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転職Q&A

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書類選考・面接

転職時に求められるマネジメント経験とは?職務経歴書の書き方やアピール方法は?

30代になり転職を考えていますが、役職に就いた経験がありません。30代になるとマネジメント経験が求められると聞きますが、プロジェクトの進行管理はマネジメント経験になりますか? また職務経歴書ではどのようにアピールすればよいでしょうか?

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新開 裕理(しんかい・ゆり)

国家資格キャリアコンサルタント

新卒で大手人材企業に入社し、医療領域における法人・個人向けの営業に従事。2017年パーソルキャリア株式会社に転職。IT領域専門のキャリアアドバイザーとして、年間300人以上の方とお話しし、転職のサポートをさせていただいています。お客さまが描くビジョンをかなえられるよう、SIer、社内SE、コンサルティングファームなど、さまざまな方向性でキャリアのご提案をしています。

企業の求める「マネジメント経験」にもさまざまな意味合いがあります

マネジメントのイメージ

転職市場では、一般的に30歳前後からマネジメント経験を求められることが多くなります。マネジメント経験といっても、企業によっても募集時期によっても具体的内容は異なるため、一律に決まっているものではありません。例えば、「チームリーダーとしてメンバーをまとめた経験」なのか、「プロジェクト全体を統括するプロジェクトマネージャーとしての管理経験」なのかによって、実務内容には大きな差があります。マネジメント経験が募集条件に含まれる場合は、応募したい企業の求人情報だけではなく事業の方向性や事業規模もチェックし、どんな経験が求められているかを見極めましょう。

なお、エンジニア職種の中でマネジメント担うポジションの代表例としてはプロジェクトマネージャー(PM)が挙げられます。プロジェクトマネージャーの仕事内容や求められるスキル、なるための道筋やその後のキャリアプランなどは以下の記事でも詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。

プロジェクトマネージャー(PM)とは?仕事内容やスキル、年収についても解説

また、プロジェクトマネージャーと近い役割として、プロジェクトリーダー(PL)も挙げられます。企業や求人によって、プロジェクトマネージャーとプロジェクトリーダーを区別しているケース、両者を区別せずに兼務しているケースとで違いが見られますが、マネジメント経験について理解度を深めたいという方は、プロジェクトリーダーについて解説した以下の記事もご参照ください。

プロジェクトリーダーとは?仕事内容や役割、スキル、資格、なるためのキャリアプランなどを解説

管理職の経験

管理職はその名のとおり、所属部署を管理する職種です。業務推進の舵取り、部下の教育・評価、労務管理、組織全体の業績管理や予実管理など、主体的に仕事を進めるための決裁権を持ち、その責任を担っています。マネジメント経験を条件にする企業は即戦力を求めるケースが多いため、管理職の実務経験は高く評価してもらえるでしょう。

プロジェクトの進行を管理した経験

プロジェクトを管理・推進した経験もマネジメントに当てはまります。管理職の肩書がなくても、プロジェクトチームの構築やスケジュール管理、品質管理の経験があれば、マネジメント経験としてアピールできます。そのほか、プロジェクトの金額見積もりの経験はプロジェクトマネージャーの経験値として高く評価されることが多いです。特定のプロジェクトを進めるために求人を出す企業もあるので、プロジェクトの進行・管理経験はマネジメント経験として十分アピールできるポイントになるでしょう。

部下を教育した経験

部下を指導し育てることは人材開発のひとつ、マネジメントに該当します。成長を見据えて目標を設定する、個々のモチベーションが上がる工夫をする、状況に合わせて適切な指導方法を実践するなど、一人ひとりに合った教育を実施しなければなりません。人数が増えるほど多様性の理解やコミュニケーションスキルが必要とされます。多くの企業にとって人材育成は重要な課題であるため、部下を教育した経験があれば評価されやすくなるでしょう。

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転職で「マネジメント経験」をアピールする方法

マネジメント経験を上手にアピールするためには、企業がどのようなマネジメント経験者を求めているのか確認しておきましょう。「目標達成に向けて業務を遂行する」ことと、「部下やメンバーを教育・指導する」ことではアピール方法が異なります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

業務改善経験や目標達成率をアピール

事業推進を担うマネジメント人材を求めている企業には、業務改善や目標達成の結果を具体的な数字でアピールしましょう。所属部署の人数や体制、自身の役割とともに、「個人の業務を可視化しチームで共有することで、業務分担を改善し、残業を〇%削減した」「システムトラブル発生率を抑えるため、顧客ヒアリングの定例化と定期的なエラーチェックの仕組みをつくり、〇%削減した」など、できるだけ具体的に説明することをおすすめします。数字で伝えることによって、企業側は入社後の活躍をイメージしやすくなりますし、任せられるマネジメントの規模を測りやすくなります。

人材開発の実績をアピール

部下の教育、指導の経験があれば、教育内容とともに人数、期間、成果も併せて伝えましょう。もし指導した部下が数字に表れる成果を出していれば、自身の実績にもなりアピールできます。企業にとって優秀な人材の確保・人材開発はとても重要なテーマです。社員のスキルが向上すれば、売り上げや技術力アップに、ひいては会社の利益確保につながります。優れた指導カリキュラムを構築できるマネジメント能力は、どんな業種や職種であっても重宝されるでしょう。

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職務経歴書の「マネジメント経験」の書き方

過去のマネジメント経験は、転職時に最もアピールしやすい材料の一つです。箇条書きでよいので経験やスキルの棚卸しを行っておくと、文章にまとめやすくなります。ご自身を客観的に見つめるためにも、可視化してみましょう。

また、職務経歴書は「具体的かつ簡潔に書く」ことが大切です。具体的な数字は必要ですが、読みづらくては意味がありません。誰に対しても伝わる、分かりやすい文章を心がけましょう。

過去の経験と実績を交えて記載する

職務経歴書にマネジメント経験を記載する際は、箇条書きでなくストーリー仕立てにします。「〇という目的のため、△という取り組みを行い、◇という結果を出しました。」など、業務効率化の管理方法であるPDCA(Plan=計画・Do=実行・Check=評価・Action=改善)を意識すると分かりやすいでしょう。

【記載例】
「プロジェクトの効率化を目指し、チームごとの業務内容の見直し、メンバーの配置換えなどを行いました。顧客や協力会社と円滑なコミュニケーションを取るように努めた結果、必要人員の〇割縮小を実現しました。限られたリソースを新規案件に配分することができ、会社としての利益目標〇%達成に貢献しました。」

自身のマネジメント方針を伝える

自ら率先して課題をクリアしメンバーを引っ張るリーダーシップ型、個人ごとのモチベーションアップをサポートするコーチ型、メンバーの関係性や職場環境を重視する協調型など、マネジメントの経験があればご自身の実践してきた、または目指すマネジメント像があると思います。「何に注力してその結果どういう成果があった」「成果が上がらなかった点を改善してマネジメント手法を変えてみた」など、ご自身のマネジメント方針について具体的に説明できるように準備しておきましょう。

【記載例】
「プロジェクトマネージャーとして、チームのメンバー〇人とともに、業務に当たっておりました。メンバーの主体性を引き出すため、些細なことでも問題提起をしてミーティングで解決する仕組みを整備しました。若手が発言しやすいような環境作りに努めた結果、よいアイデアが生まれ士気もあがり、プロジェクトを達成することができました。」

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