履歴書を手渡しするときも封筒は必要?
履歴書を持参するときのマナー
監修者:松永 玲湖
米国CCE,Inc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー
この記事で分かること
- 履歴書を手渡しする場合も封筒が必要な理由
- 履歴書を入れる封筒の正しい書き方
- 封筒を提出するときのマナー
1.履歴書は汚れや破損を防ぐため封筒に入れて持参する
履歴書を手渡しする場合も、クリアファイルに挟んだ上で、封筒に入れて持参しましょう。持参する過程で端が折れたり、シワになったり、汚れたりするのを防ぐためです。折れていたり、汚れたりしている履歴書は、悪印象を与えてしまうことは言うまでもありません。ただし、履歴書はすぐ取り出されることが想定されるので、封をする必要はありません。
また、封筒を守る工夫も必要。封筒は履歴書の汚れや破損を防ぐためのものなので、封筒自体が折れたり曲がったりしては意味がありません。封筒はできるだけ上質で厚い紙のものを選ぶ、封筒が余裕を持って入る大きさのカバンを用意するなどの工夫をしましょう。雨の場合は、ビニールなどを使って封筒が濡れないよう対策をしてください。
2.履歴書を持参するときの正しい封筒の書き方(サンプル)
手渡しの場合は、封筒に宛先を記入する必要はありません。郵送などと違って他者を介さず、当事者同士で直接やりとりするからです。「どこ宛の書類か」というのは、渡す応募者も受け取る企業側も分かり切っていることなので、あえて封筒に書いて示す必要はありません。
ただし、それ以外は郵送の場合と同じように書く必要があります。封筒の表面には、左下に「履歴書在中」と書いてください。赤色のペンで記入し、文字の周りを長方形で囲みましょう。封筒の裏面には、左下に自分の郵便番号、住所、氏名を書いてください。宛先は不要ですが、「誰の応募書類なのか」ということは企業側に示す必要があります。
▽履歴書を持参するときの正しい封筒の書き方(サンプル)
3.【シチュエーション別】履歴書を手渡しするときのマナー
履歴書を手渡しする際に大切なのは、相手の状況を考慮した上、ていねいに渡すこと。正しい渡し方やマナーを理解しておけば、マイナスの印象を与えることはないでしょう。ここでは、シチュエーション別に履歴書を手渡しする際の注意点をご紹介します。
面接官に直接、履歴書を手渡すときは封筒から出す
履歴書を面接官に渡す場合、履歴書が入ったクリアファイルを封筒から出して渡しましょう。封筒に入ったまま渡すと、面接官に履歴書を取り出す手間をかけてしまいます。面接官がすぐに読み始められるよう配慮しましょう。
渡す際は、封筒の上に履歴書の入ったクリアファイルを重ね、「封筒と一緒に」差し出します。この際、面接官が読める方向で書類を渡すのもポイント。
履歴書を渡すタイミングは、面接官から提出を求められたときです。もし持参するよう連絡があったにもかかわらず提出を求められない場合は、面接の最後に面接官に確認しましょう。
また、履歴書を取り出す際慌てないように、面接官より先に面接会場に案内された場合は、カバンから封筒を出して待つことをおすすめします。
▽面接官に直接、履歴書を手渡す場合のマナー
受付で履歴書を手渡すときは封筒に入れたまま
履歴書を面接官以外の人に渡す場合は、中身を出さず封筒のまま渡してください。その場で相手が履歴書を読むわけではないからです。ただし、渡し方は面接官に渡すときと同様、両手で相手が読める方向にして差し出しましょう。
この際、渡す相手は面接官ではないとはいえ、応募先の企業に所属する人。ビジネスパーソンとしての振る舞いをチェックされるケースもあります。気を抜かずていねいな対応を心がけましょう。
▽受付で履歴書を手渡す場合の正しいマナー
4.履歴書を封筒に入れて手渡しする前にチェック!
履歴書をクリアファイルに挟んだ上で封筒に入れている
封筒の表面に「履歴書在中」と赤色のペンで記載し周りを囲んでいる
封筒の裏面に自分の郵便番号、住所、氏名を書いている
5.あわせて読みたい!履歴書の封筒に関するコンテンツ
履歴書を封筒に入れるときに、よくある疑問・質問をQ&A形式でまとめました。「これはどう書けばいいんだっけ?」「どんな入れ方が正しいの?」などと思ったときはチェックしてみてください。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
松永 玲湖
米国CCE,Inc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー
【経歴】
dodaで約12年間キャリアアドバイザーと人材紹介の法人営業に携わり、九州・中部・関東での勤務経験があります。現在は営業職の方を中心に転職支援を行っており、U・Iターン転職など地域をまたいだ転職のサポートもしています。
【メッセージ】
仕事とプライベートは密接に関連しているので、働く場所や働き方など、考えることがたくさんあると思います。また、自分の強みは何か?得意なことは何か?と迷いを感じていらっしゃることもあると思います。そのような悩みや迷いが解決できるような情報を提供させていただきます。
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