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1day選考会とは?
事前準備や選考の流れ、メリット・デメリットを解説

公開日:2023/4/3

1day(1日)選考会への参加を検討しているものの、具体的な内容や対策方法が分からずエントリーに踏み切れないという方は多いのではないでしょうか。この記事では、そんな方に向けて1day選考会に参加するメリットやデメリット、1日の流れなどを解説します。事前に準備しておくべきことも紹介しますので、参加前にぜひ一度ご覧ください。

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1day選考会とは?

文字どおり説明会から最終面接までの選考過程のすべてが1日で行われるイベントです。主に転職希望者に向けた中途採用イベントとして開催されています。
基本的には会社説明の時間がありますが、ITコンサルティング企業など、IT業界を中心に一部の企業では会社説明の時間を設けず、単純に選考だけを行うケースもあります。

1day選考会は最終的な合否結果が出るまでが早いのが特徴です。イベントによっては当日中に選考結果が通知され、その日のうちに内定を獲得することもできます。

一見カジュアルな面談といった印象を受けやすい1day選考会ですが、本番の採用面接です。しっかりと面接の事前準備をして臨みましょう。

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1day選考会を開催する企業の意図

中途採用の場合、一次面接・二次面接と、それぞれ日程を分けて行うのが一般的です。そんな中で、1day選考会を開催するのは、企業にとってさまざまなメリットがあるからです。

具体的には企業にとって2つのメリットが考えられます。1つ目は、選考を1日で完結させることによって、企業側の採用活動の負担を軽減できることです。面接担当者の拘束時間や、面接場所の確保にかかる工数や費用を削減できます。2つ目は、説明会から最終面接までを同じ日程で行うことで、内定承諾率を高められることです。選考期間は短くなるほど、応募者からの内定受諾率も上がる傾向があります。他社からの採用決定が出る前に選考を終えられるので、募集ポジションにマッチした人材を確保しやすいといえるでしょう。

どんな企業が1day選考会を開催している?

1day選考会は、IT企業・コンサルティングファームといった、新しい取り組みに積極的な大企業やベンチャー企業が中心となって開催しています。そのほか、積極的に人材を募集している企業も多く活用。また昨今はオンラインでの1day選考会を開催する企業も増えています。

1day選考会へ参加するメリット

1day選考会は、参加する求職者側にはどのようなメリットがあるのでしょうか? ここでは思わず1day選考会に参加したくなるメリットについて解説します。

選考結果が短時間で出る

通常の選考の場合、面接から合否の結果が分かるまでには、数日から数週間程度かかるのが一般的です。さらに、一次・二次・最終と、面接が複数回行われる場合は、1カ月以上の時間を要することも珍しくありません。

その点、1day選考会はすべての選考が1日で完結し、短時間で、場合によってはその日のうちに選考結果が出る点が最大のメリットといえます。

通常の選考の流れは?転職活動の一般的なスケジュール・流れ

選考にかける時間とコストを抑えられる

働きながら転職活動を行う場合は、時間を捻出するのも容易ではありません。1day選考会はすべての選考が1日で完結するため、選考にかける時間を抑えられます。通常2回面接をする企業が、1回面接にするなど通常選考よりも選考回数を減らしていることもあるため、単純に選考時間を1日に集中するだけでなく、トータルの選考時間を短くできるケースもあります。

加えて、1day選考会は土曜日に開催されることが多いので、在職中の人でも参加しやすいです。
平日は忙しくて選考を受けることができない人も、比較的調整しやすい土曜日に選考を受ける機会があることはメリットと言えるでしょう。

また、選考回数が短縮されることで、説明会や面接のたびに会場や企業オフィスまで足を運ぶための交通費や宿泊費などのコストを抑えることもできます。

企業の採用意欲が高い

1day選考会を開催する企業は、積極的に人材募集を行っていたり、スキルマッチする人材に多く出会いたいと考えていたりするケースが多いです。企業側の採用意欲が高いため、内定を獲得できる可能性も高いといえるでしょう。

キャリアアドバイザーに
1day選考会求人について相談しよう

1day選考会へ参加するデメリット

1day選考会にはさまざまなメリットがある半面、デメリットも存在します。ここでは、参加する前に知っておきたい1day選考会の注意点について解説します。

待ち時間が長い

1day選考会は、当日中に何人もの面接が行われるため、企業にもよりますが待ち時間が発生する場合があります。面接・適性検査・合否、それぞれの選考の間が空くことも多いため、事前にスケジュールを確認しておきましょう。

当日は面接準備にかけられる時間が少ない

通常の選考では、企業との面接に対してしっかりと時間を割いて準備しておくのが定石です。しかし1day選考会では、そのまま面接に入るケースが多いため、事前準備をする時間があまりないでしょう。事前の下調べを徹底しておき、当日の情報をもとに臨機応変に穴埋めしていくような準備方法が求められます。

他企業との選考スピードが合わなくなる

1day選考会は合否がすぐに出るため、他企業との選考スピードが合わなくなる可能性があります。場合によっては、予定していた他企業の選考を受ける前や、他社と比較検討ができない段階で、次の面接や内定を受けるかどうか決める必要があるでしょう。1day選考会を受けるなかで、適宜、その企業に対する自分の志望度を整理していくとよいでしょう。

