転職フェアの服装はオフィスカジュアルがおすすめ
転職フェアの服装は、特段指定がない限りは基本的に自由です。ジーンズにスニーカーなどのカジュアルな私服もルール上は可能ですが、転職フェアも広い意味で“ビジネスシーンのひとつ”と考えると、清潔感を意識したオフィスカジュアルが好ましいでしょう。
心配な人はスーツ等のフォーマルな服装が無難です。特に採用担当者との面談に参加する場合は、フォーマルな格好のほうが熱意や誠意が伝わりやすいでしょう。
オンラインで開催する転職フェアでも全身コーディネートを
オンラインで開催する転職フェアに参加する場合、webカメラをオンにして面談することが基本です。映像には自分の上半身しか映りませんが、何かの拍子で席を立たないといけなくなったり、カメラが倒れたりすることも考えられます。不測の事態を考慮して、全身のコーディネートを整えておいたほうが安心です。また、カメラ越しでも洋服のシワや汚れは意外と目につくもの。シワや汚れの目立たない服を着用しましょう。
他に気を付けるべき点として、画面に映る背景と服の色が似ていると、印象が薄くなったり、同化して背景をぼかす機能が作動しなくなったりする恐れがあります。そうした事態を避けるためにバーチャル背景は極力使わないほうがいいでしょう。もし使用する場合は、バーチャル背景と服の色味とのバランスにも気を配りましょう。背景が白やベージュ系であれば、グレーやベージュなど薄い色の服装は避けるなど工夫しましょう。
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転職フェアにおすすめの服装<OK例と注意点>
ひとくちにオフィスカジュアルといっても、その種類はさまざまなため、どれを選ぶべきか悩んでしまう方も多いかと思います。
そこでここでは、転職フェアにおすすめの服装を、OK例とNG例に分けてそれぞれご紹介します。
オフィスカジュアルのOK例と注意点
オフィスカジュアルについての明確な定義はありませんが、ビジネスシーンで着る以上、清潔感やシンプルなデザインを意識しましょう。
ジャケットが必要なのか不安になる方もいるかもしれませんが、転職フェアではジャケットは着用する必要はありません。ジャケットの代わりにカーディガンを着用してもOKです。
オフィスカジュアルといっても、くだけすぎた服装にならないよう注意が必要です。
例えば、転職フェアでは必ずしも革靴やパンプスをはく必要はないものの、スポーツサンダルやビーチサンダルなどはふさわしくありません。また、ジーンズをはくこと自体は問題ありませんが、ダメージ加工がしてあるものは避けたほうが無難です。
夏場はノースリーブのトップスやフルレングス以外のボトムで参加してもOKですが、脇や胸元などの露出が大きくないか注意しましょう。ノースリーブの場合は薄手のジャケットやカーディガンを羽織っておくとよいでしょう。
スーツのOK例と注意点
転職フェアにスーツで参加する場合の服装についても解説します。上述の通り、転職フェアはオフィスカジュアルでOKなので、スーツを着用する場合も、面接の場面ほどきっちりと着こなす必要はないでしょう。ジャケットは襟なしのノーカラーでもOK。ジャケットの下にカットソーやニットを着用しても問題ありません。
明るすぎる色や、凝ったデザインのスーツは派手に見えるため、避けたほうが無難でしょう。
また、新卒入社したばかりの社会人の方以外はリクルートスーツも避けることをおすすめします。転職フェアでは即戦力の人材を求める企業が集まっているため、リクルートスーツでは新人のイメージが強くなり、企業に頼りない印象を与えてしまう可能性があるためです。
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転職フェアで気をつけたいその他の身だしなみポイント
