営業目標の達成率が低い時はどう書く?職務経歴書での「実績」アピール MR編
こんにちは。dodaキャリアアドバイザーの逸見 英里(へんみ えり)です。
MRで転職を希望する方にお会いする中で、職務経歴書に「実績」をどのように書けばよいか迷う方が多くいます。今回は「営業目標の達成状況」別に、企業の採用担当者に響くアピール方法をお伝えします。特に達成率が低く、アピールするのは難しい場合は、書き方次第で印象が大きく変わるので、ぜひ参考にしてください。
■達成率が目標を大きく上回った場合
社内表彰や社内順位など、功績をストレートにアピールしましょう。製品力ではなく、個人の力で勝ち取ったことを伝えるのが大事なので、数値だけでなく、どのように実績を上げたのかという具体的なエピソードを「成功事例」という項目を作成して、合わせて書くとさらに良いでしょう。
■達成率が目標に満たなかった場合
達成率が目標に満たなかった場合は、以下2点のアピールがポイントとなります。
1.達成率だけではなく「前期比」や「全社比」をアピール
企業によって期ごとの予算の振り分け方は異なりますが「前期比」で一律に予算を振り分ける場合は、もとの売上が大きいほど予算も大きくなるため、高い目標となります。また新製品の場合は、売上への期待値から高い予算が設定されることもあります。目標には達しなかったが「前期比」でプラス、または全社で上位に入っている場合は、それを記入・比較することで、実績のアピールになります。
2.担当エリアの「シェア」をアピール
担当エリアの担当開始時のシェア、半年、1年、2年後、そして現在のシェアをアピールしましょう。担当となったころからシェアを拡大していれば、予算の達成状況よりも高い評価となることがあります。半年後にシェア拡大ができていれば、すぐに実績を出せるMRとして評価されます。また数年、同じエリアを担当していると、シェアが伸びないケースも多いため、2年目、3年目以降もシェア拡大ができていれば、継続的に実績を出す実力のあるMRと評価されます。ただ、その場合も、他社製品に比べてもともと評価の高い製品の場合は、シェアが大きいことは当然でもあるので、「ほかのエリアに比べても、自分の担当エリアのシェアは高い」など、平均と比較してアピールする必要があります。
いかがでしょうか。仮に達成率が低い場合でも、どの側面から語ればプラスになるかを考えてアピールすることが大切です。もし具体的な書き方や、自分のどの経験がアピールできるのかが分からない場合は、私たちdodaキャリアアドバイザーが職務経歴書作成のアドバイスや添削をいたしますので、ぜひご相談ください。
逸見 英里