選考スピードの調整が不安な際は、キャリアアドバイザーに相談しながら進めよう

一般的な1day選考会の1日の流れ

図/一般的な1day選考会の1日の流れ

※企業によっては、会社説明や適性検査など、実施がない場合もあります

基本の1day選考会の流れとしては、まず会場案内や会社説明を行い、その後、面接や適性検査を実施する形があります。1次面接以降は各フローで合否連絡があると考えてよいでしょう。ただし、これはあくまで一般的な流れであって、1day選考会の流れは企業によって進め方が異なります。通常より早く選考が進む一方で、内定承諾の決断を早めに求められるケースもあることを認識しておきましょう。

なお、適性検査については、会場ではなく事前の受検が必要なケースもあります。企業によっては、適性検査のクリアが選考会の参加条件となっていることもあるため、事前に確認しておきましょう。

最終的な合否結果は、当日に出るケースが多いですが、後日知らされるケースもあります。

1day選考会の前に事前準備しておくこと

1day選考会は非常にスピード感があるため、事前準備が欠かせません。ここでは、1day選考会に参加する前に行うべきポイントをご紹介します。

事前の情報収集を徹底する

選考会当日は一日かけてさまざまな選考が行われるため、準備に使える時間は少ないです。待ち時間があるとはいえ、通常の転職活動のように、面接前にじっくりと対策することは基本的にできないでしょう。

そのため、事前にできる限りの情報収集をしておくことが非常に重要です。選考会当日のパフォーマンスは、事前の情報収集によって大きく変わるといっても、過言ではないでしょう。

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しっかり情報収集・面接対策をしよう

適性検査の準備をしておく

選考会当日に適性検査を受ける場合は、その対策も必要です。具体的には、求人情報に適性検査の種類が書いてある場合には、参考書などで対策しておくことがおすすめです。
また、自己分析をしっかりと行いつつ、問題集などを使って基本的な出題形式に対応できるよう準備しておきましょう。

適性検査とは?転職で使われる検査の種類、内容、対策を解説

転職の軸を明確にしておく

企業に関する情報収集だけでなく、転職に対する自分の軸を明確にしておくことも大切です。選考当日の会社説明で知りたい情報を効率的に収集するためには、「どのような業種で、どのような働き方がしたいのか?」という自分の意思を理解しておく必要があります。

転職の軸とは? こだわり条件を整理して優先順位をつけよう

さらに、1day選考会は内定承諾までの時間的な猶予が短いケースも多いです。その場の空気に流されて、衝動的に内定承諾してしまうことを防ぐ意味でも、事前に自己分析を徹底することをおすすめします。

1day選考会当日に気を付けること

事前準備をした上で、1day選考会当日に気を付けるべきことは何でしょうか。選考当日まで気を抜かず、良い結果を得るためのポイントを紹介します。

身だしなみや話し方に気を配る

1日で完結するとはいえ企業の採用選考に変わりはないため、通常の転職活動と同様、身だしなみや話し方には注意が必要です。特に短い期間で選考が進むので、第一印象が結果に大きな影響を与えます。

企業によっては服装自由としている場合もありますが、汚れやシワなどが目立たないよう、身だしなみはしっかりと整えておきましょう。また、話し方や所作にも気を配り、採用担当者からマイナスな印象を持たれないよう、十分に注意を払いましょう。

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待ち時間も気を抜かない

各選考の間の待ち時間も気を抜かないよう注意しましょう。待っている間の態度も、企業の担当者に見られている可能性があります。
態度が悪ければ、当然ながら企業からの印象も悪くなり、選考に不利に働く恐れも。待ち時間も選考の一環として捉え、常に見られているという意識を持っておきましょう。

内定承諾はよく考えてから行う

1day選考会は非常にスピード感のある採用イベントですが、勢いだけで内定承諾をしてしまわないよう注意が必要です。
少しでも悩むところがある場合は、すぐに内定承諾せず、承諾期限までの時間を使って一度しっかりと再検討しましょう。疑問があれば、承諾前のタイミングで質問し、解決しておくことをおすすめします。

企業へのお礼メールは送らなくてもOK

1day選考会後、企業にお礼メールを送らなかったとしても失礼にあたることはありません。
ただ、お礼の気持ちを伝えたい場合や入社意欲をアピールしたい場合には、送っておくとより効果的です。

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1day選考会は事前の情報収集が重要

1day選考会は企業側の採用意欲も高く、転職先を最短で決めたい人にとっては絶好の機会です。とはいえスピード感があるからこそ、事前の情報収集が非常に重要な採用イベントともいえます。短期間で選考が終わる分、1つの発言や所作が大きな意味を持つため、十分に注意して挑みましょう。

なお、1day選考会の開催状況も含めて、最新の転職情報を知りたい方は、「doda」がおすすめです。dodaでは転職に関するさまざまな情報を扱っており、求人情報やイベント情報も満載なので、この機会にぜひご利用ください。

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