転職フェアでは服装以外にも、身だしなみに関して気をつけるべきポイントがいくつかあります。ここでは、転職フェアへ行く前に押さえておきたいその他の身だしなみポイントについて解説します。
服・靴にシワや汚れがないか
どんなに高級なスーツ・シャツを着ていても、シワや汚れがあるとだらしない印象を与えてしまいます。着る前によく確認しておきましょう。靴も同様です。傷や汚れの目立たないものを選びましょう。
髪形やメイクは適切か
転職フェアでは、髪形や髪色に決まりはありませんが、清潔感を意識することが大切です。ボサボサとした印象にならないように注意しましょう。
香水・制汗剤等のにおいはきつすぎないか
香水や制汗剤等のにおいにも注意を払いましょう。身だしなみの一環として使用していても、においがきつすぎると逆効果です。においは人によって好き嫌いが分かれるため、ほのかに香る程度が好ましいでしょう。
また、喫煙をされる方はタバコのにおいにも注意が必要です。転職フェアの参加直前には吸わないようにし、当日はマウスウォッシュや消臭スプレー等で事前にケアしておきましょう。
ここまで、転職フェアの身だしなみについて説明しましたが、当日企業と応募を前提とした面談をしたいという方は、面接時の身だしなみについてもチェックしておくと万全です。
転職フェアに参加するときの持ち物や事前準備
- □ 参加票
- □ メモが取れるもの(メモ帳・筆記用具など)
- □ A4用紙が入るクリアファイル・ケース等
- □ エントリーシート
※選考を希望する場合は以下も持参するとよいでしょう。
- □ 履歴書・職務経歴書
- □ スケジュールが確認できるもの
イベントによっては申し込みを確認するための参加票が必要です。忘れずに持参しましょう。また、エントリーシートについても、事前に記入まで済ませておくことをおすすめします。
当日は多くの企業ブースを回るため、メモを取るための筆記用具もあったほうがよいでしょう。もちろん、スマートフォンやタブレット、PCなどのデジタル機器をメモ代わりに使用しても構いませんが「スマートフォンを気にしながら話を聞いている」と採用担当者に誤解されないよう、事前に断りを入れてからメモを取るほうが無難です。
選考を受けたい企業があらかじめ決まっている場合や、自分に合いそうな企業があれば積極的に応募したいと考えている場合などは、その場で手渡しできるように、履歴書と職務経歴書も用意しておくとよいでしょう。
以下の記事で履歴書と職務経歴書の書き方をそれぞれ解説しています。書類の作成方法が分からない方は参考にしてください。
また、履歴書・職務経歴書を持参するときのマナーを詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
あわせて、面接の日程調整をスムーズに行えるよう、スケジュールが確認できるものも用意しておきましょう。
なお、現職の名刺は不要です。転職フェアは会社対会社の場ではないため、名刺は受け取るだけで問題ありません。
オンラインでの転職フェアに参加する場合の事前準備
オンラインでの転職フェアは基本的に持ち物不要なので、気軽に参加できます。dodaの場合、オンラインで開催する転職フェアでは、事前にエントリーシートを作成してから参加する形なので、前日や当日になって悩む心配もありません。ただし、エントリーシートの内容が充実している人の方が企業とより多く面談できている傾向にあります。そのため、特に職務経歴欄については最新のものを分かりやすく記載するよう心掛けてください。
面談前には、カメラとマイクが使える状態か確認しておきましょう。自宅から参加する場合は、採用担当者に見られても問題のないよう、背景に映る範囲を片付けておくことも大切です。自分が画面にどのように映るのか、背景はどの範囲が映るのか、音量はどのくらいかなど、滞りなく面談が行えるよう事前にチェックしておきましょう。
転職フェアとは?
