームワーク。サーバー上で描画処理の前準備を行う「サーバーサイドレンダリング(SSR)」や、あらかじめ静的なコンテンツを生成しておく「静的サイト生成(SSG)」といった、サーバー側技術が充実している。

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目的別に選ぶプログラミング言語

プログラミング言語を学習する際には自分の目的に合ったものを選ぶことが重要です。ここでは、学習の目的別にどのような言語が適しているのかを解説します。先に取り上げた5つの言語に加えて、モバイルアプリ開発やゲーム開発に必要な言語についても紹介します。

それぞれの特徴を把握して目的に応じた最適なプログラミング言語を選ぼう

案件数が多いのはJava、PHP

プログラミングを勉強する主な目的が転職活動であれば、開発の案件が多いプログラミング言語を選ぶのがいいでしょう。案件が多いということはプログラマーの需要が高く、転職の際に有利ということになります。

日本において、開発案件が多い言語はJavaやPHPです。この2つの言語は業務システムの開発でよく使われており、転職市場でも需要があります。特にJavaは中規模から大規模なシステムの開発で圧倒的なシェアがあり、新規開発だけでなく、既存システムのメンテナンスやアップデートの案件も豊富なため、安定した需要を望むことができます。

Webアプリケーション開発ならPython、PHP、Ruby

Webアプリケーション開発に使うことを主要な目的としているのであれば、PythonやPHP、Rubyがおすすめです。これらの言語はWebアプリケーション開発のためのフレームワークや開発ツールが豊富にあり、初心者でも実際に動作するアプリケーションを気軽に作成できるため、実践的な学習をすることができるでしょう。

JavaもWebアプリケーション開発にはよく使われていますが、中小規模のアプリケーションの場合にはPythonやPHP、Rubyのほうが短期間での開発に適しており、多くの開発案件で活用されています。

フロントエンド開発ならJavaScript

JavaScriptはWebアプリケーションにおけるフロントエンド開発の主要な言語であり、ユーザーインターフェースの向上や動的なコンテンツの実現に不可欠な技術です。フロントエンドを専門とするエンジニアを目指すのであればJavaScriptの習得は必須といえます。実際の開発の現場でも極めて需要が高い言語であり、バックエンドを専門とするプログラマーでも、Webアプリケーション開発のためにJavaScriptを習得している人は少なくありません。

データ分析やAI、機械学習ならPython

データ分析やAI、機械学習などに興味がある人にはPythonがおすすめです。Pythonにはこれらの技術のためのライブラリやフレームワークが豊富に用意されているため学習に役立つ情報がたくさんあります。

モバイルアプリ開発ならSwift、Kotlin

もしiPhone/iPadやAndroidなど、スマートフォンやタブレット向けのモバイルアプリを開発できるようになりたいというのであれば、業務システムやWebアプリケーションの開発とはプログラミング言語事情が少し違ってきます。

iPhoneアプリ開発ならSwift

iPhone/iPadアプリの開発では、「Swift」または「Objective-C」という言語の知識が必要になります。そのうち、現在の開発で主流なのはSwiftのほうなので、これから勉強するのであればSwiftを選ぶといいでしょう。

Swiftは構文がシンプルで読みやすく、エラーを回避しやすい仕組みが採用されているため、初心者でも比較的習得しやすい言語といえます。言語やフレームワークの機能そのものがiPhone/iPadの機能に直結しているため、初心者のうちから実用的なアプリ開発に挑戦できるという強みもあります。

Androidアプリ開発ならKotlin、Java

Androidアプリの開発には、「Kotlin」または「Java」が使われます。現在はKotlinのほうが主流となっているので、すでにJavaを習得している場合を除いて、Kotlinを選ぶのをおすすめします。

仕組み的には、KotlinもJavaと同じ「Java仮想マシン」という「仮想的な計算機」上で動作します。この仮想的な計算機があるおかげで、どちらの言語で書かれたプログラムも、コンピュータやOSの種類に左右されず同じように動くことができます。しかしKotlinはJavaよりもシンプルな構文を持っており、簡潔で読みやすいコードを書くことができるので、開発効率が高く、初心者にとっても学習しやすいという強みがあります。

ゲーム開発はまずゲームエンジン選びから~主流なのはC++、C#

2Dや3Dのグラフィックを駆使したゲームの開発では、「Unreal Engine」や「Unity」といった専用のゲームエンジンが利用されます。したがって、ゲームプログラマーを目指すのであれば、これらのゲームエンジンでサポートされているプログラミング言語を習得する必要があります。

Unreal EngineならC++

Unreal Engineで使われるプログラミング言語は「C++」です。C++はメモリをはじめとするハードウェア機能を高度にコントロールすることができる言語で、高性能なゲームエンジンやグラフィックス処理に適しています。ただしC++は複雑な言語であるため、学習の難度が高く、習得にはある程度の時間と労力が必要になります。

