メディカル業界専任キャリアアドバイザーの転職サポート日記 CRA版

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CRAの面接で重視される3つのポイント

2013.05.20

こんにちは。dodaキャリアアドバイザーの砥上 貴恵(とがみ きえ)です。

今回はCRA(Clinical Research Associate:臨床開発モニター)の中途採用面接において重視される3つのポイントをお伝えします。これらは製薬メーカー、CRO(Contract Research Organization:医薬品の開発支援会社)問わず、CRAの面接で重視されています。以下、具体的にお話ししますので、転職活動の参考にしてください。

(1)対応力・応用力
まず1点目はCRAとしての対応力・応用力です。領域、フェーズ、経験年数、担当施設の規模、施設選定やプロトコル作成経験の有無などの経験値に加えて「担当施設でトラブルがあった際の対処方法」や「担当治験のエントリーが低かった際の要因の分析とその解決策」「症例組み入れの成功体験とその要因」「症例組み入れがうまくいかなかったケースの失敗要因と、もしその施設で、同じ条件で再度治験をする場合の方策」など、より具体的な質問を通して、採用企業は応用力・対応力を見ています。また、このような質問を通して「自身、自組織、自社としての意見をしっかり伝えることができるか」という点も判断しています。

(2)英語力
2点目は英語力です。英語力は現在、医療業界全体で求められていますが、CRAについては7、8年前までは必須スキルとしている企業は多くはありませんでした。しかしここ数年の国際共同治験の増加からCRAにおいても「TOEIC(R)テスト650点以上必須」とも言われるようになってきています。またTOEIC(R)テストの点数だけではなく「実務でどれぐらい英語を使用しているか」という点が重視されるようになってきています。そのため海外のCRAとの英文のメールでのやり取りや、テレフォンカンファレンスの経験など、日常業務での使用頻度を含めたアピールが必要です。もし今現在、実務で英語を使用していない、または語学が得意でないのであれば、最低限、TOEIC(R)テストを受けることや、英会話スクールでの勉強など、英語力の向上に前向きな姿勢を伝えることが大切です。

(3)組織への貢献度
3点目は、組織に対する貢献度です。年齢が上がるほど、自分の仕事だけではなく、組織に対して貢献しているか、後輩や部下の育成経験はあるか、ということも評価の対象となります。管理職やリーダークラスであれば、マネジメントの最大人数やマネジメント時の工夫点、メンバークラスであれば、後輩の育成経験やその指導方法について答えられるよう準備しておきましょう。

いかがでしょうか。面接の場でのアピールがイメージできたでしょうか。上記に加え「自己紹介」「経歴の説明」「転職理由」「志望動機」「入社後にやりたいこと」などの基本項目は当然準備しておくべきポイントです。何となく頭の中で話す内容をイメージしているだけでは、考えをうまく伝えられなかったり、志望企業にアピールすべきポイントがずれてしまうようなケースもあるので、文章にして書いて準備しておくことをおすすめします。またdodaは、面接に向けて準備すべき内容を人事経験のある講師やキャリアアドバイザーが、面接官の視点を織り交ぜながらお伝えする面接準備セミナーを開催しています。合わせて活用ください。

砥上 貴恵

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