転職フェアとは、業種・職種に関係なく、1つの会場にさまざまな企業が一堂に会する転職希望者のためのイベントです。主に転職サイトが開催しています。各企業ブースでの個別説明会や採用担当者との直接面談だけでなく、転職のためのセミナーやキャリアコンサルタントの国家資格保有者との個別相談なども実施されます。気になる企業の人事や現場担当者と話ができる点や、今まで知らなかった企業・職種と出会える点が魅力です。
最近は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オンライン開催も増えています。全国どこからでも参加でき、気になる企業の採用担当者とオンラインで面談することが可能です。
dodaが実施する3つの転職フェア
転職フェア オンライン |
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転職フェア |
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転職フェア セレクト |
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dodaの転職フェアはすべて参加費無料で、志望動機などの事前準備も不要です(※「転職フェア オンライン」は事前申し込みが必要)。選考には直接関係のないカジュアルな面談で各企業の採用担当者や現場担当者から生の声を聞けるため、ネット情報や求人票には載っていない「リアルな情報」がわかります。イベントによって異なりますが、一度で数十社もの企業が集まるので、自分の可能性を広げるきっかけにもなるでしょう。
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転職フェアの回り方・活用方法
前提として、転職フェアは面接ではないので活用方法は自由です。ただ、せっかく参加するのであれば「転職フェアを活用し尽くしたい」と考える人もいるでしょう。そういった方に向けて、ここでは最低限押さえておきたい転職フェアの回り方や活用方法を、オフライン開催とオンライン開催に分けてお伝えします。
オフラインの転職フェアの活用方法
転職フェアの企業ブースを効率的に回ろう
転職フェアをより効率的に回るのであれば、開催前日までに出展企業をチェックして、話を聞きたい企業をピックアップしておくとよいでしょう。出展予定の企業は転職フェアの告知用ページに掲載されていることが多いため、一度目を通しておくことをおすすめします。また、企業によっては説明会を時間制で開催している場合も。気になる会社があれば、早めに訪問できるようにスケジュールを組み立てておくとよいでしょう。
転職フェア内で開催するセミナーを活用しよう
多くの転職フェアでは企業ブースのほか、転職ノウハウに関するセミナーや、著名人の登壇イベントなどが実施されます。転職や今後のキャリア形成に役立つ話をいろいろ聞くことができるので、興味があればぜひ参加してみましょう。人気のセミナーでは、当日整理券が配られることもあります。セミナーの開始時間や参加方法については、転職フェアの告知用ページに載っていることが多いので、事前にチェックしておきましょう。
キャリアコンサルタントの相談コーナーを活用しよう
転職フェアでは、キャリアコンサルタント資格保有者によるキャリア相談ブースが設置されることもあります。1対1で相談ができる貴重な機会なので、なにか聞いてみたいことがあればぜひ利用してみましょう。
相談内容としては、自分に向いている仕事の選び方や面接時のアドバイス、応募書類の書き方など、転職に関することであれば大丈夫です。相談コーナーは混みあうこともあるので、気になる人は早めに訪問しておくことをおすすめします。また転職フェアによっては、当日予約制で相談を受け付けている場合もあるので、あらかじめ転職フェアの告知用ページで確認しておきましょう。
会社説明資料をもらって、企業研究に活かそう
転職フェアでは、出展企業の会社概要や採用情報をまとめてチェックできる「資料コーナー」が設置されているところもあります。当日ブースを訪問するきっかけになるだけでなく企業研究にも役立つので、気になる企業の会社説明資料やパンフレットはもらって帰りましょう。また、フェアによっては、資料コーナーで企業の担当者と参加者が交流できる場合もあります。見かけたらぜひ足を運んでみましょう。
参加証明書は忘れずにもらっておこう
転職フェアに参加して失業保険を受給するための求職活動実績を作りたい場合は、参加証明書を忘れずにもらっておきましょう。参加証明書は会場に準備されていることが多いですが、事前に発行手続きが必要な場合もあります。あらかじめホームページを見たり会場のスタッフに聞いたりして、参加証明書の受け取り場所や受け取り方法について確認しておくとよいでしょう。
オンラインでの転職フェアの活用方法
気になる企業があれば、まずは面談に参加してみよう
オンラインの転職フェアでは、エントリーから面談の日程調整、企業担当者との面談までのすべてをオンラインで完結させることができます。オフラインの転職フェアと異なり、会場に直接足を運ぶ必要がないため、より効率的といえるでしょう。