Unreal EngineではC++のほかに「Blueprint」というビジュアルスクリプトシステムが用意されています。Blueprintはコードを書かなくてもプログラムが作れるツールであり、プログラミングの知識がなくてもゲーム開発ができます。ただし複雑な処理はBlueprintで実装するのは難しいため、高度なゲームを作りたい場合にはC++が必要になります。

UnityならC#

Unityで使われるプログラミング言語は「C#」です。C#はMicrosoftが開発した言語で、WindowsをはじめとするMicrosoftが提供する製品やフレームワークと相性が良いという特徴があります。習得の難度はJavaと同程度で、決して初心者に優しい言語とはいえませんが、C++に比べれば簡単に学ぶことができます。

ゲームプログラマーになるには?仕事内容や平均年収から、必要なスキル、目指す方法を解説

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学習するプログラミング言語を選ぶ際のポイント

学習するプログラミング言語を選ぶ際には、目的以外にもいくつか留意しておくべきポイントがあります。

書籍やインターネットにどれくらい情報があるか

学習するプログラミング言語に関する書籍やインターネット上の情報の豊富さは、学習効率やスキルの習得に大きな影響を与えます。手軽に利用できる書籍やオンラインのチュートリアル、ドキュメントがあれば、学習のレベルに応じて適切なコンテンツを選ぶことができます。

プログラミングでは、自分の力だけでは解決が難しいエラーや課題に直面することも少なくありません。多くの情報がある言語ならば、そのような場合に解決策を見つけるための手助けを得られます。

インターネットでプログラミング言語の情報を調べる際には、それぞれの言語の新機能や、新しいフレームワークなどの登場にも注意する必要があります。インターネットには、公開当時は優れていても、現在ではすでに推奨されていない手法の解説なども残されています。ユーザーコミュニティの活動がアクティブで情報の更新が速い言語では、最新の情報が入手しやすく、最新のトピックやトレンドを知ることができるため、効率の高い学習が可能になります。

身近に相談できる相手がいるかどうか

学習しているプログラミング言語について、身近に相談できる相手がいるかどうかも重要です。もし自分で解決できない問題に遭遇して学習が中断してしまった場合に、身近に相談できる相手がいれば、そこでつまずいて学習をあきらめたりモチベーションが下がったりする心配がなくなります。

身近な相手がプログラミング経験者であれば、実際のコードや作成したアプリケーションに関するフィードバックを受けることができ、スキルの向上につながります。また、学習の進め方に関するアドバイスや助言を受けることで、自身の学習が正しい方向に進んでいるという自信を持つことができます。

プログラミングを独学で身につける方法は?学ぶステップや勉強のコツを紹介

最初に学習するプログラミング言語の選び方はどのぐらい重要?

前述のように、学習する際は目的や技術の特性を踏まえてプログラミング言語を選ぶことは大切です。適切なプログラミング言語を選ぶことは、具体的に次のようなメリットがあります。

  • 学習の効率が高い : 目的に合った言語を選ぶことで、関連するツールや考え方に焦点を当てて学習することができます。例えば、Webアプリケーションの開発とデータ分析システムの開発では、必要となるツールや知識・考え方が異なります。適切な言語を選べば回り道を避けられます。
  • 転職市場での需要に合わせやすい : プログラミング言語によって転職市場での需要が異なります。目指しているキャリアパスに合わせた言語を身につけることで、転職がスムーズに進められる可能性があります。
  • 実践してスキルを身につける機会が増える: 目的に合った言語を学べば、習得したスキルを実際に活用する機会が増え、学習した内容を実践的に利用できるようになります。
  • モチベーションが維持しやすい : 目的に向けて着実に進んでいる実感が得られることで、学習への興味を持ちやすくなり、モチベーションを高く維持することができます。

ただし、プログラミングの基本的な概念は、言語によらず共通している部分がたくさんあります。そのため、プログラミングの最も基礎的な部分については、どの言語を選んだとしても身につけることが可能です。まずは基礎を身につけ、その後で興味や目的に合わせて特定の言語を選び、専門的なスキルを磨くというのも決して遠回りではありません。

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まとめ

プログラミング言語には非常に多くの種類があり、言語によって利用する分野や学習のしやすさが大きく変わってきます。言語の選択を間違えると、もともとの目的が達成できなかったり、学習のモチベーションが下がって挫折してしまったりする可能性が高くなります。

これからプログラミングを学習しようとしている人は、まずはプログラミングを学ぶ目的を明確にした上で、自分に合った言語を選ぶように努めましょう。プログラミング言語の習得には時間と労力が必要ですが、努力を続ければ必ず理解が深まってスキルは向上します。プログラミング技術を身につけて、新しい世界にチャレンジしましょう。

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この記事の監修者

技術評論社 デジタルコンテンツ編集チーム

理工書やコンピュータ関連書籍を中心に刊行している技術評論社のデジタルコンテンツ編集チームでは、同社のWebメディア「gihyo.jp」をはじめ、クライアント企業のコンテンツ制作などを幅広く手掛ける。

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