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転職Q&A

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業界知識

エンジニアには独学でもなれる?プログラミング未経験からの勉強のポイントは?

現在IT企業で管理部門の事務職として働いています。将来的にはエンジニアとして働きたいと漠然と考えていますが、プログラミングを独学で勉強することは可能でしょうか?

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清水 宏将(しみず・こうすけ)

CCNP

応用技術者試験

新卒で商社系SIerへ入社し、拠点間ネットワークや大規模ネットワークに携わるインフラエンジニアとして約4年従事。在職中に受けたキャリアカウンセリングをきっかけにパーソルキャリア株式会社に入社。現在は、IT領域の中でもインフラエンジニアやセキュリティエンジニア(主にネットワークセキュリティ)を中心に、スキルアセスメントを踏まえたキャリアプランの提案を強みとして転職支援を行っている。

独学でエンジニアになることは可能です

エンジニア 独学のイメージ

IT未経験者が独学で知識や技術を身につけ、エンジニアになることは可能です。しかし未経験者採用は少ない上に、新型コロナウイルスの影響もあり、最近は特に経験が重視される傾向が強くなっています。キャリアチェンジには、高いハードルがいくつも存在するのが実情です。

エンジニア職は、技術のスキルアップを継続的に行う必要があるため、向き不向きがあります。エンジニアに限りませんが、ご自身に合っている仕事なのか、まずはしっかり考えてみましょう。

そして未経験での採用事情も、転職活動前に把握しておく必要があります。一概には言えませんが、事業会社よりもSES(システムエンジニアリングサービス)や二次請けSIer(システムインテグレーター)などの方が、未経験者向けの求人は多い傾向にあります。また採用された場合も、経験者と年収で差が出ることを認識しておきましょう。

なお、未経験からエンジニアを目指す方に向けて、転職活動の進め方などを以下の記事でも解説しているため、あわせてご覧ください。

未経験からITエンジニアになるには?転職活動の進め方や、よくある疑問について解説

独学が可能な背景

エンジニアに必要な基礎知識は、独学で習得が可能です。ITの基礎知識やプログラミングに関する多くの書籍が販売されていますし、Web学習やオンラインコミュニティの利用で情報収集が容易にできるようになるなど、独学の環境は整ってきました。

また独学でもエンジニアに挑戦できる理由として、IT業界の慢性的な人材不足が挙げられます。現状は経験者が有利ですが、IT業界は売り手市場です。さらにこれから、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)の需要が伸びると予想されており、エンジニア不足は当分続くと考えられます。今後、未経験者採用の間口が広がる可能性がないとはいえません。

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エンジニアに求められる3つの知識・スキル

独学でエンジニアを目指す際、身につけておくべきスキルは複数ありますが、これだけは習得しておきたい、3つのスキルをご紹介します。

ITの基礎知識

IT用語、エンジニアの職種区分、IT業界の分類や仕組み、ITの役割など、ITの基礎知識はエンジニアの必須スキルです。実際に現場で働き始めたとき、用語が分からず仕事についていけない、ということがないようにしっかり身につけておきましょう。基礎知識は参考書やWebで学ぶことが可能です。

ITの世界は日進月歩です。今、最新のものが、1年後には古いものになっているかもしれません。そのため情報収集を怠らず、常にアップデートする姿勢が必要です。情報をキャッチしやすくするため、IT関連のニュースを見る習慣をつけるとよいと思います。セミナーに参加するのもよいでしょう。

また、「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」といった資格の取得もおすすめです。エンジニアとして必須とされる資格ではありませんが、ITの基礎知識を証明できるものとして、転職希望企業へアピールできるでしょう。

プログラミングスキル

エンジニアとして活躍するために、プログラミングスキルは欠かせません。Web開発をやりたいからPHPやRubyを学ぶ、機械学習をやりたいからPythonを学ぶといった具合に、プログラミング言語ごとの特徴と自分の希望を踏まえ、プログラミング言語を学習しましょう。また、初心者がプログラミングでつまずいた際、抜け出す方法が分からないとそのまま挫折する可能性があるため、周りに質問できる人がいる言語を選択するのも一つの手です。

エンジニアとしての実務経験はなくても、繰り返し開発作業を行うことでプログラミング経験値がアップします。

ロジカルシンキング

ロジカルシンキングとは、物事を体系的に分類し、矛盾なく筋の通った考え方をすることです。体系的に分けると物事の整理がつき、相手に分かりやすく説明することができます。

また、ロジカルシンキングスキルのメリットとして、分析力、問題解決能力、コミュニケーション能力の向上などが挙げられます。これらもエンジニアとして必要なスキルです。ロジカルシンキングは書籍で学べますし、Webで多くのトレーニング方法が公開されています。ご自身で鍛えられるので、普段の生活にも積極的に取り入れてみましょう。

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プログラミングを独学で習得する際のポイント

プログラミングスキルは、参考書で学ぶほか、Webやスクールで身につけることができます。いろいろな方法があるので、目的とそのために適した言語は何かを把握した上で、ご自身に合った勉強方法を選びましょう。ここでは、プログラミング言語の選択方法や、独学で進める際のポイントをご紹介します。

目的に合わせて学習するプログラミング言語を選択する

職種や役割によって、必要とされるプログラミング言語は異なります。どのようなエンジニアを目指すのか目的をはっきりさせ、ターゲットを絞りましょう。またプログラミング言語は、転職希望先のプロジェクトによっても異なります。希望する企業の事業内容を確認することも大切です。

目標設定は細かく

目標は具体的に、細かく設定します。独学はモチベーションの維持が難しいもの。目標達成のイメージを描きやすい具体的な目標を、達成感を得られるよう細かく設定することで、モチベーションを維持しやすくなります。

まず作りたいものを決めましょう。目指すものが明確になると、そのために何をすべきか、目標とするスキルが見えてきます。その上で、スキルを習得するまでの大まかなスケジュールを設定します。次に、必要なスキルをさらに細かく分類し、一つずつ達成していくように目標を設定しましよう。

例えば、Webサイトを制作するフロントエンドエンジニアを目指す場合、フロントエンドの中でも比較的初心者が取り組みやすいHTMLやCSSの勉強から始めるなど、最終的なゴールと短期目標を意識して目標を決めるとよいでしょう。

身の丈に合った教材を選ぶ

プログラミングの教材を選ぶときは、ご自身のレベルに合った教材を選びましょう。最初から専門用語が多い難しい教材を選んでしまうと、挫折する可能性が高くなります。遠回りに思えても身の丈に合った教材を選び、しっかり基礎から積み上げていきましょう。

教材は本だけでなく、Webサイトやアプリでも学ぶことができます。学びやすい環境、ご自身に合った教材が、モチベーションの維持につながります。

毎日欠かさず学習する

プログラミングに限りませんが、知識をしっかり身につけたいという場合、勉強を習慣化できるかどうかがポイントになります。

学習習慣をつけるおすすめの方法は、毎日勉強前、やるべきことをリストアップすること。週や月単位のスケジュールを組み立てることは必要ですが、仕事の都合で時間が多く取れないことや、どうしてもやる気が出ない日もあると思います。少しでもよいので、「今日はこれをやる」と小さな目標を立て、取り掛かりましょう。

「今日必ずやること」のほか、「余力があれば取り掛かること」も書き出すと、頭の中も整理でき、明日の学習につなげやすくなります。

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