とはいえ「オンラインで企業担当者と話す」というシチュエーションは、参加しづらさを感じるかもしれません。しかし、オンラインであっても、転職フェアの面談は、参加者がその企業に応募するかどうかを判断するための「情報収集」の場であることは変わりません。失礼のない範囲であれば、気になることを質問しても大丈夫です。オンラインでたくさんの企業から“直接情報収集できる”というメリットを生かして、気になる企業があれば、気軽に面談を申し込んでみるとよいでしょう。
オンラインの転職フェアも参加証明書の発行が可能! 必要なら依頼しよう
dodaのオンライン転職フェアもオフライン同様、求職活動実績になります。エントリーして企業と面談することで参加証明書を発行することが可能です。詳しくは転職フェアにエントリー後、マイページの案内をご確認ください。
転職フェアの面談で企業側に好印象を与える4つのポイント
ここでは、転職フェアで企業と面談する際、採用担当者に好印象を与えるポイントをご紹介します。採用担当者は身だしなみ以外にどこを見ているのか、事前に把握しておきましょう。
押さえておきたいのは、以下の4つのポイントです。
- ① 背筋を伸ばす
- ② 明るい表情で相手の目を見る
- ③ はきはきと聞き取りやすい声で話す
- ④ 参加企業を確認しておく
① 背筋を伸ばす
姿勢は第一印象に大きく関わるポイントです。企業の採用担当者と話す際は、まず姿勢を意識しましょう。背中が丸まっていると、自信がないように見えてしまいます。
丹田(たんでん)というおへその下の辺りに力を入れると、自然と上半身が引きあがるため、普段から意識しておくといいでしょう。
② 明るい表情で相手の目を見る
自然な明るい笑顔は相手にも気持ちの良い印象を与えます。企業の採用担当者と話す際は、明るく自然な笑顔を心がけましょう。こちらから話しかける際は、軽く口角をあげた笑顔で接するとよいでしょう。
また、表情だけでなく目線にも気を配りましょう。会話時に相手の目を見るのは基本ですが、あまりに見つめ過ぎていると圧迫感を与える恐れがあります。時おり目線を外すことも大切です。
オンラインの場合は、画面を見ていると目線が下がりがちになります。話す際は意識的にカメラをしっかり見るようにしましょう。
③ はきはきと聞き取りやすい声で話す
こちらから話す際は、声に対しても意識できるとよりよいでしょう。
オフラインでの転職フェアの場合、マスクを着けて参加する場合が多いため、どうしても声が聞き取りにくくなってしまいます。また最近はオンラインの転職フェアも多く、声が第一印象に与える影響はより増しています。
だからといって、必要以上に大きな声を出す必要はありません。特にオフラインでの転職フェアの場合、感染症対策も考慮して、声のボリュームよりも“聞き取りやすい話し方”を意識したほうがよいでしょう。
もごもごと話していると聞き取りにくいだけでなく、自信がないような印象を与えてしまうため、語尾まではっきりと話すことが大切です。また、緊張するとつい早口になってしまいがちなので、普段よりも気持ちゆっくり話すことを心がけましょう。
オンラインの場合、ネット環境によってタイムラグが生じたり相手の声が聞き取りづらくなったりすることがあります。オフラインよりもさらにはっきりゆっくり話すことを意識しましょう。
④ 参加企業を確認しておく
転職フェアにはさまざまな企業が集まるため、時間内に、気になる企業の話をすべて聞ききれないことも。そうならないよう、当日の参加企業を事前に確認し、特に話を聞きたい企業をピックアップしておくとよいでしょう。
さらに、採用担当者に聞いておきたい内容などを準備しておけば、熱意や誠実さが伝わりやすくなります。
好印象を与える身だしなみで転職フェアを活用しましょう
転職フェアには、業種・職種に関係なくさまざまな企業が集まるため、思わぬチャンスに巡り合える可能性があります。せっかくのチャンスを逃さないためにも、当日の身だしなみにも気を配りましょう。転職フェアもビジネスシーンのひとつであるため、自分の好みではなく、相手が好感を持てる身だしなみを最優先に心がけましょう。
もし転職イベントや転職フェアをお探しであれば、本記事で紹介したdodaの転職フェアがおすすめです。参加費無料で志望動機も不要、オンラインにも対応しているため、この機会にぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
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この記事の監修
パーソルキャリア株式会社
【経歴】
新卒で銀行に入行し、経営コンサルティングの業務に従事。その後、パーソルキャリア株式会社に入社。リクルーティングコンサルタント(求人広告の法人営業)として、主に国内大手機電メーカーの採用支援業務に従事したのち、doda転職フェアの企画運営の担当者へキャリアチェンジ。2年間doda転職フェア オンラインの立ち上げや集客業務に携わり、現在はdodaの販売戦略を企画する業務を担う。
【みなさまに一言】
転職活動は新卒の就活と違い、一緒に進める仲間がいないため不安になりがちです。自分が納得できる転職を成功させるには情報収集と転職でかなえたいことを見つけるのが重要。ぜひdodaを使い倒してください!