Q. 募集要項の条件を満たしていない求人に応募してもいい?
どうしても受けたい会社だけど、自分は募集要項の条件を満たしていません。それでもやっぱりあきらめられないのですが、応募は可能でしょうか?(29歳/女性)
A.興味があるなら応募してよいでしょう。
求人内容からすると募集要件を満たしていないかもしれないと感じる内容でも、興味があれば応募したほうがよいというのが結論です。
募集要項には理想の条件が書かれているケースがよくあります。最終的に採用された人物を見ると、条件から外れていることもよくあるのです。私の印象でいうと、7~8割は条件マッチの人。逆に言えば2~3割は完全マッチしていない人です。そういう実態もあるので、
せっかく興味のある求人なのに、会社が求める理想の条件を満たさないから応募しないというのはもったいない話だといえます。必須条件を満たしていないから無理!とあきらめる必要はないのです。
場合によっては「この募集要項ではあてはまらないけれど、ちょうどあなたのような人向けに求人を出そうとしていた」というような出会いが生まれることがあります。あるいは自社の採用ホームページには掲載していないけれど、人材紹介会社などを通して異なる条件で求人を出しているというのもよくある話です。
また、応募の際は、募集要項を満たしていないことを気にしすぎて、ことさらそこを強調することがないようにしてください。
それよりはどうして志望したのか、その動機や意欲をきちんと伝えるようにしましょう。「私は条件を満たしていないけれど、その代わり、こういう部分で活躍できるし、フォローできます」と主張したほうが、積極性がより前に出て印象もよくなります。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
住永 正
【経歴】
法人営業に従事後、dodaのキャリアアドバイザーとして約10年にわたり1,500人以上の方の転職支援を行ってきました。医療業界に詳しいキャリアアドバイザーとして、業界専門誌「ミクス」Online上での連載「MR減少時代のサバイバル」執筆もしています。
【メッセージ】
職務経歴書を作り、応募して、面接して、内定をもらい、退職交渉をして、入社する。転職活動のプロセスは長らく変わっていないですが、転職市場の状況によって、どのプロセスが大変かが、大きく変わります。今、この時代に即した活動の仕方をお伝えします。